ドロスピレノン

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

ドロスピレノン

適応症状

月経困難症/子宮内膜症に疼痛の改善

簡易説明

ドロスピレノンは国内初の黄体ホルモンとして採用されています。
第4世代の黄体ホルモン薬であり、鎮痛薬では抑えられない月経困難症・子宮内膜症に対する第一選択薬の1つとして取り上げられています。

処方可能な診療科目

婦人科/内科など

健康保険の適応

一部保険適応外

病院で処方してもらう時の費用目安

ドロスピレノンは殆どの場合、女性用の低用量ピルに含有されています。
診察料などの目安  :約2,500円~10,000円
女性用ピル(先発)目安:約6,000円?7,000円/1シート(薬価)
女性用ピル(後発)目安:約1,500円~3,000円/1シート(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

2010年11月発売開始

国内のジェネリック認可

関連製品(新薬)

ヤーズ配合錠【製薬メーカー:バイエル】
ヤーズフレックス配合錠【製薬メーカー:バイエル】

関連製品(ジェネリック)

▼ドロスピレノン+エチニルエストラジオール
ヤスミン/ヤミニLS/ドロスペラなど

効果・作用

ドロスピレノンは第4世代の黄体ホルモン薬となります。
ドロスピレノンが含まれている医薬品は超低用量ピルになります。
超低用量ピルに含まれているのがドレスピレノン(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)になりますが、卵胞を作るために脳内にある視床下部からホルモンが発せられます。
そこからいくつかの段階を踏み、卵巣が刺激され卵胞が成熟していきます。 卵胞が成熟されると卵胞ホルモンが分泌され、卵胞の成熟は停止し排卵を促し次は黄体ホルモンが生成されます。
黄体ホルモンは子宮内膜を増やしたり、着床しやすい環境を整えたりします。 子宮内膜が剥がれ落ちる事を「月経」といいますが、このときに激しい痛みを伴うことを「月経困難症」と呼びます。
少量の卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれている「超低用量ピル」を服用することにより、体内分泌を緩やかにする作用があり排卵を抑え卵巣や子宮を休ませます。
この作用により月経が軽くなり、月経困難症の痛みが緩和されます。

使用方法

ドロスピレノンが含まれている医薬品は超低用量ピルになります。
【28錠の場合】
生理初日から実薬1日1錠を同じ時間に24日間連続で飲みます。その後プラセボ錠1日1錠を同じ時間に4日間連続で飲みます。28日間を周期とします。
※出血が終わっているか終わっていないかに関係なく29日目から新しいシートの服用を始めます。

飲み忘れないように注意して下さい。
万が一飲み忘れてしまったら下記の指示に従って下さい。
▼1日飲み忘れ
気付いた瞬間に飲み忘れた錠剤を飲み、いつもの時間にその日の分の錠剤を飲みます。
▼2日飲み忘れで、忘れたものが14日目までの場合
気付いた瞬間に2錠飲み、翌日また2錠飲みます。次からはまた普通に飲み続けます。
▼2日飲み忘れで、忘れたものが15~24日目までの場合
その日から新しいシートを飲み始めるか、その週の日曜まで今のシートを飲み続け、日曜から新しいシートを飲み始めます。
▼3日以上飲み忘れ
その日から新しいシートを飲み始めるか、その週の日曜まで今のシートを飲み続け、日曜から新しいシートを飲み始めます。

【フレックス配合錠の場合】
生理初日から実薬1日1錠を、同じ時間にに毎日服用して下さい。 服用開始から24日間は出血の有無にかかわらず服用します。
服用25日目以降、連続3日間の出血があった場合は、その翌日から4日間休薬します。 120日間連続して服用した後は、4日間休薬します。
4日間の休薬期間が終わったら、その翌日から服用を再開します。

飲み忘れに気づいたときは、すぐに飲み忘れていた分の1錠を服用し、当日の1錠もいつもの時間に服用してください。
2日以上服用し忘れた場合は、気づいた時点で前日分の1錠を服用し、当日の1錠をいつもの時間に服用し、その後は当初のスケジュールどおりに服用を続けてください。

副作用

頭痛/胸痛/息切れ/腹痛/お腹のふくらみ/動悸/めまい/むくみなど

服用開始からホルモン環境が一時的に変化すると見られるものとなります。
2~3ヶ月ほど経過し身体が慣れてくると、次第に軽減してきます。
ドロスピレノンには、副作用が起こる可能性があります。
ドロスピレノンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■ドロスピレノン副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼血栓症
手足とくにふくらはぎの痛み・はれ・むくみ・しびれ、突然の息切れ・息苦しい、深呼吸で胸が痛い、急に視力が落ちる、視野が欠ける、目が痛む、頭痛、片側のまひ、うまく話せない、意識が薄れるなど

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■ドロスピレノンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ヤーズ配合錠の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ヤーズ配合錠の添加物
・乳糖水和物
・トウモロコシデンプン
・ステアリン酸マグネシウム
・ヒプロメロース
・タルク
・酸化チタン
・三二酸化鉄
・結晶セルロース

【使用に注意が必要な方】
・子宮筋腫のある方
・40歳以上の方
・乳癌の既往歴のある方
・乳癌の家族歴又は乳房に結節のある方
・喫煙者の方
・肥満の方
・血栓症の家族歴を持つ方
・前兆を伴わない片頭痛の方
・心臓弁膜症の方
・軽度の高血圧の方
・耐糖能の低下している方
・ポルフィリン症の方
・肝障害のある方
・心疾患又はその既往歴のある方
・腎障害のある方
・てんかんの方
・テタニーのある方

【使用が出来ない方】
・エストロゲン依存性悪性腫瘍、子宮頸癌及びその疑いのある方
・診断の確定していない異常性器出血のある方
・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある方
・35歳以上で1日15本以上の喫煙者の方
・前兆(閃輝暗点,星型閃光等)を伴う片頭痛の方
・肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の方
・亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の方
・血管病変を伴う糖尿病の方
・血栓性素因のある方
・抗リン脂質抗体症候群の方
・手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の方
・重篤な肝障害のある方
・肝腫瘍のある方
・脂質代謝異常のある方
・高血圧のある方
・耳硬化症の方
・妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある方
・妊婦又は妊娠している可能性のある方
・授乳中の方
・骨成長が終了していない可能性がある方
・重篤な腎障害又は急性腎不全のある方
・オムビタスビル水和物、パリタプレビル水和物、リトナビル配合剤を投与中の方

上記にあてはまる方は、ドロスピレノンを使用する事が出来ない可能性があります。
デソゲストレルを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤

【併用注意薬】
副腎皮質ホルモン剤/プレドニゾロン/三環系抗うつ剤/イミプラミン/セレギリン塩酸塩/シクロスポリン/オメプラゾール/テオフィリン/チザニジン塩酸塩/ボリコナゾール/リファンピシン類/バルビツール酸誘導体/フェノバルビタール/ヒダントイン系抗てんかん剤/フェニトインナトリウム/カルバマゼピン/ボセンタン/モダフィニル/トピラマート/テトラサイクリン系抗生物質/ペニシリン系抗生物質/アンピシリン水和物/塩酸テルビナフィン/Gn-RH誘導体/酢酸ブセレリン/血糖降下剤/インスリン製剤/スルホニルウレア系薬剤/スルホンアミド系薬剤/ビグアナイド系製剤/テラプレビル/HIVプロテアーゼ阻害剤/メシル酸ネルフィナビル/リトナビル/ダルナビル/ロピナビル・リトナビル配合剤/非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤/ネビラピン/ホスアンプレナビル/アタザナビル/インジナビル/エトラビリン/フルコナゾール/アセトアミノフェン/ラモトリギン/モルヒネ/サリチル酸/カリウム製剤/塩化カリウム製剤/グルコン酸カリウム/ACE阻害剤/カプトプリル/エナラプリル/アンジオテンシン2受容体拮抗剤/ロサルタンカリウム/カンデサルタンシレキセチル/カリウム保持性利尿剤/スピロノラクトン/トリアムテレン/カンレノ酸カリウム/非ステロイド系抗炎症剤/インドメタシン製剤

【組み合わせが注意な食品】
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

ドロスピレノンに関する
よくある質問
ヤーズは乳がんのリスクが上がると聞いたのですが本当ですか?

長年服用した場合、若干上がる可能性がある程度です。

ヤーズと抗生物質のクラビットの併用は大丈夫ですか?

クラビットでしたら併用は問題ありません。 ペニシリン系、テトラサイクリン系の抗生物質は併用禁止となっています。

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