ゲストデン

成分名

ゲストデン

適応症状

避妊/月経困難症

簡易説明

ゲストデンは第三世代の黄体ホルモンの一種になります。
男性ホルモンの作用を抑え、性ホルモン結合蛋白の上昇、悪玉コレステロールを上げることなく善玉コレステロールを上昇させるという特徴を持っています。

処方可能な診療科目

処方可能な診療科目はありません。
(日本未承認のため)

健康保険の適応

病院で処方してもらう時の費用目安

厚生労働省による認可、または発売年月日

国内のジェネリック認可

関連製品(先発薬)

メリアン21錠・28錠【製薬メーカー:バイエル社】
※日本国内では未承認

関連製品(ジェネリック)

リンディネッテなど

効果・作用

ゲストデンは第3世代の黄体ホルモン薬となります。
ゲストデンが含まれている医薬品は超低用量ピルになります。 超低用量ピルに含まれているのがゲストデン(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)になりますが、卵胞を作るために脳内にある視床下部からホルモンが発せられます。
そこからいくつかの段階を踏み、卵巣が刺激され卵胞が成熟していきます。 卵胞が成熟されると卵胞ホルモンが分泌され、卵胞の成熟は停止し排卵を促し次は黄体ホルモンが生成されます。
黄体ホルモンは子宮内膜を増やしたり、着床しやすい環境を整えたりします。 子宮内膜が剥がれ落ちる事を「月経」といいますが、このときに激しい痛みを伴うことを「月経困難症」と呼びます。
少量の卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれている「超低用量ピル」を服用することにより、体内分泌を緩やかにする作用があり排卵を抑え卵巣や子宮を休ませます。
この作用により月経が軽くなり、月経困難症の痛みが緩和されます。

使用方法
副作用

・不正出血
・むくみ
・吐き気
・お腹の膨らみ
・倦怠感など

服用開始からホルモン環境が一時的に変化すると見られるものとなります。
2~3ヶ月ほど経過し身体が慣れてくると、次第に軽減してきます。
ゲストデンには、副作用が起こる可能性があります。
ゲストデンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■ゲストデン副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼血栓症
手足とくにふくらはぎの痛み・はれ・むくみ・しびれ、突然の息切れ・息苦しい、深呼吸で胸が痛い、急に視力が落ちる、視野が欠ける、目が痛む、頭痛、片側のまひ、うまく話せない、意識が薄れるなど

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【メリアン21錠・28錠の場合】
・本剤に対してアレルギーのある方
・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害またはその既往がある方
・血栓性素因のある方
・手術前後、産後4週間以内の女性
・35歳以上で、1日15本以上喫煙する方
・脂質代謝異常(高脂血症)、軽度ではない高血圧の方
・妊娠中、授乳中の方など

上記にあてはまる方は、ゲストデンを使用する事が出来ない可能性があります。
ゲストデンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
オムビタスピル水和物・パリタプレピル水和物・リトナピル配合剤

【併用注意薬】
副腎皮質ホルモン/三環系抗うつ剤/セレギリン塩酸塩/テトラサイクリン系抗生物質/ペニシリン系抗生物質/血糖降下剤/HIVプロテアーゼ阻害薬/非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤/ラモトリギンなど

【組み合わせが注意な食品】
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
ピルの服用で血栓ができやすくなるのですか?

血液が固まりやすくなるため、血栓ができやすくなります。40才以上で喫煙をしているとそのリスクも高まります。

低用量ピルの服用を忘れてしまった場合、どうすればよいですか?

服用時間が36時間以上空いてしまった場合、避妊効果が低下しますので、避妊の際はコンドーム等の避妊具を使用してください。

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医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。