エチニルエストラジオール

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

エチニルエストラジオール

適応症状

低用量ピル

簡易説明

エチニルエストラジオールは女性の黄体・卵胞ホルモン剤、エストロゲンの1つです。
腫瘍(細胞が繁殖してできるコブのようなもの。良性と悪性が有り)を治療するお薬です。
不足している女性ホルモンを補充し、ホルモンバランスを整えてくれる作用があります。
また、エストロゲンにはアンドロゲンという男性ホルモンの働きを抑える作用もあり、アンドロゲンによって増殖が促進される前立腺がんに用いられます。

処方可能な診療科目

産婦人科/性病科/内科/皮膚科など
※上記科目をクリック頂くと、科目のあるお近くの病院をお探し出来ます。

健康保険の適応

健康保険適応の場合と適用外の場合があります。
予め医療機関にご確認下さい。

病院で処方してもらう時の費用目安

全額自己負担の為、病院によって差が有ります。
薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要が必要となります。
エチニルエストラジオールは殆どの場合、女性用の低用量ピルに含有されています。
血液検査などの目安:約3,000円~4,000円
女性用ピル(先発)目安:4,000円~7,000円/1シート
女性用ピル(後発)目安:1,500円~3,000円/1シート
薬の種類や、保険の有無によっては料金が前後致しますので、予め病院へお問い合わせ下さい。

厚生労働省による認可

認可有り

国内のジェネリック認可

ジェネリック有り

関連製品(新薬)

ルナベル配合錠LD【製薬メーカー:ノーベルファーマ】
プラノバール配合錠【製薬メーカー:あすか製薬】
ヤーズ配合錠【製薬メーカー:バイエル薬品】

関連製品(ジェネリック)

▼エチニルエストラジオールのみ
エブラ/エチニルエストラジオール/リノラルなど

▼エチニルエストラジオール+ゲストデン
メリアンなど

▼エチニルエストラジオール+ドロスピレノン
ヤーズ/ヤスミンなど

▼エチニルエストラジオール+レボノルゲストレル
トリキュラー/オブラル-Lなど

▼エチニルエストラジオール+デソゲストレル
マーベロン/マーシロン/セラゼッタなど

▼エチニルエストラジオール+酢酸シプロテロン
ダイアン35/ジネット35など

▼有効成分:レボノルゲストレル
アイピル/ノルレボ/ポスティノール/ノルパックなど

効果・作用

エチニルエストラジオールは、女性ホルモンのバランスの乱れや女性ホルモン不足が原因で起こるさまざまな症状を改善する合成卵胞ホルモン剤です。
主に腫瘍や、更年期障害、月経不順や無月経、生理痛の改善、不妊症、前立腺がんの治療などに用います。
また、エチニルエストラジオールは女性ホルモン剤の代表的なお薬で、避妊薬のピルのにも使用されている成分です。
エストロゲン(卵胞ホルモン)の減少が更年期障害の原因になるため、定期的に補充することで更年期障害の症状を改善してくれます。
また、男性の場合は前立腺がんの緩和治療に使われます。
他にも、性同一性障害(MTF)の人が服用することで、女性らしい身体つきになり、胸が大きくなるため、使用しているケースも多いです。

▼エストロゲンとは?
女性ホルモンは大きく分けると「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2種類にわけられます。
卵胞ホルモンは、女性の体を作るのに必要なホルモンです。
黄体ホルモンは妊娠や出産に関わるからだづくりに必要なホルモンです。
エストロゲンとは、ステロイドホルモンの一種です。
一般に卵胞ホルモン、エストロジェンとも呼ばれています。
「エストロン」「エストリオール」「エストラジオール」からなる、女性ホルモンということです。
その中でも「エストラジオール」は一番強い活性を持っています。
エストロンの約2倍、エストリオールの約10倍の活性を持っていると言われています。

▼更年期障害はどんな症状?
更年期障害はエストロゲンと密接な関係があるのです。
エストロゲンの分泌量は20~30代半ばをピークとし、それ以降は徐々に減少します。
これにより、40代半ばを迎える女性の身体には様々な変化がおこります。
それが更年期障害と呼ばれるものです。
更年期障害は、閉経前後にエストロゲンの分泌量が急激に低下すると、脳はエストロゲンを分泌させようと卵巣に命令します。
しかし身体は、卵巣がエストロゲンを生産しづらくなっているので、脳とホルモンのコミュニケーションがうまくいかない事が原因と言われています。

体に起こる症状:顔の火照り/のぼせ/胸の痛み/動悸/肩こり/腰痛/手足のしびれ/立ちくらみ/めまい/生理不順/不正出血など。

心に起こる症状:イライラ/不安感/不眠症など

ただし、症状程度に関しては人それぞれなので、あまり感じない人もいれば、日常生活に支障をきたすような重篤な症状に苦しむ人もいるのです。

使用方法

▼低用量ピルの場合
21錠の場合:生理初日から1日1錠を同じ時間に21日間連続で飲みます。その後7日間は休薬します。28日間を周期とします。※出血が終わっているか終わっていないかに関係なく29日目から新しいシートの服用を始めます。
28錠の場合:生理初日から実薬1日1錠を同じ時間に21日間連続で飲みます。その後プレセボ錠1日1錠を同じ時間に7日間連続で飲みます。28日間を周期とします。※出血が終わっているか終わっていないかに関係なく29日目から新しいシートの服用を始めます。

▼その他医薬品の場合
エチニルエストラジオール単体の錠剤の場合、治療科目によって服用方法が異なります。
医師の判断に従いましょう。

副作用

医薬品には全てにおいて、副作用が起こる可能性があります。
エチニルエストラジオールを使用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
また、医師や薬剤師に指示された、用法・用量を守っていれば安全に使用出来るお薬です。
副作用が気になるようでしたら、医師に相談し使用量を調整する事でも改善が可能です。

■エチニルエストラジオールの主な副作用
浮腫/不正出血/頭痛/乳房緊満感/悪心など

副作用に関しては、服用期間が進むにつれ、だんだんと減少されると報告されております。
服用から1ヶ月:全体の38.7%が何かしらの副作用が発症
服用から6ヶ月:全体の12.7%が何かしらの副作用が発症
服用から12ヶ月:全体の8.7%が何かしらの副作用が発症

■エチニルエストラジオールの重篤な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。

▼血栓症(頻度不明)
四肢血栓症/肺血栓症/心血栓症/脳血栓症/網膜血栓症などが現れることがあります。
服用後は十分に観察し、下肢の急激な疼痛・下肢の急激な腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、構語障害、急性視力障害等の症状が現れることがあります。

▼心不全、狭心症(頻度不明)
心不全、狭心症が現れることが極稀にあるので、その場合には投薬の減量や休薬などしましょう。

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

■エチニルエストラジオールの起こりうる副作用
悪心/乳房緊満感/頭痛/嘔吐/下腹部痛/乳房痛/過敏症/発疹/肝機能異常/浮腫/体重増加/不正性器出血/子宮破綻出血/子宮点状出血/帯下増加/カンジダ膣炎/血圧上昇/下痢/腹痛/口内炎/食欲不振/眩暈/片頭痛/神経過敏/眠気/抑うつ/ざ瘡/湿疹/褐色斑/腰痛/肩こり/倦怠感/性欲減退/総コレステロール上昇/トリグリセリド上昇/黄疸/皮膚色素沈着/息切れ/視力障害/蕁麻疹/網膜血流障害/動悸/口渇/便秘/食欲亢進/鼻出血/疲労/しびれなど

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

女性が服用する場合には、服用前に血液検査や、病歴、家族素因等の問診、乳房検診並びに婦人科検診を行い、投与開始後は定期的に検診を通うことを推奨致します。

【使用禁忌】
■エストロゲン依存性悪性腫瘍及びその疑いのある方(治療の目的で投与する場合を除く)
■未治療の子宮内膜増殖症のある方
■血栓性静脈炎、肺塞栓症又はその既往歴のある方
■オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤投与中の方

【慎重投与】
■肝障害のある方
代謝能が低下し、肝臓への負担が増加するので、症状が増悪する恐れがあります。

■子宮筋腫/子宮内膜症のある方
子宮筋腫の発育を促進、症状が増悪する恐れがあります。

■心疾患、腎疾患又はその既往歴のある方
症状が増悪する恐れがあります。

■てんかんの方
症状が増悪する恐れがあります。

■糖尿病
耐糖能が低下することがあるので、医師の判断の元、調節しながら服用して下さい。

併用禁忌薬

▼併用禁忌
オムビタスビル水和物/パリタプレビル水和物/リトナビル配合剤(ヴィキラックス)
上記投与後から約2週間後からエチニルエストラジオールの服用が行えます。

▼併用注意
副腎皮質ホルモン剤/プレドニゾロン/三環系抗うつ剤/イミプラミン/セレギリン塩酸塩/シクロスポリン/テオフィリン/オメプラゾール/リファンピシン類/バルビツール酸誘導体/フェノバルビタール/ヒダントイン系抗てんかん剤/フェニトインナトリウム/カルバマゼピン/ボセンタン/モダフィニル/トピラマート/テトラサイクリン系抗生物質/ペニシリン系抗生物質/アンピシリン水和物/塩酸テルビナフィン/Gn-RH誘導体/酢酸ブセレリン/血糖降下剤/インスリン製剤/スルホニルウレア系薬剤/スルホンアミド系薬剤/ビグアナイド系製剤/ラモトリギン/モルヒネ/サリチル酸/アセトアミノフェン/テラプレビル/HIVプロテアーゼ阻害剤/メシル酸ネルフィナビル/リトナビル/ダルナビル/ロピナビル・リトナビル配合剤/非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤/ネビラピン/ホスアンプレナビル/アタザナビル/インジナビル/エトラビリン/フルコナゾール/ボリコナゾールなど

現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

エチニルエストラジオールに関する
よくある質問
低用量ピルは太ると聞きましたが本当ですか?

副作用は個人差がありますので、吐き気やまれに体重増加も見受けられます。 一番怖い副作用は血栓症になります。

低用量ピルと中容量ピルの違いは何ですか?

含まれているホルモン量の違いになります。
中容量ピルは強力にホルモンのコントロールができます。
低用量ピルの方がリスクが少ないので一般的に病院などで処方される場合は、低用量ピルが多いです。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。