酢酸シプロテロン

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問 実際に使用された方の口コミ

成分名

酢酸シプロテロン

適応症状

思春期早発症/避妊/月経困難症/重度の多毛症/重度のアンドロゲン依存性脱毛症/重度のざ瘡および脂漏症/去勢された前立腺癌患者

簡易説明

酢酸シプロテロンはヒドロキシプロゲステロンに属する合成黄体ホルモンの一種になります。
男性ホルモンを抑制する効果が特に強いため抗男性ホルモン剤に分類されています。
男性ホルモンの生産を抑える作用、生産された分の働きを抑える作用の二つの働きを兼ね備えています。

処方可能な診療科目

婦人科/内科

健康保険の適応

一部健康保険適応外

病院で処方してもらう時の費用目安

日本未承認のため病院によって費用が異なります。

厚生労働省による認可、または発売年月日

国内のジェネリック認可

関連製品(新薬)

ダイアン35(低用量ピル)【製薬メーカー:バイエル社】
アンドロキュア【製薬メーカー:バイエル社】

関連製品(ジェネリック)

▼酢酸シプロテロン+エチニルエストラジオール
ジネット35(低用量ピル)
▼酢酸シプロテロン+サイプロトロン酢酸塩
シテロン/プロクール

効果・作用

酢酸シプロテロンは細胞における男性ホルモンの作用を抑制する抗アンドロゲン薬になります。
酢酸シプロテロンはアンドロゲン受容体に結合する事によって、男性ホルモンの種類であるテストステロン、ジヒドロテストロンの作用を遮断する作用があります。
また黄体ホルモンを抑制することにより、男性ホルモンのテストステロンの分泌を抑制する効果もあるとされています。
男性ホルモンを抑制する作用が特に強い酢酸シプロテロンは、男性ホルモンが原因でおきてしまう前立腺がんの治療・前立腺肥大症・持続性勃起症・性行動亢進などの治療にも用いられています。
女性の場合は、酢酸シプロテロンは低用量ピルにも含まれているのでニキビ治療や多毛症でお悩みの方にも役立てられています。
また性同一性障害を抱えている男性から女性化への治療にも認知されています。

使用方法

酢酸シプロテロンが含まれている有名な医薬品は低用量ピルになります。
【ダイアン35 21錠の場合】
生理初日から1日1錠を同じ時間に21日間連続で飲みます。その後7日間は休薬します。28日間を周期とします。
※出血が終わっているか終わっていないかに関係なく29日目から新しいシートの服用を始めます。

飲み忘れないように注意して下さい。
万が一、飲み忘れた場合は翌日までに気付いたならただちに飲み忘れた錠剤を服用し、その日の錠剤も通常通りに服用をして下さい。
2日以上連続して飲み忘れがあった場合は服用を中止して、次の月経を待って服用を再開して下さい。
避妊目的で低用量ピルを服用している方は、飲み忘れにより妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の方法で避妊を行って下さい。

副作用

■酢酸シプロテロンよくある副作用
お腹の痛み、膨らみ/倦怠感/嘔吐/むくみ/下痢/便秘/不正出血など

服用開始からホルモン環境が一時的に変化すると見られるものとなります。
2~3ヶ月ほど経過し身体が慣れてくると、次第に軽減してきます。
酢酸シプロテロンには、副作用が起こる可能性があります。
酢酸シプロテロンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■酢酸シプロテロン副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼血栓症
手足とくにふくらはぎの痛み/はれ/むくみ/しびれ/突然の息切れ/息苦しい/深呼吸で胸が痛い/急に視力が落ちる/視野が欠ける/目が痛む/頭痛/片側のまひ/うまく話せない/意識が薄れるなど

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【使用に注意が必要な方】
・成分にアレルギーがある方
・40歳以上の方
・子宮筋腫のある方
・乳癌の既往歴のある方
・乳癌の家族歴又は乳房に結節のある方
・喫煙者
・肥満の方
・血栓症の家族歴を持つ方
・前兆を伴わない片頭痛持ちの方
・心臓弁膜症の方
・軽度の高血圧の方
・耐糖能の低下している方
・ポルフィリン症の方
・肝障害のある方
・心疾患、腎疾患又はその既往歴のある方
・てんかんの方
・テタニーのある方

【使用ができない方】
・35歳で1日15本以上を吸う喫煙者の方
・閉経後の女性の方
・子宮全摘術を行った方
・妊婦の方
・妊娠中、変質を伴う耳硬化症に罹患している方
・妊娠ヘルペスの方
・妊娠前兆の掻痒感がある方
・授乳着の方
・肝炎や肝腫瘍など肝臓病の方
・黄疸の方
・デュビンジョンソン症候群の方
・ローター症候群の方
・下肢静脈や肺静脈の血栓塞栓症になりやすい危険のある凝固能異常の方
・心臓病の方
・鎌状赤血球貧血症の方
・血管病変を伴う重度の糖尿病方

上記にあてはまる方は、酢酸シプロテロンを使用する事が出来ない可能性があります。
フェノキシメチルペニシリンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
ヴィキラックス

【併用注意薬】
グリタゾン/リファンピシン/フェニトイン/ケトコナゾール/イトラコナゾール/クロトリマゾール/リトナビル/スタチンなど

【組み合わせが注意な食品】
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

酢酸シプロテロンに関する
よくある質問
避妊のためヤーズを飲んでいますが、肌荒れが酷いのでヤーズからダイアンへの変更を考えています。大丈夫でしょうか?
ヤーズからダイアン35に変更しても避妊効果は続きます。
変更するようであれば、今のシート終了後、新しく飲み始める前に変更するようにしましょう。
ダイアン35を服用すると太ると聞きます。実際はどうなのでしょうか?
臨床試験のデータからみると、低用量ピルを使用している人とそうでない人を比べた結果、大差はないというデータがあります。
ただ、ピルに含まれるエストロゲンが体内のナトリウム量を増加させる効果があるため、過剰なむくみが起こってしまい、太ったと感じることがあるかもしれません。
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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。