スタノゾロール

成分名

スタノゾロール

適応症状

蛋白同化ステロイド薬

簡易説明

スタノゾロールは、経口のたんぱく同化薬です。
スタノゾロールは、肝臓、各組織に、生体内のタンパク合成を促進させます。
タンパク質の合成で筋肉を増やし、ケガ、ヤケドなどによる体力の消耗を改善します。
骨髄の機能を高めて赤血球を増大する事で貧血を改善したり、カルシウムの排泄を減らす骨が脆くなるのを防ぎます。
スタノゾロールはアナボリックステロイドと呼ばれる蛋白同化作用を持つステロイドホルモン剤です。
蛋白同化作用とは、タンパク質の合成を促進する作用のことで、蛋白を細胞内組織に変化していくことによって、筋肉量を増大、増強していきます。
スタノゾロールは、瞬発力のある筋肉を構築し、骨を丈夫にし、赤血球を増大することに期待がもてます。
ヒトの体は自然と元あった状態に戻そうとする力、フィードバック機構を持っています。
スタノゾロールは、筋肉量の増強により、男性的な体へと導こうとし、それに伴い身体のフィードバック機構による女性ホルモン量も増えていきます。
男性における女性化乳房や、睾丸萎縮などが見られることがあります。

処方可能な診療科目

内分泌代謝内科など

健康保険の適応

一部健康保険適応外

病院で処方してもらう時の費用目安

薬代1錠あたりの目安:1錠 25円
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1962年10月認可

国内のジェネリック認可

なし

関連製品(先発薬)

ジヒドロテストステロン/アナボリックステロイド

関連製品(ジェネリック)

メナボル

効果・作用

タンパク質同化作用といって、タンパク質の合成を促進する作用があります。
重いケガ、ヤケド、消耗性の病気、手術のあとの弱った体の回復が出来ます。
下垂体性小人症の身長の成長を良くする事も出来ます。
そのほか、造血機能をたかめて赤血球を増やす作用もあります。
この作用を利用して、再生不良性貧血の治療に使用することがあります。
筋肉量増加、筋力増強、遺伝性血管性浮腫、貧血、乳癌、骨粗鬆症、広範囲の手術、慢性感染症、重度の外傷による体重減少後の補助療法
女性の場合
筋肉を増やす効果があり、筋肉が落ちにくくする効果があります。
筋肉を維持する目的に効果が発揮されます。
女性は筋肉増強効果が認められているので、短期間での筋肉を発達させて体を大きくしていくことにスタノゾロールを有効活用できそうです。
体の引き締めや、筋肉の分解を防ぐために使用している男性は多いです。
男性、女性体が絞られ、筋肉がハッキリと目視できるようになります。

使用方法

食後、または軽食とともにお飲みになることをお勧めいたします。
体力が消耗している際は、高カロリー食をお勧めいたします。
通常、成人はスタノゾロールとして1日4~6mgを1~3回に分割経口服用します。
メテノロン酢酸エステルとして、通常、成人 1 日 10~20mg を 2~3 回に分割経口投与します。

副作用

【主な副作用】
女性化乳房、男性の乳房がふくらむ、陰萎、持続性勃起、陰茎肥大、長期使用で精液の減少、生理不順、無月経、しゃがれ声、乳房が張る、おりものが増える、陰核肥、肝機能値の異常、黄疸、むくみ、動悸、息切れ睾丸萎縮、にきび、体毛が増える、頭髪の脱毛、発疹、かゆみ、吐き気、吐く、性欲の亢進など
肝機能障害(飲み始めてから2週間から3か月以内に起こる頻度が高い)
男性では陰萎、持続性勃起、長期使用で精液の減少、陰茎肥大
大量継続投与による精子減少、精液減少等の睾丸機能抑
女性では声変わり、生理不順、無月経、嗄声、多毛、色素沈着、月経異常、陰核肥大、性欲亢進などもみられます。
女性の声変わりは進行すると治りにくいことがあります。
体の異常が発生致しましたら、医師にお伝えください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【使用に注意が必要な方】
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【使用が出来ない方】
本剤は、胃の調子が悪くなる場合がある為、食後または軽食とともに服用してください。
体力が消耗しているときの服用には、タンパク質の合成を高めるために、高タンパク、高カロリーの食事摂取を心掛けてください。
妊娠の可能性または妊娠中は、本剤の服用をお控えください。
本剤の服用中にアルコールを飲むと、副作用の肝障害の危険性増大の可能性がある為、お控えください。
各種競技のドーピング対象薬物に指定されている場合が有ります。
服用を止めても、体内から成分がなくなるまでにはある程度の時間がかかります。
競技等への参加予定の方は、その点ご留意ください。
皮膚や白目が黄色くなる、かゆみ、食欲不振、嘔気、吐き気、体がだるいなどの自覚症状の際は、肝機能障害が起こるかもですので医師の診察をお受けください。
診察の際の注意
持病のある方、服用中の薬がある方医師に伝えておきましょう。
妊娠中もしくはその可能性のある人は、医師に伝えてください。
妊娠中は使用できません。
副作用や注意点についてよく説明を受けておきましょう。
注意する方
前立腺がんや肝障害のある方は使用できません。
前立腺肥大、心臓病、腎臓病、糖尿病、子供、高齢の人などは慎重に用います。
飲み合わせ、食べ合わせについて
抗凝血薬の抗凝固剤の1つ。 殺鼠剤としても用います。作用を増強することがあります。
検査は、定期的に決められた検査を受け、効果や副作用をチェックするようにしましょう。
血液や尿検査のほか、男性では前立腺の検査も必要です。
その他の注意
蛋白同化ステロイド剤を長期大量に投与された再生不良性貧血の患者等に
肝腫瘍の発生が観察されたとの報告があります。

上記にあてはまる方は、スタノゾロールを使用する事が出来ない可能性があります。
スタノゾロールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌】
アンドロゲン依存性悪性腫瘍、前立腺癌、及びその疑いのある方
妊婦又は妊娠している可能性のある女性
本剤は、男性ホルモン様作用を持つため、前立腺癌のようなアンドロゲン依存性腫瘍及びその疑いのある患者では症状が悪化する可能性があります。
女性胎児の男性化を起こす恐れがあるので、妊婦又は妊娠している可能性のある女性は使用しないこと 【併用注意】
副腎皮質ホルモン剤、臨床症状、措置方法、耐糖能の低下がみられることがあります。
クマリン系抗凝血剤、ワルファリンカリウム等、これらの作用を増強することがあります。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
スタック方法については?

男性の場合、スタノゾロールだけでは強力な筋肉増強は期待出来ない事もあるため、オキシメトロン、メタンジエノンのアナボリックステロイドと併用している方もいます。
スタックすることで、筋肉を発達させて体を大きくしていくことで同時に体を引き締める効果が期待出来ます。
同時にスタックしている方がいる一方、オキシメトロンのサイクルが終了した後に、スタノゾロールを単体で使用する方もいます。
副作用が出やすい方は、別々に服用するのが安全です。
体に負担がかからない程度に、ステロイドサイクルを組むのがオススメです。

ずっと使っていいの?

脱毛症の遺伝子がない方は、スタノゾロールを使っても薄毛にならない可能性がありますが、両親が脱毛症の方は注意した方がいいでしょう。
数週間程度の服用でしたらそこまでの影響はないと思われますので、将来薄毛になる可能性のある方は、短期間の服用をオススメ致します。
脱毛症が心配な人は、メタンジエノンの使用をオススメ致します。

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