フィナステリド

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬 よくある質問

成分名

フィナステリド

適応症状

男性型脱毛症(AGA)/薄毛/前立腺肥大症

簡易説明

フィナステリドは、2型5-α還元酵素の働きを抑え、男性ホルモンのテストステロンが、ジヒドロテストステロン(DHT)へ変換される事を抑えてくれる高アンドロゲン薬です。
低用量(1日あたり0.2、1mg)で使用すると、男性型脱毛症(AGA)の抜け毛を抑える作用を持ちます。
高用量(1日あたり5mg)で使用すると、前立腺肥大症・前立腺がんを抑制する作用を持ちます。
日本では前立腺治療薬としては未承認です。
男性型脱毛症(AGA)治療薬としては、日本でも承認されており、新薬はプロペシアという商品名で様々な国で使用されています。
プロペシアは日本でも2015年に特許が切れており、需要の高い商品の為、様々なジェネリックが開発されています。

処方可能な診療科目

内科/皮膚科 など

健康保険の適応

健康保険適応外 全額自己負担

病院で処方してもらう時の費用目安

全額自己負担の為、病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。
AGA専門クリニックも繁華街に増えています。
診察料などの目安  :約10,000円~30,000円

厚生労働省による認可

男性型脱毛症(AGA)治療薬として2005年10月11日承認
2005年12月14日より販売開始

国内のジェネリック認可

2015年2月19日フィナステリド錠(ファイザー)承認
2015年4月6日より販売開始

関連製品(新薬)

プロペシア錠【製薬メーカー:MSD株式会社】

関連製品(ジェネリック)

エフペシア/フィナクス/フィナスト/フィナックス/フィンカー/フィンペシア/プロスカー/ポラリスNR-02/ポラリスNR-10/ポラリスNR-11

効果・作用

▼フィナステリドの作用
フィナステリドは、薄毛の原因となる男性ホルモンを抑える作用を持つ、男性型脱毛症(AGA)治療薬です。
男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が多いと、過剰な皮脂を分泌し毛穴を塞いでしまうため、抜け毛を促進します。
このジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンを2型5-α還元酵素の働きによって変換されます。
低用量(1日あたり0.2、1mg)のフィナステリドが、2型5-α還元酵素の働きを抑制する事で、ジヒドロテストステロンの生成を減らし、抜け毛を抑えます。

日本では未承認ですが、高用量(1日あたり5mg)で使用すると、前立腺肥大や前立腺がんの治療にも用いられます。
ジヒドロテストステロンは、前立腺の受容体と結びつくことで、前立腺肥大やがんを促進しますが、フィナステリドがジヒドロテストステロンの生成を減らす事で、前立腺肥大やがんを抑えます。

▼フィナステリドの薄毛改善効果を実感出来る使用期間
効果を感じるためには、早い方で3ヶ月~6ヶ月程度で効果を感じ始め、遅い方では1年程度の期間がかかります。
効果を実感するまでには、6ヶ月以上の継続使用が目安となります。

【フィナステリドの効果・作用まとめ】
①男性型脱毛症(AGA)の原因はジヒドロテストステロン(DHT)
②テストステロンを2型5-α還元酵素がジヒドロテストステロンへ変換する
③フィナステリドが2型5-α還元酵素の働きを阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を減らす
④低用量(1日あたり0.2、1mg)のフィナステリドは、抜け毛を抑える。
⑤ジヒドロテストステロンは、前立腺を肥大させたりがんになる原因となっている
⑥高用量(1日あたり5mg)で使用すると、前立腺肥大や前立腺がんを抑えるが、日本ではまだ未承認。
⑦男性型脱毛症(AGA)治療効果は、3ヶ月~12ヶ月程度継続使用する事で、実感を得られる人が多い。
フィナステリドの作用により、抜け毛が抑えられる為、頭皮の毛髪量が増加し薄毛が改善します。

使用方法

フィナステリドを配合した錠剤

▼男性型脱毛症(AGA)治療
1日1回、フィナステリド0.2mg~1mgを目安に、水またはぬるま湯で服用して下さい。
効果のムラをなくす為にも、毎日同じ時間に服用して下さい。

▼前立腺肥大症・がん治療
1日1回、フィナステリド5mgを目安に、水またはぬるま湯で服用して下さい。
効果のムラをなくす為にも、毎日同じ時間に服用して下さい。

副作用

▼フィナステリドの副作用
性欲減退/勃起不全/射精障害/精液減少/睾丸痛/男性不妊症/精子濃度減少/無精子症/精子運動性低下/精子形態異常/乳房圧痛/乳房肥大/抗うつ/めまい/そう痒症/じんましん/発疹むくみ など

フィナステリドには、副作用が起こる可能性があります。
副作用の出方は、個人差や服用量によっても違ってきます。
フィナステリドは、医師や薬剤師に指示された、用法・用量を守っていれば安全に使用出来るお薬です。
0.2mg~1mgへの増量などに関しては、医師に相談し調整して問題ないか確認してから使用しましょう。

■フィナステリド副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。

▼肝機能障害
プロペシア錠を飲む事で、まれに重篤な副作用である肝機能障害が起こる可能性があると2007年9月に追加されました。

重篤な副作用の発生率は低いですが、異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

【フィナステリドの副作用まとめ】
・男性ホルモンの低下による男性の性に関連した副作用の可能性がある
・まれに起こる重篤な副作用で肝機能障害が追加された
・異変を感じたら直ぐに医師の診察を受ける
用法用量を守り、医師の指示に従って正しく服用しましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■フィナステリドを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
添加物にアレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

■妊婦または授乳中、妊娠している可能性がある女性の方
女性の薄毛治療には改善効果がありません。
まだ、授乳やお腹の胎児へ男性ホルモンの抑制が働くと、正常発育に悪影響が出る恐れがありますので、服用できません。

■未成年の方
男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降に起こる症状の為、未成年者の服用は想定されていません。
その為、未成年者の服用に関して、効果や安全性が確認されていませんので、服用は避けて下さい。

■肝臓病や肝機能障害をおもちの方
フィナステリドは肝臓で代謝される為、肝臓に負担がかかります。
重篤な副作用で肝機能障害が発表されておりますので、使用前に医師や薬剤師にご相談下さい。

【フィナステリドの使用に注意が必要な方、使用が出来ない方まとめ】
・フィナステリドや医薬品の添加物にアレルギーをお持ちの方
・妊婦または授乳中、妊娠している可能性がある女性の方
・未成年の方
・肝臓病や肝機能障害をおもちの方
上記にあてはまる方は、フィナステリドを使用する事が出来ない可能性があります。
フィナステリドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

▼特に併用禁忌薬は御座いません。
フィナステリド配合の新薬、プロペシアの製造メーカーからも特に併用に関して禁忌の発表されている医薬品は御座いません。

▼デュタステリドとの併用は効果がありません。
フィナステリドは、2型5-α還元酵素の働きを抑制しますが、デュタステリドは、1型と2型5-α還元酵素の働きを抑制します。
フィナステリドと同様の作用がある事から、同時に服用しても効果は変わりません。

フィナステリドに関する
よくある質問
フィナステリドは0.2mgと1mgの違いを教えて下さい。

フィナステリド0.2mgと1mgがAGA治療に用いられますが、世界基準でもその殆どが1mgを使用しており、病院などでも処方料金が変わらないため、0.2mgを用意していない所も多いようです。AGA治療に用いるには、1mgで問題ないでしょう。

どの位の期間使用すれば薄毛改善の効果を実感できますか?

早い方で3ヶ月程度、遅い方で1年程度と言われています。
特に効果を実感出来たという方は、半年から1年の間使用している方に多く見られます。
使用期間の目安としては、最低でも半年以上は続けて服用したほうが良いでしょう。

フィナステリドを飲み忘れた場合、飲み忘れた分を追加して飲んだほうが良いでしょうか?

規定以上のフィナステリドを服用しても薄毛に対する治療効果は強くなりません。
むしろ、副作用を強くする恐れがある為、規定量以上のフィナステリドを服用するのはやめましょう。
1日程度であれば飲み忘れたとしても大きな影響はありません。通常通りの量を服用しましょう。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。