エタノール

成分名

エタノール

適応症状

手術部位の皮膚の消毒
皮膚の消毒
医療用具の消毒
手指の消毒
手術野の皮膚の消毒

簡易説明

エタノールは、殺菌消毒薬です。細菌の殺菌・消毒作用をもち、カビや一部を除くウイルスに対しても幅広い不活化効果があります。使用濃度で、栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、酵母菌、ウイルス等に殺菌効果があります。

処方可能な診療科目

内科/外科/整形外科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1mlあたりの目安:1ml約1.73円/1.98円/2.19円/2.22円/2.24円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売年月日 : 1949年1月

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

エタノール【製薬メーカー:山善製薬/コニシ/富士フイルムワコーケミカル】
エタノールシオエ【製薬メーカー:シオエ製薬】
エタノール「マルイシ」/「コザカイ・M」/「タイセイ」/<ハチ>/「東海」/「ヤマゼン」/「ヤクハン」/「イマヅ」/「昭和」(M)/「ニッコー」/(ミツマル)/「ヨシダ」/「ケンエー」/(カネイチ)M/「東豊」/「司生堂」【製薬メーカー:丸石製薬/小堺製薬/大成薬品工業/東洋製薬化成/東海製薬/山善製薬/ヤクハン製薬/今津薬品工業/昭和製薬/日興製薬/サンケミファ/吉田製薬/健栄製薬/兼一薬品工業/富士フイルムワコーケミカル/東豊薬品/司生堂製薬】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

「エタノール」とは、国際化学命名法による呼び名で、一般にはエチルアルコールといいます。アルコール濃度の違いにより、「エタノール」「無水エタノール」「消毒エタノール」と呼ばれます。
細菌の殺菌・消毒作用があり、皮膚や手術部位の消毒、医療器具の洗浄消毒、生体に対する挿管等での、感染症防止のための清拭などに使用されます。
細菌のほか真菌、ウイルスに対しても効果があります。
内服薬としては、メタノールやエチレングリコールを誤飲した場合の解毒剤として使用されます。

▼効果
エタノールは、簡単に細菌類の生体膜を透過し、細胞膜やタンパク質を変性させ、蒸発する際に、細菌類の水分を奪うことによって殺菌を行います。

▼食中毒菌やウイルスへの作用の強さ
エタノールは、芽胞を除く多くの細菌に効果があります。
なかでも腸炎ビブリオ、サルモネラ、病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌のような食中毒菌に対しては、瞬間的な除菌力を発揮します。
カビ、酵母に対しては、菌よりは死滅させるのに若干時間がかかる傾向があります。
ウェルシュ菌、セレウス菌、ボツリヌス菌のような芽胞を形成する細菌に対しても、栄養型の状態であれば、瞬間的な除菌効果を発揮します。
芽胞の状態での除菌力はありませんが、発芽阻害作用を示すので、菌数の増加を防ぐことができます。

使用方法

830mLを精製水で薄め、1000mLとし、これを消毒部位に塗布してください。

副作用

主な副作用
発疹、過敏症状、皮膚刺激症状

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用に注意が必要な方、使用出来ない方は現在報告されていません。

※何か異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

併用禁忌薬

現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。

併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

エタノールに関する
よくある質問
使用時の注意点はありますか?

引火性、爆発性があるため、火気(電気メス使用等も含む)には十分注意すること。

エタノールシオエ 添付文書

【上記引用元:シオエ製薬株式会社】

何度も使用して大丈夫ですか?

同一部位(皮膚面)に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意すること。

エタノールシオエ 添付文書

【上記引用元:シオエ製薬株式会社】

参考元一覧

エタノールシオエ 添付文書【シオエ製薬株式会社】

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