オキシドール

成分名

オキシドール

適応症状

中耳の炎症
咽喉頭炎
潰瘍の殺菌・消毒
口内炎の洗口
創傷の殺菌・消毒
鼻炎
扁桃炎
粘膜の炎症
う窩の消毒
う窩の清掃
外耳の炎症
口腔粘膜の消毒
根管の消毒
根管の清掃
歯の清浄

簡易説明

オキシドールは、殺菌消毒薬です。発砲によって傷口を機械的に清浄化します。また、カタラーゼの作用によって分解し、大量の酸素が発生します。この酸素の泡に異物除去効果があります。主に、傷口の消毒に使われます。

処方可能な診療科目

内科/皮膚科/整形外科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1mlあたりの目安:1ml約0.78円/1ml約0.75円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売開始年月 : 1949年1月

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

オキシドール「ケンエー」/「コザカイ・M」/「タイセイ」/「東海」/「ホエイ」/「ヤマゼン」M/「ヤクハン」/「ニッコー」/「ヨシダ」/「司生堂」【製薬メーカー:健栄製薬/小堺製薬/大成薬品工業/東海製薬/マイランEPD/山善製薬/ヤクハン製薬/日興製薬/吉田製薬/司生堂製薬】
オキシドール消毒用液「マルイシ」【製薬メーカー:丸石製薬】
オキシドールシオエ/恵美須【製薬メーカー:シオエ製薬/恵美須薬品化工】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

オキシドールは、殺菌消毒薬です。血液や体組織と接触すると、カタラーゼの作用により分解して大量の酸素が発生し、この酸素の泡が洗浄効果を示します。また、オキシドールは分解しなければ、一般細菌やウイルスを、5~20分間で、芽胞を3時間で滅菌が可能です。

▼作用機序
過酸化水素から生じる≪ヒドロキシラジカル≫により、細胞膜、DNAなどが損傷を受ける。発泡による機械的清浄化作用があります。
▼作用の仕組みと効果
オキシドールは、細胞に存在する鉄と反応して「ヒドロキシラジカル」という高エネルギーの物質をつくり、細胞の膜やDNA、そのほか重要な細胞成分を破壊する作用を持ちます
この作用が細菌などに働き、消毒・洗浄効果を発揮します。

使用方法

①創傷・潰瘍の場合
原液のまま、もしくは2~3倍希釈して塗布・洗浄してください。
②耳鼻咽喉の場合
原液のままか、塗布、滴下、もしくは2~10倍(耳科の場合、時にグリセリン、アルコールで希釈する)希釈して洗浄、噴霧、含嗽に使用してください。
③口腔の場合
口腔粘膜の消毒、う窩及び根管の清掃・消毒、歯の清浄には、原液もしくは、2倍希釈して洗浄・拭掃してください。
口内炎の洗口には10倍希釈して洗口してください。

副作用

主な副作用
口腔粘膜刺激

重大な副作用
空気塞栓、循環動態異常

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■オキシドールを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、オキシドールアレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼オキシドールの有効成分
オキシドール
▼代表薬の添加物
安息香酸、アセトアニリド、エタノール
・瘻孔
・挫創
・体腔にしみ込む恐れのある部位

上記にあてはまる方は、オキシドールを使用する事が出来ない可能性があります。
オキシドールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。

併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

オキシドールに関する
よくある質問
傷が深い場合の使い方はどうなりますか?

深い創傷に使用する場合の希釈液としては注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。

オキシドールシオエ 添付文書

【上記引用元:シオエ製薬株式会社】

長期間使用しても大丈夫ですか?

長期間又は広範囲に使用しないこと。

オキシドールシオエ 添付文書

【上記引用元:シオエ製薬株式会社】

参考元一覧

オキシドールシオエ 添付文書【シオエ製薬株式会社】

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