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低用量ピル

アフターピルとは?目次

ピル(口径避妊薬)とは?

ピルは世界中で約1億人の女性が使用している口径避妊薬です。

国によって使用人数は大きく違いが有り、アメリカでは約1200万人を越える女性が服用しており、イギリスになると3人に1人の女性がピルを服用しています。

ピルには、卵胞ホルモンであるエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンの2つのホルモンが含まれています。

このホルモン作用によって、以下の避妊効果を得ることが出来ます。
①排卵を抑える作用
②子宮頚管粘液を変化させる事で、子宮内に精子が入り込むのを抑える作用
③子宮内膜を変化させる事で、受精卵の着床を抑える作用

ピルの避妊以外の効果

ピルには、生理を一定の28日周期に調整することが出来る為、『生理が遅れて来ない』『生理が早い』などの生理不順の改善にも使用されます。

また、28日周期の中の最後の1週間が生理期間となる事から、週末に生理が来ないように調整したり、旅行中の生理や、大切な日に生理を避ける事も出来る為、スポーツ選手の中にもピル愛用者は多くいます。

出血する量などもバランスを取る為、生理中の貧血を改善したり、イライラ感や、月経前症候群(PMS)なども予防することが可能です。

低用量ピルとアフターピルの違いとは?

日本で一番処方されている低用量ピルのトリキュラーとアフターピルのアイピルの違いみてみましょう。

●低用量ピル:トリキュラー
低用量ピルのトリキュラーは、基本的に毎日服用する事でホルモンバランスを調整し、擬似的に妊娠している状態にすることで、妊娠しにくい状態にして、生理のリズムを調整する事で、避妊、生理不順や生理痛緩和などの効果が有ります。
低用量なので、副作用のむくみや吐き気,不正出血などの症状も比較的軽く抑えられています。低用量ピルには個人差による相性が大きい為、ご自分にあった低用量ピルをお選び下さい。
低用量ピルで副作用が重い方は、更に副作用を抑えた超低用量ピルのヤスミンがオススメです。

低用量ピルは、生理不順の方、生理痛が激しい方、より確実に避妊をしたい方にオススメです。
欧米では、無料で配られている国もあり、避妊=低用量ピルの服用として活用されています。
飲み忘れなど無く正しく低用量ピルを服用した場合、その避妊効果は約99.9%と、コンドーム使用時の97%よりも高い避妊効果があります。
一般的な使い方をした場合、(低用量ピルの場合の飲み忘れや、コンドームの使用時に破れてしまうなど)低用量ピルでは約95%、コンドームの使用で86%の避妊効果があります。

この数値を見て頂くとおわかりのように、確実に避妊をしたい場合、コンドームだけでは不足でしでしょう。
海外では、避妊+性感染症予防で、低用量ピル+コンドームの使用が主流です。
海外に比べて日本で中絶する方が多いのはこういった避妊への意識の違いでしょう。

●アフターピル:アイピル
アフターピルとは、事後ピルや緊急避妊薬と呼ばれ、避妊に失敗した性行為後に避妊成功率をあげる避妊薬です。
アフターピルのアイピルは、低用量ピルが体に合わない方や、予期せぬ自体の対処法として使用されます。
避妊に失敗した性行為後、72時間以内の服用で効果が見込めますが、服用するタイミングが早ければ早い程、避妊成功率があがります。

以下は、アフターピルのアイピルを使用した場合の時間別避妊成功率です。

・性行為後24時間以内に、アフターピルのアイピル服用で、
避妊成功率95%以上

・性行為後25~48時間以内で、アフターピルのアイピル服用で、
避妊成功率85%以上

・性行為後49~72時間以内で、アフターピルのアイピル服用で、
避妊成功率58%以上

避妊失敗してしまった性行為より時間が経過すればする程、アフターピルのアイピルの避妊効果は下がります。

その為、行為後すぐに服用するべきですが、日本では薬局で市販されていない為、産婦人科を受診しないと処方してもらえません。
また、常備用としての処方も出来ません。
週末や夜間は閉まっている場合が多く、海外に比べて環境が整っていないのが現状です。
海外では薬局で売られている為、すぐに購入する事も出来ますし、常備する事も可能なので何時も持ち歩いている女性が多くいます。
また、費用も高く産婦人科を受診アフターピル1回分の処方して頂いた場合費用は、病院によっても違いますが約15,000円~20,000円程度必要です。
その為、価格面安い事やお守り代わりの常備用として、アフターピルのアイピルを通販で購入される方が増えている理由です。

ご自身に合った避妊方法を選びましょう。

世界の避妊方法は?

日本と世界各国では、避妊方法に大きく違いがあります。
日本で使用される避妊方法ではコンドームが一番多く、約4割をしめています。
海外では、国によっても避妊方法に違いが有り、フランスやイタリア、イギリスなどのヨーロッパや、アメリカなどの欧米諸国では、ピルの使用率は約40%以上使用されているのに対して、コンドームの使用率は約5%以下です。

日本ではコンドームが避妊方法として利用され、海外ではコンドームは性感染症予防として使用されています。

イギリスのように、ピルを無料で配っている国もあります。

3つの避妊方法の失敗率について

▼様々な避妊方法の避妊失敗率(正しい使用方法)

・低用量ピル0.1%
・コンドーム3%
・アフターピル(アイピル)3%

正しく使用した場合、低容量ピルの避妊効果は99.9%です。
ついで、コンドームやアフターピルを正しく服用した場合の避妊効果は、97%となります。

▼様々な避妊方法の避妊失敗率(ピルの飲み忘れなども含む、一般的な使用方法)

・低用量ピル5%
・コンドーム14%

アフターピルは、避妊具が破れてしまい、避妊に失敗してしまったなどの性行為後に服用するタイプの緊急避妊薬です。

飲み忘れなど無く正しく低用量ピルを服用した場合は、99.9%妊娠しません。
次いで、コンドームとアフターピルのアイピル使用が同率の97%の避妊成功率です。

コンドームを使用した避妊方法の場合、コンドームが破けてしまったなどの事故が起こる場合もあり、避妊に失敗してしまった場合にはアフターピルのアイピルを使用する事で、妊娠する確率を下げる事が可能です。

パール指数(パールインデックス)

ある避妊方法を1年間続けた際に、避妊に失敗してしまい妊娠する確率を表したのがパール指数です。

ピルを使用した場合のパール指数は、0.3%となっています。 1000人がピルを1年間服用して3人が避妊失敗するという事になります。

その他には、卵管結紮術やパイプカットなどによる避妊手術のパール指数が0.1~0.5%。薬剤添加IUDによるパール指数が0.1~0.6%と言われています。

日本でよく使用される避妊具、コンドームのパール指数は3~14%と言われているので、ピルは正しく服用する事で、ほぼ100%に近い避妊効果を得られる事がわかります。

妊娠とピルについて

妊娠はおめでたい事ではありますが、女性の社会進出が増えてきた為、妊娠を望む際のタイミングなどが重要視されています。

その為、
『大事な仕事を任されている』
『子供が欲しいのは○○歳になってから』
というように、女性にとって妊娠はとても大事な事です。

そこで、現代では ピルと呼ばれる薬を使用して避妊を行っている方が増えています。

正式には、ピルは口径避妊薬と呼ばれ、英語ではcombined oral contraceptive pill (COCP) oral contraceptiveとなります。

ピルは、避妊効果以外にも、生理周期を整えたり生理の症状が重い方や、生理の出血が多いなどの症状を緩和させる他、子宮内膜症等の治療にも使用されています。

1960年に初めてピルがアメリカで認可され、高用量ピルが登場しました。

現在、ピルの中でもメインで使用されている低用量ピルは、高用量ピルを改良し体への負担を減らすように、1973年に開発されたのが口径避妊薬です。

副作用のむくみ、吐き気、不正出血などの症状も、高用量や中用量と比較すると、軽減されています。低用量ピルには個人差による相性がある為、ご自分にあった低用量ピルをお選び下さい。

それでは、妊娠の仕組みや、様々な口径避妊薬をご紹介していきましょう。

妊娠の仕組み

妊娠は、受精卵が子宮内膜へ着床する事で起こります。

性交を行ってから受精卵が子宮内膜へ着床して妊娠するまでの期間は、おおよそ10日前後かかると言われています。

先ずは性交によって膣内で射精された精子が、一斉に卵子に向かって進みます。

精子は、体外へ出ると長くは持ちません。最大でも活動時間は2日間程度と言われています。子宮内を進み卵子を発見すると、一斉に卵子めがけて突入しようと試みます。

その中にいる1匹の精子が卵子内に入り込むと、受精卵へと変化します。

すぐに他の精子が入りこめない状態となり、細胞分裂を繰り返しながら卵管から子宮へとゆっくり時間をかけながら移動します。その移動時間は約1週間~10日程度かかります。

緊急避妊のヤッペ法とアフターピル

ヤッペ法による緊急避妊法をご紹介していきます。アフターピルのアイピルは、性行為後に使用する緊急避妊薬ですが、アフターピルが登場する前に行われていた緊急避妊法方がヤッペ法です。

ヤッペ法とは?

ヤッペ法とは、中用量ピルや低用量ピルを用いて行う緊急避妊方法で、アフターピルが登場するまでに行われていた、緊急避妊法方です。
基本的には、避妊に失敗した性行為後72時間以内にピルを使用して緊急避妊した場合、ホルモンの急激な上昇と下降によって、生理(月経)を誘発し避妊する方法です。
現在でも、ヤッペ法を利用した緊急避妊は行われていますが、ヤッペ法による緊急避妊とアフターピルを使用した緊急避妊との違いを比較してみましょう。

アフターピルとヤッペ法を比較

費用に関して病院では、アフターピルを使用するより、ヤッペ法の方が安く抑える事が可能です。

・アフターピル
産婦人科で処方してもらう場合、10.000円~20.000円程度の費用。
海外薬店でノルレボ錠と同成分配合のアフターピル、アイピルを購入した場合は1回あたりの費用は810円~1.213円

・ヤッペ法
中用量ピルや低用量ピルを産婦人科で処方してもらう場合、3.000円~10.000円程度の費用。
海外薬店で低用量ピルのマーベロンを購入した場合は1回あたりの費用は1.040円~1.300円。低用量ピルのトリキュラーを951円~1.200円。

●アフターピルとヤッペ法の効果比較
避妊効果に関して、ヤッペ法よりもアフターピルの方が避妊効果が高いです。但し、避妊失敗の性行為から時間が経過すればする程、避妊効果は低下していきます。

・アフターピル
海外の臨床試験での、避妊効果としてはアフターピルのノルレボ錠を使用した場合、約85%の避妊効果。

・ヤッペ法
海外の臨床試験での、避妊効果としては中用量ピル又は低用量ピルを使用したヤッペ法の場合、約57%の避妊効果。

●アフターピルとヤッペ法の副作用比較
副作用に関して、ヤッペ法よりもアフターピルの方が比較的抑えられています。

・アフターピル
海外の臨床試験での、副作用としてはアフターピルのノルレボ錠を使用した場合、吐き気が約23%、嘔吐が約6%となっています。

・ヤッペ法
海外の臨床試験での、副作用としては中用量ピル又は低用量ピルを使用したヤッペ法の場合、吐き気が約50%、嘔吐が約19%となっています。

低用量ピルを緊急避妊に代用する方法

一般的な、低用量ピルを使用して緊急避妊を行う方法である、ヤッペ法をご紹介致します。必ず医師の指導の元、行って下さい。

●トリキュラー(3相性ピル)
トリキュラー
低用量ピルのトリキュラーを使用した際のヤッペ法は、シート内の黄色い錠剤を使用します。
3相性ピルは、体のホルモンバランスに合せた作りになっている為、服用する時期によってホルモン量に違いがあります。
黄色い錠剤のトリキュラー4錠を服用し、12時間後に更にもう4錠服用します。

●マーベロン(1相性ピル)
マーベロン
低用量ピルのマーベロンを使用した際のヤッペ法は、1相性ピルなので全ての錠剤が同じホルモン量で作られています。
その為、トリキュラーと違い、どの錠剤を使用しても構いませんが、28錠入りのプレセボ錠が入っているタイプの場合、プレセボ錠には緊急避妊に必要な成分が含まれておりませんので、注意が必要です。
マーベロン3錠を服用し、12時間後に更にもう3錠服用します。