アフターピル服用後の避妊確認方法 消退出血や避妊失敗の原因を解説

アフターピル服用後の避妊確認方法 消退出血や避妊失敗の原因を解説 アフターピル

避妊が成功したか確認方法

避妊に失敗してしまった時に服用する「アフターピル」。性行為後24時間以内に服用すれば、99%ほどの確率で避妊できるとされていますが、本当に避妊できたのか不安な気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
避妊に成功したかどうか確認したい場合は、アフターピルを服用してから3週間後に妊娠検査薬で確認するのがおすすめです。
しかし、もっと早い段階で避妊成功のサインとして「消退出血」がみられる場合があります。
個人によって出血量やタイミングは異なりますが、一般的にはピル服用3日~3週間後くらいに出血が起こるとされています。

消退出血とは

消退出血のイメージ画像

消退出血とは、子宮内膜が剥がれ落ちて起こる出血のことで、妊娠していないときに起こります。アフターピルを飲んだ後や低用量ピルを服用した際にみられます。
アフターピルには女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が多く含まれていますが、一度体内のホルモン量が増加した後、減少することが原因とされています。
消退出血は、普通の生理と比べると、出血量が少なく、個人差はあるものの出血期間が短いという特徴があります。

消退出血生理の出血
時期アフターピル服用後
7~10日ほど
アフターピル服用後
28日ほど
期間1~3日程度3~8日ほど
血の量少なめ20~140mlほど
血の状態色は赤や茶色でおりもののようにサラサラしている鮮やかな赤色をしており、終わりに近づくにつれて黒に近い色になる

消退出血と着床出血の違い

消退出血と着床出血の違いのイメージ画像

避妊成功のサインである消退出血は、受精卵が着床することで起こる「着床出血」との見分け方が難しいケースがあります。
違いとして、消退出血はピル服用後3日、遅くとも2週間以内できますが、着床出血は前の生理4週間後に発生します。
そのため、アフターピル服用のタイミングによっては着床出血と時期が重なってしまい見分けるのがより困難になるケースがあります。
確実に見極めるには妊娠検査薬の使用がおすすめです。

消退出血後の生理

消退出血が起こった後の生理は、基本的にはこれまでの周期と同じようにきます。
アフターピルを服用した半分程度の方が数日ほど予定日よりずれるとされていますが、それでも1週間以内にはくると考えられています。
しかし、妊娠していないか心配する不安な気持ちがストレスとなり、生理周期が乱れてしまうケースもあります。
生理だと思っていたものが実は不正出血だったというケースも珍しくありませんので、3週間経過した時点で必ず妊娠検査薬や、病院を受診してください。

アフターピル服用後に消退出血がこない場合

消退出血が来ない場合のイメージ画像

排卵後(黄体期)にアフターピルを服用

アフターピルは、排卵前であれば服用してから5日程度の排卵を阻害します。排卵後の服用の場合、着床を阻害します。
排卵後に服用した場合、生理と同じタイミングで消退出血が起こるため、消退出血か生理かどうかが区別がつきにくいことがあります。
しかし、生理が来ていれば避妊は成功していますので消退出血が来なくても心配しすぎることはないでしょう。

妊娠している

アフターピルを服用してから3週間以上経過しても、消退出血・生理ともに見られない場合は妊娠している可能性があります。
妊娠検査薬で確認することが推奨されます。早めの妊娠検査薬であれば、受精後9~12日程度で検査が可能です。

避妊失敗となる原因

避妊失敗のイメージ画像

アフターピル服用までの時間が長かった

アフターピルは性行為から服用までの時間が短ければ短いほど高い効果を発揮します。
特に土日や祝日など、クリニックの休診日でアフターピルを服用できずに性行為から3日経過してしまった場合、避妊率は24時間以内に服用できた方と比較すると大幅に低下します。
避妊失敗を避けたい場合はなるべく早く服用するようにしましょう。

アフターピル服用後に吐いてしまった

アフターピルは副作用として頭痛や嘔吐、倦怠感などが報告されています。
服用してから2~3時間以内に嘔吐してしまった場合は、薬が体内に十分吸収されておらず、最大限の効果が得られない場合があります。
医療機関によっては、再服用ということも可能ですので相談してみると良いでしょう。

飲み合わせの悪いサプリなどを服用してしまった

アフターピルの併用禁忌として、抗けいれん薬やセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)などがあります。
セイヨウオトギリソウは、お茶やサプリメントなどに成分として含まれていることがあります。
うっかり一緒に飲んでしまうと、効果が弱まったり、あるいは強く出過ぎて副作用も強まってしまう可能性がありますので、アフターピルを服用する際には併用禁忌の成分がサプリメントや服用している薬剤の中に含まれていないか確認してみてください。

アフターピル服用後性行為をした

アフターピルは服用から5日間程度の排卵を遅らせる働きがあります。
服用から5日以内であれば避妊せずに性交しても問題ないと勘違いをしている方もいらっしゃりますが、異なります。
精子は子宮の中で3日ほど生存するといわれているため、タイミングによっては遅れた排卵タイミングと受精が一致してしまい妊娠してしまうリスクがあります。
アフターピルを服用した後は可能な限り性行為を控えることが大切です。

避妊効果の高い低用量ピルの選択肢

避妊効果のイメージ画像

アフターピルでの避妊方法は性行為後早く服用すれば高い避妊率が期待できるものの、性行為から時間が経ってしまうと避妊率が下がるリスクや副作用が強く出てしまうリスクなどがあります。
一方、低用量ピルでは1日1回1錠を決められたスケジュールで服用していれば避妊効果は99.7%といわれています。低用量ピルは避妊以外にも肌荒れの改善効果もありますので、避妊に関するトラブルを防ぐためには低用量ピルの服用がおすすめです。
ピルに関するコラムやインターネットで入手可能なピルについて知りたい方は以下のリンクから飛んでみてください。

ピル
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アフターピルに関するよくある質問

Q
アフターピル服用後、どのように過ごしていればよいでしょうか?
A

アフターピルを服用した後は避妊に成功したか不安な時期が続くかもしれません。しかし、消退出血もしくは妊娠検査薬などで確認するしか方法はありません。
焦る気持ちはあるかもしれませんが、結果が出るまではゆっくりと過ごしたり、お風呂につかったりとリラックスして過ごすように意識しましょう。

Q
アフターピル後にお酒を飲んでも大丈夫でしょうか?
A

アルコールを服用することでアフターピルの効果が減弱するということはありません。
しかし、お酒を飲みすぎてその後嘔吐してしまった場合、アフターピルの効果が正しく得られないことがあります。
アフターピル後の服用は副作用をいつもより高い確率で催してしまう可能性もありますので、飲酒は可能な限り避けていただくのがよいでしょう。

Q
消退出血が1週間以上続くことはあるのでしょうか?
A

基本的に消退出血は2~3日ほどでおさまります。
そのため、1週間以上出血が続く場合は、生理か不正出血を疑いましょう。
長時間出血が続く場合は、医療機関を受診することも大切です。

最後に

消退出血はアフターピルや低用量ピル服用後に起こる出血です。
特にアフターピルを服用した後には、避妊成功のサインとなりますので、消退出血が起こったかどうか確認をしましょう。
しかし、服用タイミングによっては消退出血が起こらず生理と同じタイミングで発生する可能性もあります。
ご自身で確認することに加えて、妊娠検査薬でしっかりと確認することを習慣づけましょう。

出典

スマルナ Period 生理
アフターピルの妊娠率
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