イベルメクチンとは?人間用の飲み方や効果などを解説

イベルメクチンとは?人間用の飲み方や効果などを解説 薬・漢方薬・市販薬

イベルメクチンとは

イベルメクチンのイメージ画像

ノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授と、米Merck社の共同研究で創製された抗寄生虫薬です。主に、家畜動物の寄生虫駆除に使用されます。
人に対しては、オンコセルカ症や、疥癬の治療などに長年使われてきました。
抗ウイルス効果がしめされてからは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬に転用するための研究が、国内外で実施されました。
また、コロナウィルスへの有効性について治験を続けていた興和と北里大学が、「安全性は確認されました。」「統計的有意差が認められなかった」との発表がありました。

『本試験は、軽症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者1,030例を対象とし
て実施した国際共同、多施設共同、プラセボ対照、無作為化、二重盲検、並行群間比
較試験です。本剤は、主要評価項目である治験薬の投与開始から168時間までの臨床
症状が改善傾向に至るまでの時間をプラセボと比較した結果、安全性は確認されまし
た。また、死亡例はなく、重症化例もほとんど認められませんでした。
しかしながら、オミクロン株が主流と考えられる今回の対象患者においては、本剤およびプラセボともに投与開始4日前後で症状の軽症化が認められましたが、本剤の有効性を見出すことができませんでした。興和は引き続き、細部に渡り様々な角度から本試験結果のデータ解析を進め、本剤の可能性についてさらに確認してまいります。なお、本試験
結果の詳細につきましては、学会または論文にて公表する予定でございます。』

興和/新型コロナウイルス感染症患者を対象とした「K-237」(イベルメクチン)の第Ⅲ相臨床試験結果に関するお知らせ

正しい服用方法

イベルメクチンは、日本国内では寄生虫の駆虫薬として承認されている薬です。新型コロナウイルスでの治療においては未承認です。
使用の際は必ず用法用量守ってご使用ください

参考元

北里大学イベルメクチン医師主導治験結果に関するお知らせ

イベルメクチン(人間用)服用方法

イベルメクチン(人間用)服用方法のイメージ画像

以下の服用方法は、イベルメクチン(人間用)、寄生虫の症状に対しての正しい飲み方です。
※動物用ではありません。

「駆虫薬」としての飲み方

イベルメクチンの飲み方は「目的」「体重」用法が異なりますので注意が必要です。

「駆虫薬」としての飲み方

1回につき体重×0.2mgを服用
例えば、体重60kgの方が服用する場合、60×0.2=1回12mgが必要となります。
症状によって、飲む期間が下記の様に変わります。

「疥癬(かいせん)」治療の飲み方

「疥癬(かいせん)」治療の飲み方

体重1kg当たり約200μg(0.2㎎)を1回、空腹時に水と一緒に服用してください
通常は一回のみの服用ですが、重症型の疥癬の場合は初回の服用後、効果を確認した後2回目の服用が必要となります。

【体重別服用量の目安】

体重(kg)3mg錠数
15-241錠
25-352錠
36-503錠
51-654錠
66-795錠
80以上約200μg/kg
※体重1kg当たり約200μgを1回の投与量

「腸管糞線虫(ちょうかんふんせんちゅう)症」治療の飲み方

「腸管糞線虫(ちょうかんふんせんちゅう)症」治療の飲み方

腸管糞線虫症治療に用いる場合、体重1kg当たり約200μg(0.2㎎)を2週間間隔で2回、空腹時に水と一緒に服用してください。

【体重別服用量の目安】

体重(kg)3mg錠数
15-241錠
25-352錠
36-503錠
51-654錠
66-795錠
80以上約200μg/kg
※体重1kg当たり約200μgを1回の投与量

「角化型疥癬(ノルウェー疥癬)」治療の飲み方

「角化型疥癬(ノルウェー疥癬)」治療の飲み方

最低2回の服用が推奨されてます。
空腹時(食後2時間)に水だけで服用してください。

【体重別服用量の目安】

体重(kg)3mg錠数
15-241錠
25-352錠
36-503錠
51-654錠
66-795錠
80以上約200μg/kg
※体重1kg当たり約200μgを1回の投与量

参考

医療用医薬品: ストロメクトール
イベルメクチン:ストロメクトール

新型コロナウイルスに効果的な服用方法とは

新型コロナウイルスのイメージ画像

上記でも記載の通り、イベルメクチンが新型コロナウイルスに「統計的有意差が認められなかった」と治験を行ってきた北里大学、製薬会社の興和によって発表されています。
現時点では新型コロナウイルスに効果的な服用は発見されておりません。

参考

興和/新型コロナウイルス感染症患者を対象とした「K-237」(イベルメクチン)の第III相臨床試験結果に関するお知らせ|北里大学病院
北里大学イベルメクチン医師主導治験結果に関するお知らせ|北里大学病院

服用時の注意事項

  • 承認されている一般的な投与量でも安全性が確認されていないので、高齢者、妊婦、15㎏の幼児への投与は絶対におやめください。
  • 家畜用は人間用と比べて高用量で、副作用が強く出る可能性もあるので、必ず人間は人間用、家畜は家畜用の薬を服用してください。
  • 服用時は、必ず水またはぬるま湯でお飲みください。牛乳や乳製品で飲むのはやめましょう。
  • 空腹時に服用してください。
  • 症状や体重で飲む回数や、飲む量が異なります。必ず用法用量は守って服用してください。(※体重表を参考にしてください。)
  • 服用時、意識障害の副作用が報告されてます。車の運転や高所の作業など危険を伴う作業は注意が必要です。
  • 服用は医師の指示に必ず従ってください。

まとめ

イベルメクチンまとめ

  • イベルメクチンは人間用と動物用があり、間違えてはいけません。
  • 薬は飲む人間の体重に影響されるので、計算式(1回につき体重×0.2mg)を元に容量を算出し、適正な量で使用してください。
  • 症状によっては量や期間、回数が変わるので注意が必要です。
  • 高齢者、妊婦、15kg以下の幼児は使用できません。
  • 使用後の運転や、高所作業などは注意が必要です。
  • イベルメクチンの、新型コロナに関しての使用は、日本においては未承認です。
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