グルタチオンの効果と免疫向上による新型コロナウイルス対策を解説

グルタチオンの効果と免疫向上による新型コロナウイルス対策を解説 スキンケア・アンチエイジング

グルタチオンとは

グルタチオンとは、システイン、グリシン、グルタミン酸の3つのアミノ酸から構成されるトリペプチドであり、強力な抗酸化作用を持つことが特徴です。その抗酸化作用の強さから、「抗酸化物質の王様」と呼ばれることもあります。強力な抗酸化作用とは裏腹に、構造が非常にシンプルなため生体内でも比較的容易に生合成されます。

しかし、人間の身体において、呼吸、代謝、免疫応答などの酸素を利用するすべての生体内プロセスにおいて酸化反応が起こっているので、抗酸化物質であるグルタチオンはどんどん消費されていってしまいます。したがって身体を酸化から守るためには積極的にグルタチオンを摂取すること、またグルタチオンと効果的な相互作用を発揮する成分も一緒に摂取することが重要です。

そして最低限のグルタチオンの摂取は健康維持にもちろん役立ちますが、摂取量を増やしていけば、デトックス(解毒)作用、美容効果、免疫力への作用等のより高い効果も期待できると言われています。これ以降の章ではグルタチオンの摂取方法や具体的な効果について解説していきます。

グルタチオンはサプリメントなの?

日本国内において、グルタチオンは医療用医薬品として医療機関で処方されています。医療用医薬品としては以下のタイプで製造されています。

タイプ 医薬品名 効能効果
錠剤/散剤 タチオン錠50mg/100mg
タチオン散20%
薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)、金属中毒、妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群
注射剤 タチオン注射用100mg/200mg 薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)、慢性肝疾患における肝機能の改善、急性湿疹、慢性湿疹、皮膚炎、じんま疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着、妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群、角膜損傷の治癒促進、放射線療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症
点眼剤 タチオン点眼用2% 初期老人性白内障、角膜潰瘍、角膜上皮剥離、角膜炎

これらをみても、グルタチオンが様々な病気に対して幅広い効果を持つことが分かります。

しかしながら上記は医療用医薬品なので、医療機関において医師の診断を受け、医薬品として処方してもらう必要があります。

手間と労力の観点、不必要な医療機関の受診を控える観点からも、グルタチオン製品を海外から取り寄せるという方法もおすすめです。弊社メデマートでは、安心の正規品個人輸入代行を行っており、以下のグルタチオン製品を取り揃えています。医療用医薬品とは異なり、グルタチオンと摂取することで相乗効果を発揮する成分が一緒に配合されている製品もあります。

<関連商品>

商品名 L-グルタチオン【バイタルミー】 リデュースドグルタチオン ホワイチュア【BIHAKUEN】 グルタチオンプラス【パッチMD】
画像 L-グルタチオン リデュースドグルタチオン ホワイチュア グルタチオンプラス
一般名 L-グルタチオン【バイタルミー】 L-グルタチオン(リデュースドグルタチオン) ビタミンC・L-システイン・パントテン酸カルシウム・グルタチオン・ビタミンB・紫根・生姜他 ビタミンB2(リボフラビンR5P)・ビタミンC(アスコルビン酸)・L-グルタチオン・N-アセチルシステイン(NAC)・グリシンモリブデン・マンガンキレート・リンゴ酸Mg or マグネシウムマレート・コエンザイムQ10・PQQ(ピロロキノリンキノン)二ナトリウム塩
価格 1錠あたり22円 1錠あたり70円 1錠あたり35円 1枚あたり149円
メーカー Sapphire Healthcare(サファイアヘルスケア) Biovea(バイオビア)社 Sapphire Healthcare(サファイアヘルスケア) PatchMD(パッチMD)
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グルタチオンの効果

グルタチオンの医療用医薬品は病気に対しての効果が認められています。しかし、グルタチオンは「抗酸化物質の王様」と呼ばれることがあるくらい、その成分自体が様々な作用を持っており、多くの方々の悩みを解決できる可能性を秘めています。

グルタチオンの効果は多岐にわたりますが、ここでは3つに絞ってご紹介します。

グルタチオンの抗酸化作用

「抗酸化作用」とは、酸化(サビ)を防ぐ作用を指します。身体がサビるというイメージが沸かない方も多いと思いますが、目には見えない細胞レベルで、身体のいたるところでこの瞬間も酸化が起こっています。酸化によって細胞が傷つくと、がん、慢性炎症、生活習慣病、慢性疾患、老化等が徐々に時間をかけて引き起こされていきます。

酸化が引き起こされる原因としては、ストレス、紫外線、喫煙、激しい運動、過剰なアルコール摂取、風邪などによって活性酸素が生成され、その活性酸素が細胞を傷つけることが挙げられます。適量の活性酸素は身体にプラスの効果をもたらしますが、近代社会においては活性酸素が足りないという状況はほぼないと言えるため、グルタチオンのような抗酸化物質の摂取で酸化対策を摂ることは重要です。

活性酸素には複数の種類があり、抗酸化物質によって反応する活性酸素の種類が異なります。

活性酸素の種類 特徴
スーパーオキシド 酸化力は弱いが、他の活性酸素に変化しやすい
過酸化水素 酸化力は弱いが、ヒドロキシラジカルに変化しやすい
ヒドロキシラジカル 最も酸化力が強く、様々な病気の直接的な原因となる
一重項酸素 酸化力が強く、体内でつくられる抗酸化物質では除去できない

上記のうち、グルタチオンは主に過酸化水素に対して作用します。過酸化水素自体は抗酸化力が強くないですが、最強の活性酸素である「ヒドロキシラジカル」の生成を防ぐという意味では非常に重要な役割と言えます。

また、グルタチオンが抗酸化物質の王様と呼ばれる理由は、その他の抗酸化物質をサポートする機能にあります。特に相性が良いのはビタミンCとビタミンEです。具多的には、ビタミンCとビタミンEが抗酸化作用を使い切ってしまったあと、グルタチオンによって抗酸化作用を再び取り戻させることができると言われています。

ビタミンCはスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカルといった幅広い活性酸素に対して抗酸化作用を発揮し、ビタミンEはヒドロキシラジカルや一重項酸素に対して抗酸化作用を発揮するので、グルタチオンはそれらを間接的にサポートすることで非常に広範囲の活性酸素に対して抗酸化作用を持つと言えるでしょう。まさに抗酸化物質の王様です。

グルタチオンの解毒作用

グルタチオンの解毒作用には間接的な解毒作用と、直接的な解毒作用があります。

グルタチオンの間接的な解毒作用としては、主に肝機能を高めることにあります。肝臓はもともと栄養素の分解、有害物質・異物の除去、胆汁の分泌などを行う臓器です。したがって、肝機能が低下すると、毒素や異物、老廃物を体外へ排出することができなくなり、それが原因でさまざまな病気が引き起こされることがあります。

グルタチオンの抗酸化作用によって、肝臓にダメージを与える活性酸素を除去し酸化から守ることができれば、肝臓は正常通りの解毒システムを機能させることができ、結果としてデトックスが促進されるでしょう。またこのような肝臓に対して抗酸化作用を発揮することから、グルタチオンは二日酔い対策として用いられることがあります。

グルタチオンの直接的な解毒作用としては、異物と直接反応することにあります。グルタチオンはシステインというアミノ酸を含んでいますが、このシステインは構造上にチオール基を持っています。そしてこのチオール基は、有害な化学物質や毒物と反応し、これらの物質と結合し、有害物質を無害な物質に変換させることで解毒効果を発揮します。

例えば、薬物、有機化合物の解毒の際にはグルタチオンが用いられることがあります。

グルタチオンの美容効果

グルタチオンはアンチエイジングや美容領域でも注目されています。グルタチオンの美容における効果についても、やはりグルタチオンのもつ強力な抗酸化作用が関係しています。

肌に紫外線が当たると細胞内で活性酸素が発生します。そして活性酸素によって過酸化脂質という物質が増えていくと、細胞自体が壊されたり、過酸化脂質が周辺のタンパク質と結合したりして、肌のシミを引き起こす可能性があります。
このことから、グルタチオンが持つ強力な抗酸化作用によって、シミの原因である過酸化脂質を生成する活性酸素を除去することで、美容に対して効果が期待されます。

さらにグルタチオンは、黒色のユーメラニン(いわゆるメラニン)から黄赤色のフェオメラニンへの誘導を促進する作用や、抗メラニン作用ももっているため、美白に対しても効果が期待されています。

グルタチオンと新型コロナウイルスの関係性

新型コロナウイルス感染症の重症化メカニズムに関してはまだ解明されていないことも多く、世界中で様々な研究が行われています。それらの研究の中で、グルタチオンの欠乏と新型コロナウイルス感染症の重症化に関係性があるのではないかとも言われています。

前提として、グルタチオンは新型コロナウイルス感染症に限らず、人間の免疫システムに対して様々な作用を発揮します。ここでは大きく2つの作用を紹介します。

免疫細胞の保護

外部から侵入した細菌やウイルスから身を守るには、身体の免疫細胞のはたらきが非常に重要です。しかし免疫細胞は酸化ストレスに敏感であり、過剰な酸化ストレスによって免疫細胞の機能がダメージを受けると免疫力が下がってしまい、様々な感染症に感染しやすくなります。

グルタチオンは強力な抗酸化作用を持っているので、免疫細胞を酸化ストレスから保護し、免疫細胞が正常に機能するために必要な環境を維持します。

免疫のバランス調整

人間の免疫系はバランスよく維持されることが重要で、感染症などによる過剰な免疫活性はサイトカインストーム等の免疫暴走を引き起こすことがあります。免疫が過度に活性化されると自分自身を外敵とみなして攻撃してしまうこともあり、感染症が長引いたり後遺症を引き起こしたりする原因にもなります。

グルタチオンは免疫系全体のバランスを整え、過剰な免疫活性を防ぐのに役立つと考えられています。

グルタチオンが含まれている食べ物

食品の鮮度や調理方法によっても変わってきますが、グルタチオンは以下の食べ物に多く含まれていると言われています。

・レバー
・肉類
・赤貝
・酵母
・キウイフルーツ
・ブロッコリー
・アボカド
・ほうれん草
・きゅうり
・かぼちゃ
また、グルタチオンを食べ物から摂っても、最小単位のアミノ酸に分解されてから吸収されてしまうと言われていました。しかし近年では、グルタチオンのまま吸収されるケースもあると考えられており、食べ物やサプリメントからの摂取も重要であると考えられます。

グルタチオンの飲み方

グルタチオンが強力な抗酸化作用を持っていることは冒頭からお伝えしてきた通りです。そしてグルタチオン自体が強力な抗酸化物質であるとともに、その他の抗酸化物質のサポートも行い、使い切ってしまった抗酸化作用を再び取り戻させます。

以上のことから、グルタチオン単体の摂取でももちろん効果的ですが、その他の抗酸化物質と一緒に摂取するとより一層の相乗効果を得られるでしょう。

グルタチオンをマルチビタミンに追加する

ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2等の抗酸化作用を持つビタミンや、カロテノイド、ポリフェノール等の抗酸化作用を持つ栄養素を含んだサプリメントをすでに摂取している場合は、グルタチオンだけを配合したサプリメントを追加するのがよいでしょう。

弊社メデマートでは、グルタチオンと一緒に摂取できるマルチビタミンのサプリメントも販売しております。

商品名 リデュースドグルタチオン L-グルタチオン【バイタルミー】 マルチビタミン
画像 リデュースドグルタチオン L-グルタチオン マルチビタミン
一般名 L-グルタチオン(リデュースドグルタチオン) L-グルタチオン ビタミンB2(リボフラビンR5P)・ビタミンC(アスコルビン酸)・L-グルタチオン・N-アセチルシステイン(NAC)・グリシンモリブデン・マンガンキレート・リンゴ酸Mg or マグネシウムマレート・コエンザイムQ10・PQQ(ピロロキノリンキノン)二ナトリウム塩
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グルタチオンとマルチビタミンの配合剤を摂取する

マルチビタミン、抗酸化作用をもつ成分のサプリメントをまだ摂取していないのであれば、それらが一緒に配合されている配合剤を選択するのも良いでしょう。

グルタチオンをメインに押し出している製品であれば、より抗酸化作用を期待できる配合バランスになっています。

商品名 ホワイチュア【BIHAKUEN】
画像 ホワイチュア
一般名 ビタミンC・L-システイン・パントテン酸カルシウム・グルタチオン・ビタミンB・紫根・生姜他
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メーカー Sapphire Healthcare(サファイアヘルスケア)
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グルタチオンのパッチを貼る

グルタチオンのサプリメントは飲むだけでなく貼るタイプも販売されています。飲むタイプとは異なり経皮吸収によってグルタチオンが全身に運ばれるため胃腸への負担が気になる方には特におすすめです。

以下の製品であれば、即効性があり(約5分)、吸収力も高く(65%以上吸収力が高い)、最大で約12時間の持続効果を示すデータが出ており、アメリカでは数多くのドクターやクリニックにも推薦されていて、日本でも多数のメディアに紹介されています。

商品名 グルタチオンプラス【パッチMD】
画像 グルタチオンプラス
一般名 ビタミンB2(リボフラビンR5P)・ビタミンC(アスコルビン酸)・L-グルタチオン・N-アセチルシステイン(NAC)・グリシンモリブデン・マンガンキレート・リンゴ酸Mg or マグネシウムマレート・コエンザイムQ10・PQQ(ピロロキノリンキノン)二ナトリウム塩
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メーカー PatchMD(パッチMD)
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Q&A

まとめ

グルタチオンまとめ

グルタチオンの効果

  • 抗酸化作用
  • 解毒
  • 美容
  • 免疫

グルタチオンの摂取方法

  • 食品
  • 医薬品

参考にした文献およびサイト

【参考元:kegg.jp】
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