薬剤性EDになりやすい薬や原因と改善方法を詳しく解説

薬剤性EDになりやすい薬や原因と改善方法を詳しく解説 ED治療薬(勃起不全)

薬剤性EDとは

EDは「勃起不全」や「勃起障害」と呼ばれることもあり、十分な勃起ができずに満足な性行為ができない状態を指します。
勃起ができない状態だけではなく、勃起が維持できないケース、硬さが不十分なケースもEDとして扱われます。
EDの原因は大きく4つあるとされていますが、このうちの薬剤性EDとは、服用している薬が原因で起こるEDのことです。
抗うつ薬や向精神薬、降圧剤、男性ホルモン剤などの副作用が原因となると考えられています。
※EDの4つの分類

EDの分類原因
器質性ED血管障害や神経障害など、体に何らかの原因があることによって物理的に勃起ができなくなります。
加齢やストレス、糖尿病などが該当します。
心因性ED精神的・心理的な原因によって起こるEDです。
30代や40代で多くみられ、会社のストレスやパートナーとの関係性、トラウマなどがあると起こりやすくなります。
薬剤性ED服用している薬剤が原因となっておこります。
抗うつ薬や男性ホルモン剤、降圧剤などが原因となりやすいとされています。
混合性ED器質性EDと心因性EDが両方合わさったEDのことです。
慢性的な疾患に伴って精神的ストレスが増大しEDになるケースなどが該当します。
50代や60代に多く見られます。

薬剤性EDになりやすい薬と原因

抗うつ薬や抗精神病薬などの中枢神経に作用する薬剤や、降圧剤や利尿剤などの循環器に作用する薬剤などは薬剤性EDを引き起こしやすいとされています。
薬剤性EDを起こしやすい代表的な薬についてご紹介します。

抗うつ剤・精神安定剤

抗うつ薬や精神安定剤はうつ病に対して投与する薬剤です。
うつ病自体が、何をするにしても意欲が全体的に低下する傾向にあるため、性的な刺激に対しても意欲が減退しEDになるとされています。
加えて、抗うつ薬や精神安定剤では、セロトニンを増加させ、ノルアドレナリンやドーパミンの作用を抑制する機序を持っています。
このノルアドレナリンやドーパミンは性的な衝動に関わるとされているため、ドーパミンが少なくなることで性欲減退につながると考えられています

抗アンドロゲン剤・男性ホルモン抑制剤

抗アンドロゲン剤や男性ホルモン抑制剤でも薬剤性EDが起こりやすいとされています。
通常、男性の性欲や勃起の機能に対して大きな影響を与えているホルモンが「テストステロン」です。
抗アンドロゲン剤は、前立腺がんなどの治療薬として使用されていますが、テストステロンを抑制してしまうため、副作用としてEDを引き起こすと考えられています。
同様に、テストステロンを抑制してしまう男性ホルモン抑制剤も性欲の低下を引き起こすとされています。

降圧剤

高血圧の時に使用される降圧剤も薬剤性EDを引き起こす原因となります。
ギリシャの研究では降圧剤を使用していた患者でのED罹患率は40.4%ほどだったのに対して、降圧剤を使用していない患者のED罹患率は19.8%であったとの報告もあります。
降圧剤がなぜEDを引き起こすのかに関しては、陰茎への血圧の低下が原因とされています。高血圧の患者では合併している動脈硬化の病変によって、陰茎への血流は低下状態にあります。
この状態で降圧剤を投与するとさらに陰茎の血圧が低下し、EDとなると考えられています。
現在降圧剤は10種類近くが発売されていますが、この中でも特に利尿薬、ベータ遮断薬、交感神経抑制薬などは薬剤性EDを引き起こしやすいとされています。
降圧剤によるED症状がある場合は、バイアグラなどのPDE5阻害薬を併用すると効果的です。

薬剤性EDの改善方法

ED治療薬の服用

一般的となるのはED治療薬の服用です。
通常飲んでいる薬剤を飲み続けたまま、ED治療ができます。
また、ED治療薬はいくつか種類が出ていますので、体質や生活習慣に合った薬剤を選びながら治療を進めることができます。

バイアグラ

バイアグラは世界で初めて開発されたED治療薬です。
ジェネリック医薬品も出ており、金銭的な負担が気になる方はジェネリック医薬品を選ぶことも可能です。
非常に効果も高い一方で、持続性には劣るとされています。また、食事の影響も受けやすいため、効果を高めるためには食事への心がけも大切です。
<関連商品>

商品名バイアグラ【VIAGRA】
画像バイアグラ【VIAGRA】
一般名シルデナフィルクエン酸塩25mg/50mg/100mg
メーカーPfizer(ファイザー)/VIATRIS(ビアトリス)
購入ページバイアグラの購入ページはこちら

カマグラゴールド

カマグラゴールドは、バイアグラのジェネリック医薬品でインドのアジャンタファーマ社が開発しました。
<関連商品>

商品名カマグラゴールド
画像カマグラゴールド画像
一般名シルデナフィルクエン酸塩
メーカーAjanta Pharma(アジャンタファーマ)
購入ページカマグラゴールドの購入ページはこちら

センフォース

センフォースも、バイアグラのジェネリック医薬品となっており、インドのセンチュリオン社が開発しました。
<関連商品>

商品名センフォース
画像センフォース
有効成分シルデナフィルクエン酸塩50mg/100mg/200mg
メーカーACenturion Laboratories Pvt Ltd(センチュリオン・ラボラトリーズ)
購入ページセンフォースの購入はこちら

レビトラ

レビトラは効果発現までの時間が20分~1時間ほどとほかの薬剤と比較し早いことが特徴です。
また、効果も非常に高く、硬さが出やすいとされています。
副作用としては、バイアグラと同じく頭痛やほてりなどが出やすいとされていますので、異常があった場合には医療機関を受診しましょう。
<関連商品>

商品名レビトラ
画像レビトラ
有効成分バルデナフィル塩酸塩水和物5mg/10mg/20mg
メーカーBayer(バイエル)
購入サイトレビトラの購入ページ

レビスマ【20mg】

レビスマ【20mg】は、インドのアスレ社が開発・製造しているED治療薬です。
勃起を阻害する酵素PDE-5(ホスホジエステラーゼ タイプ5)の働きを抑えることで、勃起不全を改善します。
レビトラのジェネリック医薬品であるため、価格も抑えて治療することが可能です。
<関連商品>

商品名レビスマ【20mg】
画像レビスマ
一般名バルデナフィル塩酸塩水和物【10mg/20mg】
メーカーAsle pharmaceuticals(アスレ)
販売サイトレビスマの購入はこちら

シアリス

シアリスは、バイアグラやレビトラと比較して薬の持続時間が長いという特徴があります。
バイアグラはおよそ3~5時間ほど、レビトラは4~8時間ほどとされていますが、シアリスは20~36時間ほどの持続時間が認められています。食事の影響も向けにくく、自然な勃起が期待できます。
一方で、薬の効果が出始めるまでは3時間ほど必要なため、事前に服用するのを忘れないようにしましょう。EDになってすぐの方などにおすすめの薬剤です。
<関連商品>

商品名シアリス
画像シアリス画像
一般名タダラフィル
メーカーEli Lilly(イーライリリー)
購入ページシアリスの購入ページはこちら

タダライズ【20mg/40mg/60mg】

タダライズ【20mg/40mg/60mg】は、インドのサンライズレメディーズ社が開発した治療薬です。
<関連商品>

商品名タダライズ
画像タダライズ画像
一般名タダラフィル
メーカーSunrise Remedies(サンライズレメディーズ)
購入ページタダライズの購入ページはこちら

ザイデナ

ザイデナは、アジア人向けに作られたED治療薬で、前述のバイアグラ、シアリス、レビトラの後に開発されています。
副作用は、その他の薬剤と比較しても発現率が低いとされています。
有効性と安全性のバランスが高いことが特徴で、これまで3剤試しても効果がなかなかでなかった方などはザイデナを試してみることをお勧めしています。
<関連商品>

商品名ザイデナ
画像ザイデナ画像
有効成分ウデナフィル【100mg】
メーカー東亜製薬社
購入ページザイデナの購入ページはこちら

ズデナ【ザイデナジェネリック】

ズデナ【ザイデナジェネリック】は、インドのサンライズレメディーズ社が開発したED治療薬でザイデナのジェネリック医薬品です。
日本ではまだ承認されていませんが、韓国やフィリピンなどのアジア各国・ロシアなどを中心に世界30か国で輸出されています。
<関連商品>

商品名ズデナ【ザイデナジェネリック】
画像ズデナ【ザイデナジェネリック】画像
有効成分ウデナフィル【100mg】
メーカーSunrise Remedies(サンライズレメディーズ)
購入ページズデナの購入ページはこちら

生活習慣の改善

薬の服用によってEDが引き起こされている場合、原因となっている疾患の改善することが大切です。特に何らかの疾患によって高血圧となり、降圧剤を服用している場合は血圧が下がるように生活習慣の見直しをしていきましょう。

食生活

普段の生活で脂質の多い食事、カロリーをとりすぎている場合、高血圧や高脂血症を引き起こします。
高脂肪、高カロリーな食事を控えることに加えて、血液をサラサラにする魚を積極的にとるようにしましょう。
ただし、魚ばかり食べていると栄養が偏ってしまうため、全体的にはバランスの良い食事を心がけてください。

ストレス

ストレスによって抗精神病薬や抗うつ薬、睡眠薬を服用している場合、元の疾患の原因となっている日常生活のストレスを解消できるように工夫することが大切です。
特に抗うつ薬の服用は、薬剤性EDだけではなく、心因性EDを引き起こしてしまう可能性がありますので、生活の中でリラックスできる場所を見つけてストレスとうまく付き合っていきましょう。

原疾患薬剤の変更・減少

薬剤性EDの原因の1つに、原疾患の薬剤量が多いことで副作用も強く出ている恐れがあります。
そのため、副作用が強く出ていることによる薬剤性EDと考えられる場合は、薬剤を1段階減量します。
もし、既に最小用量となっている場合は違う作用機序や違う成分の薬剤に変更することで薬剤性EDが改善されるケースもあります。

EDに関するよくある質問

EDに関するよくある質問画像
Q
ED治療にはどのくらいの治療費用がかかってくるのでしょうか?
A

ED治療薬の処方には保険が適用されません。
そのため、必要になる検査や各クリニックでの診察料の設定によって治療費用がおおきくことなってきます。
薬剤に関しては先発医薬品ではなく、安い価格のジェネリック医薬品を選択すると治療費用が抑えられてきますので、参考にしてみてください。

Q
ED治療薬を使用しても効果が感じられなかった場合にはどうしたらよいでしょうか。
A

まずは、服用タイミングや服用する環境が適切だったかを振り返ってみましょう。
脂っこい食事の後に服用していたり、性行為の直前に服用してしまったり、まだ1~2回しか試していないのに効果判定を自分でしてしまっている、などです。
服用を継続することで効果が発揮されるケースもありますので、数回正しいタイミングで服用してみましょう。
また、薬の増量も可能な薬剤が多くありますので、効果が実感できない場合には増量も検討してみましょう。

Q
ED治療薬を服用するとずっと勃起したままになるのでしょうか?
A

ED治療薬は、陰茎の血流を改善して勃起を助ける薬剤です。そのため、性的な刺激がない場面で勃起し続けることはありません。

Q
抗うつ薬や降圧剤以外に、どのような薬剤が薬剤性EDを引き起こしやすいのでしょうか?
A

ED診療ガイドラインには、「EDを引き起こす可能性のある薬剤」が記載されています。
そこでは、スルメピリドやシメチジンなどの抗潰瘍薬、スタチン系やフィブラート系などの脂質異常症治療薬、テオフィリンや抗ヒスタミン薬などのアレルギー用剤、NSAIDsなどが薬剤性EDを引き起こしやすい薬剤として挙げられています。

Q
EDは一生治らない疾患なのでしょうか?
A

そんなことはありません。
EDは、要因を取り除くことで改善ができます。例えば薬剤性EDであれば、原因となっている疾患を改善することで薬の量も減り、EDが改善されるケースもあります。
また、ED治療薬を服用することで、勃起に自信がつき、薬不要で勃起が維持できたなどのケースもあります。
疾患の治療や生活習慣の見直しなどで治りますので安心してください。

最後に

薬剤性EDのまとめ

薬剤性EDの原因

  • 降圧剤
  • 抗アンドロゲン剤
  • 抗うつ剤

薬剤性EDの改善方法

  • ED治療薬の使用

薬剤性EDは、薬が原因となっておこるEDで、長期間薬剤を服用されている方ならだれでもなる可能性はあります。降圧剤や抗うつ剤などは多くの方が服用する薬のため、薬剤性EDで悩む方も多いかもしれません。しかし、薬剤性EDはED治療薬を併用することで改善が可能です、さらに複数種類の薬剤が販売されているため、ご自身にあった薬剤で治療を続けることができます。最近、勃起の機能が落ちてきた、勃起の維持が難しいなど不安のある方は一度治療を検討してみると良いでしょう。

出典

日本新薬株式会社 EDケアサポート EDの原因とタイプ

タイトルとURLをコピーしました