ヒトプラセンタ

成分名

ヒトプラセンタ

適応症状

老人性色素班、肝斑、雀卵斑、摩擦黒皮症、炎症後色素沈着

簡易説明

肌荒れ、乾燥肌などの治療に用いられるヒトの胎盤由来のタンパクアミノ酸製剤になります。日本で認可が降りている医療用の医薬品としては肝臓病や更年期障害などに用いられますが、シミやシワ、ニキビなどの美容目的でも一部用いられている事で有名です。 人間の胎盤は、皮膚組織の修復に関わる成長因子、肌の新陳代謝や保湿を促進させるタンパク質などスキンケアに有効である多種に渡る栄養素、成分エキスが豊富に含まれています。

処方可能な診療科目

内科、皮膚科

健康保険の適応

保険適応外(美容目的の場合)

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約2,500円~約7,000円 薬代1回1アンプルあたりの目安:2ml約2000円(薬価) 病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1956年

国内のジェネリック認可

なし

関連製品(先発薬)

プラセントレックス【アルバートデイヴィッド】

関連製品(ジェネリック)

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効果・作用

ヒトプラセンタには胎児の成長に必要な細胞の増殖などを促進する成長因子による美容効果があります。 成長因子が肌に浸透する事で加齢や紫外線、乾燥等で痛んだ肌細胞の修復が期待できます。 この成長因子の中でも表皮の新陳代謝を活性化させるEGFが、シミの原因となるメラニンの排出が促進されます。 そしてもう一つ、真皮の綿維細胞を増加させるFGFがコラーゲン等の保湿成分の生成を促進します。 このように表皮と真皮の両方に作用するヒトプラセンタはシミや肝斑や肌荒れ、乾燥肌、シワやたるみ等の様々な肌トラブルに対して作用します。

使用方法

美容目的の場合、1日2回使用します。赤みが強くなってきたり、刺激が強く感じる方は1日1回ご使用ください。洗顔後、適量とり顔や首元など気になる部分に塗布して10分ほど乾かします。全身にも使用が可能です。 子供から大人、男女問わず使用可能です。

副作用

発疹、発赤、かゆみが生じる事があります。いずれの副作用も軽症で発生頻度は少ないものとされています。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

・以前にヒトプラセンタを使用して、過敏症などのアレルギー症状が出たことがある方。 上記にあてはまる方は、ヒトプランタを使用する事が出来ない可能性があります。 ヒトプラセンタを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

▼併用注意薬
特にありません。

よくある質問
ヒトプラセンタジェルではHIV、C型肝炎等の感染の心配はないのでしょうか?

顔に塗るジェルに関しては感染の心配はございません。ヒトプラセンタの注射や点滴等を受けた人は輸血や臓器移植の提供する側にはなれない事になっています。

ヒト由来のプラセンタは人の胎盤をどのように使用してるのですか?

産婦人科と提供者の同意によって提供されています。胎盤は産業廃棄物扱いの為、処分方法が大変なので病院としても引き取り手があると助かるようです。

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