トラセミド

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

トラセミド

適応症状

心性浮腫/腎性浮腫/肝性浮腫

簡易説明

腎臓で尿中の水分が再吸収されますが、フロセミドはヘンレのリープ上行脚と呼ばれる部分に作用し、水分の再吸収を阻害して尿量を増やすため「ループ利尿薬」と呼ばれています。
心不全や腎臓が悪くなることによって起こる腎性浮腫や、肝臓が悪くなって起こる肝性浮腫などに使用されています。
また同じ利尿薬のフロセミドと比べ利尿作用が5倍以上であることがわかっています。

処方可能な診療科目

内科/泌尿器科/など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安   :約2,500円~10,000円
薬代1錠あたりの目安 :4㎎約21.9円/8㎎約34.8円(薬価)
薬代後発薬1錠の目安 :4㎎約11円/8㎎約17.4円(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1999年12月発売開始【ルプラック4㎎】

国内のジェネリック認可

ジェネリック有り

関連製品(新薬)

ルプラック錠4㎎【製薬メーカー:田辺三菱】
ルプラック錠8㎎【製薬メーカー:田辺三菱】

関連製品(ジェネリック)

トラセミド錠4mg/トラセミド錠8mg/トラセミドOD錠4mg/トラセミドOD錠8mg/トラセミドタブレット5㎎/トラセミドタブレット10㎎

効果・作用

トラセミドは利尿薬になりますがその中でも「ループ利尿薬」に分類されます。
尿を促す事によって血圧を下げることができます。 血圧の上昇には血液量が関わってきます。
ナトリウムは体内で水と一緒に移動する性質があり、腎臓から膀胱まで繋がっている管でヘンレループという管が存在しています。
このヘンレループという管にナトリウムを血液中に送りこむ輸送体があり、ナトリウムと水分が同時に吸収されることによって全体の血液量が増え、体内の血液量が増え血圧が上昇します。
また、トラセミドは心不全に対しても有効とされています。
トラセミドを使用する事により、尿として体内の水分を排出させて全体の血液量を減らし心臓の負担が軽くなるため、心不全を治療する事ができます。
浮腫の原因は水分の流れが各組織で停滞し、体内に水分が溜まっておこります。 なのでトラセミドの効果で腎臓が悪くなることによって起こる腎性浮腫や、肝臓が悪くなって起こる肝性浮腫などに対しても使用されています。
ループ利尿薬の副作用で低カリウム血症がありますが、トラセミドはカリウムを保持する作用が他のループ利尿薬よりも強いため、低カリウム血症の副作用が出にくいとされています。
またトラセミドの半減期は約2時間とされて作用時間は約6~8時間と長いです。
上記の特徴から、トラセミドはあらゆる浮腫改善に使用され利尿作用がとても強い薬となっています。

使用方法

成人には1日1回4~8mgを服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

副作用

だるさ/脱力感/眩暈/ふらつき/尿酸値の上昇/吐き気/頭痛/耳鳴りなど

トラセミドには、副作用が起こる可能性があります。
トラセミドを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■トラセミド副作用(重度)
▼重度の低カリウム血症または高カリウム血症
だるい、筋力低下、動悸、便秘など
▼肝臓の重い症状
だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色など
▼血小板減少
鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血(血豆・青あざ)、血が止まりにくいなど

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
※詳しい症状に関しましては、よくある副作用の症状一覧をご利用下さい。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■トラセミドを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ルプラック錠4㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ルプラック錠4㎎の添加物
・乳糖水和物
・ヒドロキシプロピルセルロース
・クロスカルメロースナトリウム
・ステアリン酸マグネシウム

【使用に注意が必要な方】
・進行した肝硬変症のある方
・重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある方
・重篤な腎障害のある方
・肝疾患
・肝機能障害のある方
・本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある方
・下痢、嘔吐のある方
・手術前の方
・ジギタリス剤、糖質副腎皮質ホルモン剤、ACTH又はグリチルリチン製剤の投与を受けている方
・減塩療法時の方
・高齢者の方
・小児の方
・全身性エリテマトーデスの方

【使用が出来ない方】
・無尿の方
・肝性昏睡の方
・体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している方
・スルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある方

上記にあてはまる方は、トラセミドを使用する事が出来ない可能性があります。
トラセミドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
現在調査中

【併用注意薬】
ノルアドレナリン/ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物/ACE阻害剤/β遮断剤等/ゲンタマイシン硫酸塩/アミカシン硫酸塩/セファロスポリン系抗生物質/ジギトキシン/ジゴキシン/糖質副腎皮質ホルモン剤/ACTH/グリチルリチン製剤/糖尿病用剤/炭酸リチウム/サリチル酸ナトリウム/アスピリン/インドメタシン/プロベネシド/カルバマゼピンなど

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

トラセミドに関する
よくある質問
下痢の時にトラセミドを服用したらどうなりますか?

下痢が続く状況で利尿剤を服用されると脱水症状になってしまう可能性があります。 症状がおさまるまで一時的に中止とされても良いかもしれません。

低用量ピルとトラセミドの併用は大丈夫ですか?

はい、低用量ピルとトラセミドの併用は特に問題ありません。

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