プロベネシド

成分名

プロベネシド

適応症状

痛風/ペニシリン、パラアミノサリチル酸の血中濃度維持

簡易説明

腎臓に作用し尿酸を尿として体外に排出させる効果があります。
尿酸の排泄量を増やす尿酸排泄薬になり、痛風や高尿酸血症の方に有効的です。
予防薬として使用されるため、規則的に服用し徐々に服用量量を増やしていくことが多いです。

処方可能な診療科目

泌尿器科/内科/整形外科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約1000円~5000円程度
1錠あたりの目安:250mg約9.8円(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1956年10月販売開始【ベネシッド錠250mg】

国内のジェネリック認可

現在調査中

関連製品(先発薬)

ベネシッド錠250mg【科研製薬株式会社】

関連製品(ジェネリック)

ベネシッドジェネリック【Geno Pharma】など

効果・作用

痛風や腎障害の原因として、血液中の尿酸濃度が非常に高い状態であることが分かっています。
尿酸は腎臓でろ過され尿中に排出されるが、腎臓の尿細管という部分で血液中に再度吸収されふたたび体内へ戻ると言われてます。
ふたたび体内へ戻る尿酸の再吸収を妨げることができれば、血液中の尿酸を減らすことが可能です。
プロベネシドは尿細管内での尿酸の再吸収を妨げることで、尿酸排出を促進させ、高尿酸血症を改善させる効果があります。
また、プロベネシドは鎮痛作用や抗炎症作用を持ち合わせていないため急性の痛風発作には適応されません。
予防薬として使用されることが多いです。

使用方法

【痛風の場合】
成人1日0.5~2g(2~8錠)を分割経口服用し、その後維持量として1日1~2g(4~8錠)を2~4回に分割経口服用します。
また、年齢、症状により適宜増減する。
【ペニシリン、パラアミノサリチル酸の血中濃度維持の場合】
成人1日1~2g(4~8錠)を4回に分割経口服用します。
また、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

飲み始めに痛風発作を起こす場合があります。
これは尿酸の結晶が、関節から溶け出すことで起こるので症状が改善される傾向にあります。
関節に蓄積されていた尿酸が排出されると、その後は発作が起こらなくなります。
エペリゾン塩酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
エペリゾン塩酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■プロベネシド副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
アナフィラキシー様症状/血液障害/肝臓の重い症状/ネフローゼ症候群など

【その他の副作用】
尿路結石/食欲不振/吐き気/胃の不快感/かゆみ/発疹/頭痛/顔のほてりなど

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■プロベネシドを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ベネシッド錠250mgの場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ベネシッド錠250mgの添加物
・乳糖水和物
・低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
・ポリビニルアルコール(部分けん化物)
・タルク
・ステアリン酸マグネシウム
・ヒプロメロース
・マクロゴール6000

【使用に注意が必要な方】
・消化性潰瘍の既往歴のある方
・高齢者の方
・妊娠中の方

【使用出来ない方】
・授乳中の方
・本剤に対し過敏症の既往歴のある方
・腎臓結石がある方
・高度の腎機能障害がある方
・血液障害がある方
・2歳未満の乳幼児

上記にあてはまる方は、プロベネシドを使用する事が出来ない可能性があります。
プロベネシドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用注意薬】
サリチル酸系薬剤/経口糖尿病用剤/セファロスポリン系抗生物質/ペニシリン系抗生物質/経口抗凝血剤/サルファ剤/ガンシクロビル/ノギテカン塩酸塩など

【併用禁忌薬】
現在調査中

【併用禁止食品】
アルコール

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
普段からビタミン剤などの市販のサプリメントを飲んでいますが併用は可能ですか?

ベネシッド錠とビタミン剤の併用は特に問題ないとされています。

痛風になったときどのくらいの期間薬を飲み続けるべきなのでしょうか?

痛風の痛みには個人差がありますが、数週間で痛みが徐々に軽減されていきます。
痛みが治まっても自己判断で薬の投与を止めず必ず医師の指示に従うようにしてください。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。