レバミピド

成分名

レバミピド

適応症状

胃潰瘍/胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善/急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期/ドライアイ

簡易説明

胃粘膜プロスタグランジンE2増加作用や胃粘膜保護作用により胃粘膜傷害を抑え、胃粘液量や胃粘膜血流量の増加で血行動態の障害を改善し、炎症を抑え、胃粘膜を修復します。
主に、胃潰瘍の治療、急性胃炎や慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善に使用されます。
また2011年にはドライアイ用の点眼液も日本で発売がされました。

処方可能な診療科目

内科/消化器内科/胃腸内科/内視鏡内科/眼科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安   :約2,500円~10,000円
薬代1錠あたりの目安 :100㎎約12.9円(薬価)
顆粒の場合      :20%約24.2円(薬価)
点眼液の場合     :1本約27円(薬価)
薬代後発薬1錠の目安 :100㎎約9.9円(薬価)
後発顆粒の場合    :20%約18.1円(薬価)
後発OD錠の場合    :100㎎約9.9円(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1990年12月 販売開始(ムコスタ錠100㎎)

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(先発薬)

ムコスタ錠100㎎【大塚製薬】
ムコスタ顆粒20%【大塚製薬】
ムコスタ点眼液UD2%0.35mL【大塚製薬】

関連製品(ジェネリック)

レバゲン「Macleods」/レバミピド錠100mg「DK」/レバミピド錠100mg「KTB」/レバミピド錠100mg「NPI」/レバミピド錠100mg「NS」/レバミピド錠100mg「TCK」/レバミピド錠100mg「TYK」/レバミピド錠100mg「アメル」/レバミピド錠100mg「ケミファ」/レバミピド錠100mg「タナベ」/レバミピド錠100mg「トーワ」/レバミピド錠100mg「日医工」/レバミピド錠100mg「JG」/レバミピド錠100mg「TSU」/レバミピド錠100mg「YD」/レバミピド錠100mg「タカタ」/レバミピド錠100mg「ファイザー」/レバミピド錠100mg「杏林」/レバミピド錠100mg「クニヒロ」/レバミピド錠100mg「DSEP」/レバミピド錠100mg「オーツカ」/レバミピド錠100mg「Me」/レバミピドOD錠100mg「NS」/レバミピドOD錠100mg「YD」/レバミピドOD錠100mg「明治」/レバミピド顆粒20%「TCK」/レバミピド顆粒20%「TYK」/レバミピド顆粒20%「あすか」/レバミピド顆粒20%「アメル」/レバミピド顆粒20%「タカタ」/レバミピド顆粒20%「日医工」/レバミピド錠100mg「EMEC」/レバミピド錠100mg「MED」/レバミピド錠100mg「NP」/レバミピド錠100mg「ZE」/レバミピド錠100mg「あすか」/レバミピド錠100mg「サワイ」

効果・作用

胃から分泌されている胃酸は強力な酸であり、食べ物に含まれている細菌を死滅させるなどの重要な役割を果たしています。
しかし、このままの状態であると胃粘膜を傷つけてしまい胃潰瘍や胃炎といった症状が起こってしまいます。
胃を胃酸から保護するために、胃粘膜が存在しますがこの胃粘膜が少なくなってしまった場合も胃潰瘍や胃炎を発症します。
レパミピドは胃粘膜を増やしたり血流をよくすることで、胃酸に対する防御機能を高めます。
そうすることで胃潰瘍や胃炎を治療し予防するといった効果が見込めます。
また傷ついた組織の修復を助ける作用もあります。

レパミピドは粘膜修復効果があることから、近年ではドライアイの治療薬として点眼液にも含まれるようになりました。
涙を構成している粘膜(ムチン)の生産量を増加させることにより、涙液の質を改善します。
涙液の質が改善されることにより、ドライアイの症状が改善され角膜炎の治癒にもつながります。
一般的なドライアイに用いるほか、シェーグレン症候群の眼症状にも効果的です。

使用方法
副作用

【ムコスタ錠・ムコスタ顆粒の場合】
発疹/かゆみ/薬疹様湿疹などの過敏症状/蕁麻疹など

【ムコスタ点眼液の場合】
苦味/眼刺激感/眼のかゆみ/霧視(目がかすむ)など

レバミピドには、副作用が起こる可能性があります。
ミピドを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■レパミピド副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼アナフィラキシーショック
気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れるなど
白血球減少
のどの痛み、発熱、倦怠感など
▼血小板減少
鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血など
▼肝機能障害、黄疸
全身倦怠感、食欲不振、皮膚や粘膜などの黄染など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■レパミピドを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ムコスタ錠100㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ムコスタ錠100㎎
・結晶セルロース
・ヒドロキシプロピルセルロース
・ステアリン酸マグネシウム
・ヒプロメロース
・マクロゴール6000
・酸化チタン

【使用に注意が必要な方】
・高齢者の方
・妊娠中、授乳中の方
・小児の方

上記にあてはまる方は、レパミピドを使用する事が出来ない可能性があります。
レパミピドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
現在調査中

【併用注意薬】
現在調査中

現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
頭痛薬のロキソニンとムコスタ錠の飲み合わせは大丈夫ですか?

はい、飲み合わせに問題はありません。

市販の胃薬とムコスタ錠を重複して飲んでしまったのですが問題はありますか?

特に問題はないとされています。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。