デラプリル塩酸塩

成分名

デラプリル塩酸塩

適応症状

腎血管性高血圧症
腎性高血圧症
本態性高血圧症

簡易説明

デラプリル塩酸塩は、≪ACE阻害薬≫と呼ばれる系統の血圧を下げる薬です。主に、腎血管性高血圧症、腎性高血圧症、本態性高血圧症の治療に使用されます。「アンジオテンシンⅡ」という体内物質の生成を抑制することで、血管が拡がり電解質や水分が調節され血圧が下がります。効果や安全性が高く心不全や糖尿病のある人に向いてます。尿酸・脂質・血統には影響せず、年齢を問わずに広い層で使用されてます。また、腎臓病や心臓病にも有効です。

処方可能な診療科目

内科/循環器科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1錠あたりの目安:7.5mg約16.1円/15mg約26.9円/30mg約42.4円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売開始年月 : 1989年4月

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

アデカット7.5mg錠/15mg錠/30mg錠【製薬メーカー:武田テバ薬品】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

デラプリル塩酸塩は、降圧剤(血圧を下げるお薬)で、ACE阻害薬という種類に属します。ACE阻害薬は、単に血圧を下げるだけでのお薬ではありません。心臓や腎臓を保護したり、糖尿病を改善させたりといった付加的な作用があります。

▼病理作用
ACEはアンジオテンシンⅠという物質を、アンジオテンシンⅡという物質に変える作用があります。アンジオテンシンⅡには血圧を上げる作用があり、ACEがブロックされるとアンジオテンシンⅡが少なくなり、血圧が下がります。

▼デラプリル塩酸塩の特徴
降圧力は中程度です。
糖尿病を改善させる作用があります。
臓器保護作用があり、腎不全や心不全にも使用されます。また空咳が生じることがあるが、誤飲予防に使用されることもあります。

▼臓器保護作用
血圧が高いと心臓や腎臓にもダメージを与えます。血管が硬くなり、血圧が上がれば心臓の負荷も上がり、心臓にダメージを与えてしまいます。腎臓は、血液から老廃物を取り出し尿を作る作用があります。血管が硬くなっている高血圧の方は、尿を作るのも負荷がかかるようになり腎臓も痛みやすくなります。血圧が高い方というのは、心臓や腎臓といった臓器にもリスクが生じるため、臓器保護作用を持つ「ACE阻害薬」は、高血圧による全身へのダメージをより広く守ってくれます。また、ACE阻害薬は、インスリンの効きを増強させる作用があります。インスリンは血糖値を下げるホルモンなので、これが増強されれば糖尿病の改善も期待できます。

▼他のACE阻害薬
エースコール
タナトリル
レニベース
コバシル

使用方法

デラプリル塩酸塩として1日30~60mgを朝夕の2回に分割経口投与してください。
但し、1日15mg(分2)から投与を開始し、最大投与量は1日120mg(分2)とします。
なお、安定した降圧効果が得られた場合には、1日量又はその半量の朝1回のみの投与とすることができます。

副作用

主な副作用
デラプリル塩酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
デラプリル塩酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

過敏症、発疹、そう痒、眩暈、ふらつき、立ちくらみ、頭痛、頭重、不眠、眠気、肩こり

重大な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

血管浮腫、呼吸困難、顔面腫脹、舌腫脹、声門腫脹、喉頭腫脹、急性腎障害、重篤な高カリウム血症

その他の副作用
悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胸やけ、腹痛、下痢、便秘、ほてり、のぼせ感、動悸、白血球減少、貧血、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、咳、咽頭痛、倦怠感、脱力感、発汗、血清カリウム上昇、総コレステロール上昇、尿酸上昇、尿糖、抗核抗体陽性、浮腫、しびれ感、耳鳴、口渇、口内炎、味覚異常、腹部膨満感、胸部痛、血小板減少、好酸球増多、黄疸、息切れ、嗄声、四肢疼痛、筋痙攣、低血糖

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■デラプリル塩酸塩を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方アデカット7.5mg錠は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼アデカット7.5mg錠の有効成分
デラプリル塩酸塩
▼代表薬の添加物
ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物

妊婦/授乳者
過敏症
血管浮腫
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中
遺伝性血管浮腫
後天性血管浮腫
特発性血管浮腫
薬剤による血管浮腫
デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
アリスキレンフマル酸塩投与中
高カリウム血症
両側性腎動脈狭窄
片腎で腎動脈狭窄
eGFR<60mL/分/1.73㎡の腎障害でアリスキレンフマル酸塩併用
手術前24時間

使用に注意が必要な方
高齢者
新生児/乳児/幼児/小児
高カリウム血症
重篤な腎機能障害
脳血管障害
薬剤過敏症
両側性腎動脈狭窄
血清クレアチニン値が3mg/dL以上
片腎で腎動脈狭窄
アリスキレンフマル酸塩を併用
重症高血圧症
手術前24時間
腎機能障害
利尿降圧剤投与中
両側性腎動脈狭窄
血清カリウム値が高くなりやすい
片腎で腎動脈狭窄
コントロール不良の糖尿病
eGFR<60mL/分/1.73㎡の腎障害でアリスキレンフマル酸塩併用
アリスキレンフマル酸塩を併用
血液透析中

上記にあてはまる方は、デラプリル塩酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
デラプリル塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
インスリン製剤
経口血糖降下剤
アリスキレンフマル酸塩
アリスキレンフマル酸塩
アンジオテンシン2受容体拮抗剤
カリウム保持性利尿剤
スピロノラクトン
トリアムテレン
エプレレノン
カリウム補給剤
トリメトプリム
スルファメトキサゾール・トリメトプリム
降圧利尿剤
フロセミド
トリクロルメチアジド
リチウム製剤
非ステロイド系抗炎症剤
COX-2選択的阻害剤
インドメタシン製剤
カリジノゲナーゼ製剤

上記を使用している方は、デラプリル塩酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
デラプリル塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
なし

併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

デラプリル塩酸塩に関する
よくある質問
血液透析を受けてるのですが、使用できますか?

この薬には併用してはいけない治療法があります。アフェレーシスや血液透析を受ける場合は、必ず医師に相談してください。

アデカット錠患者向け医薬品ガイド

【上記引用元:武田テバ薬品株式会社】

妊婦は使えないそうですが、薬を使用中で妊娠がわかったらどうしたらいいですか?

・この薬を使用中に妊娠が判明した場合は、ただちに医師に相談してください。・妊娠する可能性がある人は、医師や薬剤師に、この薬が妊婦や胎児に影響を及ぼす可能性があることについて説明を受け、十分に理解してください。

アデカット錠患者向け医薬品ガイド

【上記引用元:武田テバ薬品株式会社】

参考元一覧

アデカット錠患者向け医薬品ガイド【武田テバ薬品株式会社】

添付文書アデカット錠【武田テバ薬品株式会社】

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