フロセミド

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

フロセミド

適応症状

高血圧症(本能性・腎性)/悪性高血圧/心性浮腫(うっ血性心不全)/腎性浮腫/肝性浮腫/末梢血管障害による浮腫/月経前緊張症/尿路結石排出促進

簡易説明

腎臓で尿中の水分が再吸収されますが、フロセミドはヘンレのリープ上行脚と呼ばれる部分に作用し、水分の再吸収を阻害して尿量を増やすため「ループ利尿薬」と呼ばれています。
心不全や腎臓が悪くなることによって起こる腎性浮腫や、肝臓が悪くなって起こる肝性浮腫などに使用されています。

処方可能な診療科目

内科/泌尿器科/婦人科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安   :約2,500円~10,000円
薬代1錠あたりの目安 :10㎎約9.1円/20mg約9.6円/40mg約13.3円(薬価)
カプセルの目安    :40㎎約16.7円(薬価)
細粒の目安      :約14.6円(薬価)
注射液の場合     :20㎎約61円/100㎎約138円(薬価)

薬代後発薬1錠の目安 :10㎎約6円/20㎎約6円/40㎎約6.3円(薬価)
後発細粒の目安    :約6.4円(薬価)
後発注射液の場合   :20㎎約57円(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1965年5月発売開始【ラシックス錠40㎎】

国内のジェネリック認可

ジェネリック有り

関連製品(新薬)

ラシックス錠10mg【製薬メーカー:サノフィ】
ラシックス錠20mg【製薬メーカー:サノフィ】
ラシックス錠40mg【製薬メーカー:サノフィ】
ラシックス細粒4%【製薬メーカー:サノフィ】
ラシックス注20mg【製薬メーカー:サノフィ】
ラシックス注100mg【製薬メーカー:サノフィ】
オイテンシンカプセル40mg【製薬メーカー:サノフィ】

関連製品(ジェネリック)

▼フロセミドのみ
フロセミド錠10mg/フロセミド錠20mg/フロセミド錠40mg/フロセミド細粒4%/フロセミド注20mgなど
▼フロセミド+スピロノラクトン
ラシラクトン

効果・作用

フロセミドは利尿薬になりますがその中でも「ループ利尿薬」に分類されます。
尿を促す事によって血圧を下げることができます。 血圧の上昇には血液量が関わってきます。
ナトリウムは体内で水と一緒に移動する性質があり、腎臓から膀胱まで繋がっている管でヘンレループという管が存在しています。
このヘンレループという管にナトリウムを血液中に送りこむ輸送体があり、ナトリウムと水分が同時に吸収されることによって全体の血液量が増え、体内の血液量が増え血圧が上昇します。
ヘンレループにあるナトリウムの輸送体を阻害して尿量を増加し体外へ排出させることによって高血圧を治療するのがフロセミドになります。
また、フロセミドは心不全に対しても有効とされています。
フロセミドを使用する事により、尿として体内の水分を排出させて全体の血液量を減らし心臓の負担が軽くなるため、心不全を治療する事ができます。
浮腫の原因は水分の流れが各組織で停滞し、体内に水分が溜まっておこります。
なのでフロセミドの効果で腎臓が悪くなることによって起こる腎性浮腫や、肝臓が悪くなって起こる肝性浮腫などに対しても使用されています。

使用方法

【ラシックス錠10mg・ラシックス錠20mg・ラシックス錠40mgの場合】
成人には1日1回40~80mgを連日又は隔日服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎機能不全等の場合にはさらに大量に用いることもある。ただし、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

【ラシックス細粒4%の場合】
成人には1日1回40~80mg(本剤1~2g)を連日又は隔日服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎機能不全等の場合にはさらに大量に用いることもある。ただし、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

【ラシックス注20mgの場合】
成人には1日1回20mgを静脈注射又は筋肉内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎機能不全等の場合にはさらに大量に用いることもある。ただし、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

副作用

脱力感/めまい/ふらつき/低カリウム血症/低ナトリウム血症/尿酸値の上昇/吐き気/頭痛/耳鳴り/発疹/発赤/光線過敏症/かゆみなど

フロセミドには、副作用が起こる可能性があります。
フロセミドを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■フロセミド副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼アナフィラキシーショック
気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔のむくみ・腫れ、のどが腫れゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れるなど
▼重い血液成分の異常
発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向など
▼重い皮膚・粘膜障害
発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感など
▼不整脈
動悸、脈の乱れなど
▼腎臓の重い症状
尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹など
▼間質性肺炎
から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■フロセミドを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ラシックス錠40㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ラシックス錠40㎎の添加物
・乳糖水和物
・トウモロコシデンプン
・部分アルファー化デンプン
・タルク
・ステアリン酸マグネシウム
・軽質無水ケイ酸

【使用に注意が必要な方】
・進行した肝硬変症のある方
・重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある方
・重篤な腎障害のある方
・肝疾患
・肝機能障害のある方
・本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある方
・下痢、嘔吐のある方
・手術前の方
・ジギタリス剤、糖質副腎皮質ホルモン剤、ACTH又はグリチルリチン製剤の投与を受けている方
・減塩療法時の方
・高齢者の方
・小児の方
・全身性エリテマトーデスの方

【使用が出来ない方】
・無尿の方
・肝性昏睡の方
・体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している方
・スルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある方

上記にあてはまる方は、フロセミドを使用する事が出来ない可能性があります。
フロセミドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
現在調査中

【併用注意薬】
アドレナリン/ノルアドレナリン/ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物/β-遮断剤等/A-II受容体拮抗剤/ゲンタマイシン硫酸塩/アミカシン硫酸塩/シスプラチン/アミノグリコシド系抗生物質/ゲンタマイシン硫酸塩/アミカシン硫酸塩/セファロスポリン系抗生物質/セファロチンナトリウム/ジギトキシン/ジゴキシン/ヒドロコルチゾン/ACTH/グリチルリチン製剤/強力ネオミノファーゲンC/甘草含有製剤/スルホニルウレア剤/インスリン/SGLT2阻害剤/炭酸リチウム/サリチル酸ナトリウム/アスピリン/インドメタシン/プロベネシド/カルバマゼピン/コルホルシンダロパート塩酸塩/シクロスポリン/モザバプタン塩酸塩

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

フロセミドに関する
よくある質問
フロセミドが個人輸入出来なくなると聞きましたが本当でしょうか?またいつから輸入の規制が入るのですか?

2017年12月に厚生労働省から向精神薬にフロセミドが該当したため、個人輸入規制の対象となりました。 また、詳しい規制日につきましては確認がとれておりません。 確認が出来次第、海外薬局ホームページ内お知らせに記載させて頂きます。

フロセミドは飲み続けると耐性はついてきますか?

フロセミドは強い作用を持つ医薬品になりますが、長期服用をするとやはり耐性はついてきます。耐性がついてきて錠数を増やしてしまうと依存症や思わぬ副作用を引き起こす可能性がございます。 常用は避け、適切な用法・用量を守って服用するようにして下さい。

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。