テルミサルタン

成分名

テルミサルタン

適応症状

高血圧症

簡易説明

高血圧の患者に対して体内の血圧を下げる薬です。
体内の血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きを抑えることで血圧を下げる薬効があります。
血管内のアンジオテンシン受容体に作用して昇圧物質アンジオテンシンⅡの血管収縮作用を抑え、血圧を下げます。
通常、高血圧症の治療に用いられアンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬として分類されています。

処方可能な診療科目

循環器内科

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

治療費と薬の合計平均 6,430円
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

2002年12月10日

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(先発薬)

ミカルディス錠20mg/40mg/80mg

関連製品(ジェネリック)

テルマヒール40-AM/テルミサルタン錠20mg「DSEP」/テルミサルタン錠20mg「JG」/テルミサルタン錠20mg「TCK」/テルミサルタン錠20mg「ケミファ」/テルミサルタン錠20mg「トーワ」/テルミサルタン錠20mg「明治」/テルミサルタン錠40mg「DSEP」/テルミサルタン錠40mg「JG」/テルミサルタン錠40mg「TCK」/テルミサルタン錠40mg「ケミファ」/テルミサルタン錠40mg「ツルハラ」/テルミサルタン錠40mg「トーワ」/テルミサルタン錠40mg「明治」/テルミサルタン錠80mg「DSEP」/テルミサルタン錠80mg「JG」/テルミサルタン錠80mg「TCK」/テルミサルタン錠80mg「ケミファ」/テルミサルタン錠80mg「トーワ」/テルミサルタン錠80mg「明治」

効果・作用

テルミサルタンは高血圧症の方の体内の血圧を下げる薬です。
アンジオテンシン受容体に作用して昇圧物質アンジオテンシンⅡの血管収縮作用を抑え、血圧を下げます。
アンジオテンシンⅡは体内の血圧を上げてしまう原因の物質です。
アンジオテンシンは血漿中に存在する血圧上昇作用を持つオリゴペプチドの一種でⅠ〜Ⅳの4種類が存在し、その内Ⅱ〜Ⅳに血圧昇圧作用があります。
アンジオテンシンⅡは、全身の細動脈の平滑筋を収縮させることでバソプレシンを分泌を促進することで強力に血圧を高めてアルドステロンの合成と分泌を促します。
その結果、ナトリウムの貯留から循環血流が増えて血圧の上昇が起こります。
またアンジオテンシンⅡは、腎臓において動脈の血管収縮作用とメサンギウム細胞増殖やメサンギウム基質増生、間質の線維化と結びついており慢性腎臓病の対策においても重要とされている物質です。
テルミサルタンはこのアンジオテンシンⅡという物質の働きを抑制することで血圧を下げる効果がある薬です。
アンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬として分類されます。

使用方法

通常、1日に1錠(40mg)を服用ですが1回0.5錠(20mg)から開始され徐々に増量でも可。
なお、年齢、症状に応じ適宜増減します。
必ず指示された服用方法に従ってください。

副作用

【重い副作用】
高カリウム血症、腎機能障害、ショック、失神、意識消失、肝機能障害、黄疸、血管浮腫

【その他の副作用】
かゆみ、発疹、じん麻疹、紅斑、低血圧、めまい、ふらつき、頭痛など

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
過敏症
重篤な肝障害
胆汁の分泌が極めて悪い
アリスキレンフマル酸塩投与中

使用に注意が必要な方
肝機能障害
肝障害
血液透析中
厳重な減塩療法中
重篤な腎障害
手術前24時間
腎機能障害
脳血管障害
血清カリウム値が高くなりやすい
血清クレアチニン値3.0mg/dL以上
コントロール不良の糖尿病

上記にあてはまる方は、テルミサルタンを使用する事が出来ない可能性があります。
テルミサルタンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
ロキソニン セレコックス
ロキソプロフェン
ボルタレン
ロキソプロフェンナトリウム
上記にあてはまる方は、テルミサルタンを使用する事が出来ない可能性があります。
テルミサルタンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
特になし

併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
最大何錠まで増やせますか?

1日最大量は2錠(80mg)までとされています。

服用時に食事の影響は受けますか?

食事の影響を受けます。食前に服用の場合は毎食前に、食後の場合は場合は毎食後に服用してください。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。