コハク酸ソリフェナシン

成分名

コハク酸ソリフェナシン

適応症状

過活動膀胱における、尿意切迫感、頻尿、夜間頻尿、神経因性膀胱、切迫性尿失禁

簡易説明

コハク酸ソリフェナシンは過活動膀胱における、膀胱がむやみに収縮するのを抑え、その容量を大きくし、たくさん尿を溜めれるようにしてくれます。
尿意切迫感はじめ、尿の回数が異常に多い頻尿、夜間頻尿、急な尿意のあとの尿漏れなどの症状に高い効果があり、従来の同類薬に比べると副作用が比較的少ないとされています。

処方可能な診療科目

泌尿器科/内科など

健康保険の適応

保険適応対象

病院で処方してもらう時の費用目安

病院によって差があり薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になります。
診察料などの目安  :約2500円~3000円

ベシケア錠2.5mg :104.8円/錠
ベシケア錠5mg  :176.8円/錠

ベシケアOD錠2.5mg :104.8円/錠
ベシケアOD錠5mg  :176.8円/錠

※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

2006/4に厚生労働省認可有り

国内のジェネリック認可

無し

関連製品(先発薬)

ベシケア錠/アスランス製薬、ベシケアOD錠/アスランス製薬

関連製品(ジェネリック)

ソリフェナシンコハク酸塩錠2.5mg「ツルハラ」、ソリフェナシンコハク酸塩錠5mg「ツルハラ」、ソリフェナシンコハク酸塩OD錠2.5mg「トーワ」、ソリフェナシンコハク酸塩OD錠5mg「トーワ」

効果・作用

有効成分コハク酸ソリフェナシンは、過活動膀胱における、過活動膀胱に有効で膀胱がむやみに収縮するのを抑え、その容量を大きくし、たくさん尿を溜めれるようにしてくれます。尿意切迫感はじめ、尿の回数が異常に多い頻尿、夜間頻尿、急な尿意のあとの尿漏れなどに効果があります。
コハク酸ソリフェナシンは直接的に膀胱を収縮する筋肉に作用し、その緊張を緩和するとともに膀胱を収縮させる物質である「アセチルコリン」の働きを抑制し、膀胱の容量を増やすことで、尿の回数が増えたり、尿意を強く感じたり、無意識に尿が出たりする症状をを改善してくれます。
またコハク酸ソリフェナシンは抗コリン薬(ムスカリン受容体拮抗薬)に分類される新しい過活動膀胱治療薬で、過活動膀胱における頻尿や尿失禁の対症療法薬として、世界的にも広く使われています。

使用方法

通常、成人にはコハク酸ソリフェナシンとして5mg(0.5錠)を1日1回経口投与する。
年齢・症状により適宜増減するが、1日最高投与量は10mg(1錠)までとする。

副作用

口内乾燥、便秘、霧視、排尿困難
BUN上昇、尿沈渣陽性、ALT(GPT)上昇、CK(CPK)上昇

【重大な副作用】
ショック、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、尿閉、QT延長、心室頻拍、房室ブロック、洞不全症候群、高度徐脈、麻痺性イレウス、幻覚・せん妄、急性緑内障発作

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
・重度の肝機能障害患者

使用に注意が必要な方
・中~軽度の肝機能障害患者
・腎機能障害患者
・妊婦
・授乳婦
・高齢者
・高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する方(眼調節障害(霧視等)、傾眠が起こることがあるため)

上記にあてはまる方は、コハク酸ソリフェナシンを使用する事が出来ない可能性があります。
コハク酸ソリフェナシンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

抗精神病薬(フェノチアジン系・ブチロフェノン系)抗うつ薬(三環系)、抗パーキンソン薬(抗コリン薬)、抗不整脈薬(ジソピラミド)、胃腸薬(抗コリン薬)、カゼ薬・鼻炎薬・かゆみ止め(抗ヒスタミン薬)、アゾール系抗真菌薬、イトラコナゾール(イトリゾール)、フルコナゾール(ジフルカン)、ミコナゾール(フロリード)、リファンピシン(リファジン)、フェニトイン(アレビアチン、ヒダントイン)、カルバマゼピン(テグレトール)

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
コハク酸ソリフェナシンは日本でも購入出来ますか?

日本でも購入は可能です。アステラス製薬からベシケア錠、ベシケアOD錠として販売されております。

副作用は少ないと聞きましたが本当でしょうか?

副作用は他の同類薬に比べると副作用が比較的少くないとされていますが、副作用はあります。代表的な副作用ですと、口内乾燥、便秘などがあげられます。

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