成分名 |
アラセプリル |
適応症状 |
腎性高血圧症
本態性高血圧症 |
簡易説明 |
体内に血圧上昇や心筋の肥大化などに関係する「アンジオテンシンII」が、アンジオテンシン変換酵素の作用により生成されます。アラセプリルは、ACEを妨害し、アンジオテンシンIIの生成を抑制することで、血圧を下げる作用があります。腎臓や心臓どを保護する効果も期待できます。また、薬剤によって心不全や糖尿病性腎症などに使用される場合もあります。主に、高血圧症の治療に使用されます。 |
処方可能な診療科目 |
内科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~5,000円
薬代1錠あたりの目安:12.5mg約18.6円/25mg約20.1円/50mg約22.5円
薬代後発薬1錠の目安:12.5mg約9.1円/25mg約9.8円/50mg約9.8円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
発売開始年月 : 1988年6月 |
国内のジェネリック認可 |
あり |
関連製品(先発薬) |
セタプリル錠12.5mg/25mg/50mg【製薬メーカー:住友ファーマ】 |
関連製品(ジェネリック) |
アラセプリル錠12.5mg/25mg/50mg「日医工/サワイ/JG/日新」【製薬メーカー:日医工/沢井製薬/長生堂製薬/日新製薬-山形】 |
効果・作用 |
体内では「アンジオテンシノーゲン」から、アンジオテンシンIを経て、体内の血圧をあげる物質アンジオテンシンIIが生成されます。アンジオテンシンIIは、血管収縮作用や副腎皮質から「アルドステロン」という物質を分泌させる作用があります。この物質は、腎臓に働きナトリウムイオン(Na+)の再吸収に関係してます。それにより循環血液量の増加、心拍出量や末梢血管抵抗が増加する働きがあり、血圧の上昇がおこります。また、アンジオテンシンIからアンジオテンシン変換酵素(ACE:Angiotensin Converting Enzyme))の働きによって変換されます。ACEを阻害すると、アンジオテンシンIIの生成を抑制でき、血圧上昇を抑えられます。アラセプリルは、ACEを阻害し、アンジオテンシンIIの生成を抑えることで、体内の血圧上昇を抑えることで血圧を下げる働きがあります。また、心臓の肥大化や腎臓の線維化を促進する作用があります。この作用により、高血圧症の改善、腎臓や心臓などを保護する効果が期待されます。薬剤によっては心不全や糖尿病性腎症などの治療に使われることもあります。
▼作用機序
ラットにおけるin vivo試験でACE(キニナーゼII)を阻害し、昇圧系(レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系)を抑制します。降圧系(カリクレイン・キニン・プロスタグランジン系)を活発化し、降圧作用をあらわします。また、動脈血管壁へ良好に移行し、末梢交感神経系を抑えます。これにより降圧作用、またはその持続性に関係していると考えられてます。
▼降圧効果
本態性高血圧症患者を対象とした臨床薬理試験において、カプトプリルと同重量投与で同等の降圧効果と、より長い作用持続性を示しました。
▼本態性高血圧症とは
高血圧症のうち、血圧が高くなる原因が特定できない場合に診断される病気です。はっきりした原因がある高血圧症は、二次性高血圧症と呼ばれます。遺伝性高血圧、腎実質性高血圧、内分泌性高血圧(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)、睡眠時無呼吸症候群、腎血管性高血圧、薬剤誘発性高血圧などがあります。本態性高血圧症の明らかな原因はわかってませんが、塩分摂取過多や肥満、運動不足などの環境要因と、遺伝的な要因が組み合わさって発症すると考えられています。症状はほとんどなく、無症状で経過する場合も多いですが、放置して進行すると動脈硬化をきたし、脳梗塞/脳出血、心筋梗塞などの重篤な疾患のリスクがあります。
▼腎性高血圧とは
腎機能が衰えることによって高血圧になる症状です。腎機能が衰えると、余分な水分と塩分を体外に排泄することが困難になり、体内の血液の量が増大することによって、血圧が上昇します。症状としては、全身のむくみ、尿の量の減少、血尿を排出することがあります。慢性期では、血圧の高い状態が継続し、尿たんぱくや血尿が、常時排出されるようになります。原因は、腎臓あるいはその周辺組織の変異によって起こります。
▼他のACE阻害薬
エースコール
タナトリル
レニベース
コバシル |
使用方法 |
1日25~75mgを1~2回に分割経口投与してください
年齢、症状により適宜増減します
※重症例においても1日最大投与量は100mgまでとしてください |
副作用 |
主な副作用
咳嗽、発疹、眩暈、悪心、ふらつき感、全身倦怠感、過敏症、ALT上昇、黄疸、低血糖、浮腫
重大な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
汎血球減少、急性腎障害、膵炎、血管浮腫、呼吸困難、顔面腫脹、舌腫脹、声門腫脹、喉頭腫脹、無顆粒球症、天疱瘡様症状、重篤な高カリウム血症
その他の副作用
BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、白血球減少、貧血、血小板減少、好酸球増多、そう痒感、起立性低血圧、胸部不快感、動悸、咽喉頭異物感、喀痰増加、頭痛、頭重、眠気、浮遊感、四肢しびれ感、口内しびれ感、下痢、食欲不振、胃部不快感、胸やけ、口渇、口内炎、味覚異常、AST上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、顔面ほてり、血清カリウム値上昇、抗核抗体陽性
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■アラセプリルを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方セタプリルは、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼セタプリルの有効成分
アラセプリル
▼代表薬の添加物
結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸
■他に使用できない方
妊婦/授乳者
過敏症
血管浮腫
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中
遺伝性血管浮腫
後天性血管浮腫
特発性血管浮腫
薬剤による血管浮腫
デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
アリスキレン投与中
高カリウム血症
両側性腎動脈狭窄
片腎で腎動脈狭窄
eGFRが60mL/分/1.73㎡未満の腎機能障害でアリスキレンとの併用
手術前24時間
使用に注意が必要な方 高齢者
高カリウム血症
重篤な腎機能障害
両側性腎動脈狭窄
血清クレアチニン値が3mg/dLを超える
片腎で腎動脈狭窄
アリスキレンを併用
血液透析中
厳重な減塩療法中
高カリウム血症
重症高血圧症
手術前24時間
腎機能障害
腎疾患
利尿降圧剤投与中
両側性腎動脈狭窄
血清カリウム値が高くなりやすい
片腎で腎動脈狭窄
コントロール不良の糖尿病
eGFRが60mL/分/1.73㎡未満の腎機能障害でアリスキレンとの併用
アリスキレンを併用
上記にあてはまる方は、アラセプリルを使用する事が出来ない可能性があります。 アラセプリルを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物
アリスキレン
アンジオテンシン2受容体拮抗剤
カリウム保持性利尿剤
スピロノラクトン
トリアムテレン
カリウム補給剤
塩化カリウム<補給剤>
カリジノゲナーゼ製剤
降圧利尿剤
チアジド系薬剤
ヒドロクロロチアジド
ループ利尿剤
リチウム製剤
アロプリノール
非ステロイド系抗炎症剤
インドメタシン製剤
インスリン製剤
経口血糖降下剤
上記を使用している方は、アラセプリルを使用する事が出来ない可能性があります。 アラセプリルを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 デキストラン硫酸固定化セルロース(リポソーバーr、セレソーブr)
トリプトファン固定化ポリビニルアルコール(イムソーバTRr)又はポリエチレンテレフタレート(セルソーバr)を用いた吸着器によるアフェレーシスの施行
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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参考元一覧 |
セタプリル錠25mg【住友ファーマ株式会社】
セタプリル錠25mg【くすりの適正使用協議会】
アラセプリル錠【日医工株式会社】 |
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