プロプラノロール

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

プロプラノロール塩酸塩

適応症状

本態性高血圧症(軽症~中等症)/狭心症/期外収縮(上室性・心室性)、発作性頻拍の予防、頻拍性心房細動(徐脈効果)、洞性頻脈、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防/褐色細胞腫手術時/片頭痛発作の発症抑制/右心室流出路狭窄による低酸素発作の発症抑制

簡易説明

プロプラノロール塩酸塩はアドレナリン作動性効果遮断薬の一種になります。
交感神経のひとつであるβ1受容体と、Gsタンパク質共役型受容体であるβ2受容体を遮断する役割があります。
β受容体は心臓に存在していますが、β受容体を遮断すると心拍数が減少します。
そのためプロプラノロール塩酸塩は狭心症や、不整脈、高血圧の治療などに使用されています。

処方可能な診療科目

内科/循環器内科/心臓内科/循環器科/心療内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約2,500円~10,000円
薬代1錠あたりの目安:10㎎約13.20円(薬価)
注射液の目安 :0.1%2ml約85円(薬価)
小児用シロップの目安:0.375%1ml約260.2円(薬価)
薬代後発薬1錠の目安:10㎎約6.3円(薬価)
後発カプセルの目安 :60㎎約29.4円(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1966年10月発売開始【インデラル錠10㎎】

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(新薬)

インデラル錠10㎎【製薬メーカー:アストラゼネカ】
インデラル注射液2mg【製薬メーカー:アストラゼネカ】
ヘマンジオルシロップ小児用0.375%【製薬メーカー:マルホ】

関連製品(ジェネリック)

プロプラノロール塩酸塩錠10mg「日医工」/プロプラノロール塩酸塩錠10mg「ツルハラ」/プロプラノロール塩酸塩錠10mg「トーワ」/プロプラノロール塩酸塩徐放カプセル60mg「サワイ」/プロプラノロールWZFなど

効果・作用

プロプラノロール塩酸塩はβ遮断薬と言う種類のお薬になります。
心臓にはβ1受容体というものが存在していますが、このβ1受容体が刺激されると心拍数が上昇します。
心拍数が上昇することによって運動時と同じような反応が心臓におこり、狭心症の発作や不整脈に陥ってしまう事があります。
β受容体を遮断して、心拍数を減らし安定させることによって狭心症の発作、不整脈、高血圧を治療するのがプロプラノロール塩酸塩になります。
気管支にもβ受容体が存在していますが、この受容体はβ2受容体と呼ばれています。
上記で述べたようにプロプラノロール塩酸塩はβ受容体を遮断する作用があり、β2受容体も遮断してしまう作用があります。
β2受容体を遮断すると、気管支は収縮してしまいますので気管支喘息の方に対してはプロプラノロール塩酸塩を使用する事ができません。
また循環器系のほかにもプロプラノロール塩酸塩は、片頭痛に対しても効果があると臨床試験結果で報告されていて、片頭痛発作を44%減少させると示されています。
さらには、心臓を休ませ心拍数を正常に保つことから緊張緩和、あがり症の治療目的としても注目が集まっています。

使用方法

【インデラル錠10㎎の場合】
▼本態性高血圧症(軽症~中等症)に使用する場合
1日30~60mgより投与をはじめ、効果不十分な場合は120mgまで漸増し、1日3回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
▼狭心症、褐色細胞腫手術時に使用する場合
1日30mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は60mg、90mgと漸増し、1日3回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
▼期外収縮(上室性、心室性)、発作性頻拍の予防、頻拍性心房細動(徐脈効果)、洞性頻脈、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防に使用する場合
①成人
1日30mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は60mg、90mgと漸増し、1日3回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
②小児
1日0.5~2mg/kgを、低用量から開始し、1日3?4回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
効果不十分な場合には1日4mg/kgまで増量することができるが、1日投与量として90mgを超えないこと。
▼片頭痛発作の発症抑制に使用する場合
1日20~30mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は60mgまで漸増し、1日2回あるいは3回に分けて服用して下さい。
▼右心室流出路狭窄による低酸素発作の発症抑制に使用する場合
乳幼児には1日0.5~2mg/kgを、低用量から開始し、1日3~4回に分けて服用して下さい。
なお、症状により適宜増減します。
効果不十分な場合には1日4mg/kgまで増量することができる。

【インデラル注射液2mgの場合】
1回2~10mgを、麻酔時には1?5mgを徐々に静脈内注射して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

【ヘマンジオルシロップ小児用0.375%の場合】
1日1mg/kg~3mg/kgを2回に分け、空腹時を避けて服用して下さい。
投与は1日1mg/kgから開始し、2日以上の間隔をあけて1mg/kgずつ増量し、1日3mg/kgで維持するが、患者の状態に応じて適宜減量します。

副作用

だるい/めまい/ふらつき/徐脈/低血圧/手足の冷え・しびれ感/目の乾燥感/眠気など

プロプラノロール塩酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
プロプラノロール塩酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■プロプラノロール塩酸塩副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼心不全、心ブロック、高度な徐脈
息苦しい、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、急な体重増加、脈が飛ぶ、脈が1分間50以下、めまい、気が遠くなる、失神など
▼喘息発作の誘発
咳き込む、ぜいぜい息をする、息をするときヒューヒュー音がする、息切れ、呼吸しにくいなど
▼重い血液成分の異常
発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■プロプラノロール塩酸塩を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(インデラル錠10㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼プロプラノロール塩酸塩の添加物
・D-マンニトール
・ゼラチン
・ステアリン酸
・ステアリン酸マグネシウム

【使用に注意が必要な方】
・うっ血性心不全のおそれのある方
・甲状腺中毒症の方
・特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、絶食状態(手術前後等)の方
・重篤な肝、腎機能障害のある方
・重度でない末梢循環障害のある方
・徐脈のある方
・房室ブロック(I度)のある方
・高齢者の方
・小児の方

【使用ができない方】
・気管支喘息、気管支痙攣のおそれのある方
・糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある方
・高度又は症状を呈する徐脈、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある方
・心原性ショックの方
・肺高血圧による右心不全のある方
・うっ血性心不全のある方
・低血圧症の方
・長期間絶食状態の方
・重度の末梢循環障害のある方
・未治療の褐色細胞腫の方
・異型狭心症の方
・リザトリプタン安息香酸塩を投与中の方

上記にあてはまる方は、プロプラノロール塩酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
プロプラノロール塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
リザトリプタン安息香酸塩

【併用注意薬】
レセルピン/β遮断剤(チモロール等の点眼剤を含む)/インスリン/トルブタミド/アセトヘキサミド/ベラパミル/ジルチアゼム/ニフェジピン/クロニジン/ジソピラミド/プロカインアミド/アジマリン/アミオダロン/アドレナリン/セボフルラン/リドカイン/ジギタリス製剤/シメチジン/クロルプロマジン/エルゴタミン/インドメタシン/リファンピシン/キニジン/プロパフェノン/ワルファリン/フィンゴリモドなど

【組み合わせが注意な食品】
アルコール

現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

プロプラノロールに関する
よくある質問
現在、妊娠中ですがインデラルは服用しても大丈夫ですか?

妊娠中はリスクを抑えるために服用するのは控えたほうがいいです。
しかしどうしてもその薬でないといけないのでしたら医師の判断で処方する場合もあります。

低用量ピルとインデラルの併用は大丈夫ですか?

低用量ピルとインデラルの併用は問題ありません。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。