| 成分名 |
カンフル |
| 適応症状 |
下記疾患における局所刺激、血行の改善、消炎、鎮痛、鎮痒。
筋肉痛/挫傷/打撲/捻挫/凍傷(第1度)/凍瘡/皮膚そう痒症 |
| 簡易説明 |
カンフルとは樟脳(しょうのう)のことで、古くから医薬品として使われてます。特に蘇生薬として使用、いわゆる「カンフル剤」です。現在の医療現場では強心剤としてまず使われませんが、湿布や痒み止めなどの外用薬には含まれています。 |
| 処方可能な診療科目 |
外科など |
| 健康保険の適応 |
健康保険適応あり |
| 病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~3,000円
薬代1錠あたりの目安:
カンフル精(東洋製薬)20.8円 (10mL)
薬代後発薬1錠の目安:
カンフル精 (後発品)15.2円 (10mL)
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
| 厚生労働省による認可、または発売年月日 |
発売年月日:1982年2月 |
| 国内のジェネリック認可 |
国内のジェネリック認可あり |
| 関連製品(先発薬) |
▼準先発薬
カンフル精【製薬メーカー:東洋製薬】
東豊カンフルチンキ 【製薬メーカー:東豊薬品】 |
| 関連製品(ジェネリック) |
昭和カンフルセー【昭和製薬】
「純生」dl-カンフル【小堺製薬】
dl-カンフル精10%「コザカイ」 【小堺製薬】
カンフル精【ヤクハン製薬/小堺製薬/山善製薬/フヂミ製薬所/日興製薬】
イオウ・カンフルローション【東豊】 |
| 効果・作用 |
カンフルとは、樟脳(しょうのう)のことで、カンファーともいいます。
クスノキの幹、根、葉の細片を水蒸気蒸留して得られるカンフルと樟脳油を分離精製したものが天然カンフルです。日本薬局方では「d-カンフル」といいます。純合成したものが「dl-カンフル」で、合成樟脳ともいいます。いずれも無色または白色半透明の結晶、結晶性粉末または塊であり、特異な芳香があり、味はわずかに苦く、清涼感があります。中枢神経興奮作用、局所刺激作用、防腐作用などがあります。かつては蘇生(そせい)薬として知られましたが、現在はほとんど使われておりません。おもに外用剤として凍傷、神経痛、打撲傷、皮膚病などの薬に配合して用いられている他、一般家庭用の衣類防虫剤として多くの市販品が知られています。
■d-カンフルとdl-カンフルの違い
カンファーはd-カンフルの名で日本薬局方で医薬品に指定されています。 dl-カンフルは合成樟脳で、これも医薬品に指定されています。
dl-カンフルは、筋肉痛や捻挫、しもやけなどに用いる薬です。 下記疾患における局所刺激、血行の改善、消炎、鎮痛、鎮痒。 筋肉痛、挫傷、打撲、捻挫、凍傷(第1度)、凍瘡、皮膚そう痒症。
薬効薬理としては、健康な皮膚を刺激して軽い炎症を起こすことにより、反射的に局所の血管を拡張させる。したがって栄養状態の悪い皮膚、局所の疾患の治癒を促進します。
皮膚・粘膜から吸収されます。
d-カンフルは、局所を刺激し、血行を改善することにより消炎・鎮痛・鎮痒作用をあらわします。
dl-カンフル:鎮痛・鎮痒・収れん・消炎剤
d-カンフル(カンフル精):鎮痛・鎮痒・消炎剤
イオウ・カンフルローション:皮膚軟化剤
カンフル精 【東洋製薬】 |
| 使用方法 |
通常、1~10%の軟膏、10%のアルコール溶液、10~20%の植物油溶液又は2~4.5%の石ケンカンフルリニメントとして患部に適量を塗布あるいは塗擦してください。 |
| 副作用 |
主な副作用
過敏症/発赤/発疹
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■カンフル(成分名)を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方カンフル(カンフル精の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼カンフル精(代表薬)の有効成分
100mL中 日本薬局方 dl-カンフル 10g
▼カンフル精の添加物
エタノール
使用に注意が必要な方 ・妊婦
・授乳婦
・小児等
(適用上の注意)
・湿潤面への使用は避ける
・眼又は眼の周囲には使用しない(液剤、軟膏、リニメント剤として) |
| 併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 フェノール
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
カンフルに関する よくある質問 |
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