ジクロフェナクナトリウム

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

ジクロフェナクナトリウム

適応症状

関節リウマチ/変形性関節症/変形性脊椎症/腰痛症/腱鞘炎/頸肩腕症候群/神経痛/後陣痛/骨盤内炎症/月経困難症/膀胱炎/前眼部炎症/歯痛/急性上気道炎/手術ならびに抜歯後の鎮痛・消炎など

簡易説明

炎症や痛み、発熱の要因となっているプロスタグランジンの生成を阻害して抗炎症作用を示します。
また炎症や腫れを抑制して、さらに解熱・鎮痛効果もあり、筋肉や関節の痛みを軽減して、発熱時の熱を下げます。
関節リウマチ・変形性関節症・腰痛症・手術後・抜歯後などの鎮痛・消炎、急性上気道炎の鎮痛・解熱に使用されます。
また錠剤の他、カプセル・座薬・テープ・ローション・ゲルなど様々な形で販売がされております。

処方可能な診療科目

内科/外科/歯科/泌尿器科/婦人科/整形外科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約1000円~5000円程度
新薬1錠あたりの目安:25mg11.2円(薬価)
後発薬1錠あたりの目安:25mg5.6円(薬価)
カプセルの目安:37.5mg16.5円(薬価)
後発カプセルの目安:37.5mg6.6円(薬価)
ゲルの目安:1%6.7~7.1円(薬価)
後発ゲルの目安:1%4.6円(薬価)
ローションの目安:1%6.7円(薬価)
後発ローションの目安:4.6円(薬価)
テープの目安:15.2~25.3円(薬価)
後発テープの目安:10.9~16.8円(薬価)
湿布の目安:15.3~25.3円(薬価)
後発湿布の目安:10.9~31.6円(薬価)
坐剤の目安:12.5㎎37円 25㎎42.3円 50㎎48.8円(薬価)
後発坐剤の目安:12.5㎎19.3円 25㎎19.9円 50㎎19.9(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可

1974年2月【保険収載年月日】

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(新薬)

ボルタレン錠25mg【製薬メーカー:ノバルティス社】
ボルタレンサポ12.5mg【製薬メーカー:ノバルティス社】
ボルタレンサポ25mg【製薬メーカー:ノバルティス社】
ボルタレンサポ50mg【製薬メーカー:ノバルティス社】
ボルタレンSRカプセル37.5mg【製薬メーカー:同仁】
ボルタレンゲル1%【製薬メーカー:同仁】
ボルタレンテープ15mg7cmx10cm【製薬メーカー:同仁】
ボルタレンテープ30mg10cmx14cm【製薬メーカー:同仁】など

関連製品(ジェネリック)

ジクロフェナクナトリウム坐剤12.5mg「JG」/ジクロフェナクナトリウム坐剤12.5mg「CH」/ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「JG」/ジクロフェナクナトリウム坐剤25mg「CH」/ジクロフェナクナトリウム坐剤50mg「JG」/ジクロフェナクナトリウム坐剤50mg「日医工」/ジクロフェナクナトリウム注腸軟膏25mg「日医工」/ジクロフェナクナトリウム注腸軟膏50mg「日医工」/ジクロフェナクNa錠25mg「YD」/ジクロフェナクナトリウムSRカプセル37.5mg「オーハラ」/ジクロフェナクNa徐放カプセル37.5mg「トーワ」/ジクロフェナクNaゲル1%「日本臓器」/ジクロフェナクNaローション1%「ラクール」/ジクロフェナクNaテープ15mg「東光」7cmx10cm/ジクロフェナクNaテープ30mg「東光」10cmx14cm/ジクロフェナクNaパップ70mg「東光」7cmx10cm/ジクロフェナクNaパップ140mg「東光」10cmx14cmなど

効果・作用

ジクロフェナクナトリウムは主に、鎮痛作用や解熱作用があることで知られていて非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類がされます。
プロスタグランジン(PG)という物質が生成されることで痛みや炎症が起こります。
また風邪を引いたときには、脳内でプロスタグランジンが生成されると身体の熱を上げる動きをするため体温が上昇されます。
またプロスタグランジンはシクロオキシゲナーゼ(COX)と呼ばれる酵素によって作られており、この酵素を阻害する働きをするのがジクロフェナクナトリウムになります。
このような作用により、ジクロフェナクナトリウムは痛み・炎症・発熱を抑える効果が期待できます。
服用すれば30分ほどで効果が表れはじめ、薬効時間も5~6時間と比較的長い時間作用してくれるのも特徴的です。

使用方法

【錠剤の場合】
▼鎮痛・消炎
ジクロフェナクナトリウムとして1日量75~100mgとし原則として3回に分けて服用して下さい。また、頓用する場合には25~50mgとする。
なお、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
▼急性上気道炎
ジクロフェナクナトリウムとして1回量25~50mgを頓用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
ただし、原則として1日2回までとし、1日最大100mgを限度とする。
また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

【坐剤の場合】
▼成人
ジクロフェナクナトリウムとして通常1回25~50mgを1日1~2回、直腸内に挿入するが、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい。
低体温によるショックを起こすことがあるので、高齢者に投与する場合には少量から投与を開始すること。
▼小児
ジクロフェナクナトリウムとして1回の投与に体重1kgあたり0.5~1.0mgを1日1~2回、直腸内に挿入する。なお、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい。
低体温によるショックを起こすことがあるので、少量から投与を開始すること。
年齢別投与量の目安は1回量として下記のとおりです。
1才以上3才未満:6.25mg
3才以上6才未満:6.25~12.5mg
6才以上9才未満:12.5mg
9才以上12才未満:12.5~25mg

【カプセルの場合】
ジクロフェナクナトリウムとして1回37.5mgを1日2回食後に服用して下さい。

【ゲルの場合】
症状により、適量を1日数回患部に塗擦して下さい。

【テープの場合】
1日1回患部に貼付して下さい。

【ローションの場合】
症状により、適量を1日数回患部に塗布して下さい。

副作用

■ジクロフェナクナトリウムの主な副作用
【錠剤】
浮腫/発疹/食欲不振/胃痛/腹痛/下痢/口内炎/喘息発作/小腸潰瘍/大腸潰瘍/出血性大腸炎など
【坐剤】
下痢/軟便/腹痛/浮腫/直腸粘膜刺激/AST上昇/ALT上昇/喘息発作/胃痛/小腸潰瘍/大腸潰瘍など
【カプセル】
胃痛/胃部不快感/腹痛/浮腫/発疹/肝障害/食欲不振/下痢/口内炎/AST上昇/ALT上昇など
【ゲル】
皮膚炎/皮膚荒れ/皮膚刺激感/光線過敏症/皮膚色素沈着/皮膚剥脱など
【テープ】
皮膚炎/光線過敏症/皮膚荒れ/皮膚刺激感/皮膚色素沈着/皮膚剥脱など
【ローション】
皮膚炎/皮膚荒れ/皮膚刺激感/光線過敏症/皮膚色素沈着/皮膚剥脱など

ジクロフェナクナトリウムには、副作用が起こる可能性があります。
ジクロフェナクナトリウムを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■ジクロフェナクナトリウムの副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。

【錠剤】
ショック/胸内苦悶/冷汗/呼吸困難/四肢冷却/血圧低下/意識障害/アナフィラキシー/蕁麻疹/血管浮腫/出血性ショック/穿孔/消化管潰瘍/消化管狭窄/消化管閉塞/再生不良性貧血/溶血性貧血/無顆粒球症/血小板減少/中毒性表皮壊死融解症など
【坐剤】
悪心/ショック/胸内苦悶/冷汗/呼吸困難/四肢冷却/血圧低下/意識障害/アナフィラキシー/蕁麻疹/血管浮腫/出血性ショック/穿孔/消化管潰瘍/消化管狭窄/消化管閉塞/再生不良性貧血/溶血性貧血/無顆粒球症/血小板減少/中毒性表皮壊死融解症など
【カプセル】
頭痛/ショック/胸内苦悶/冷汗/呼吸困難/四肢冷却/血圧低下/意識障害/アナフィラキシー/蕁麻疹/血管浮腫/出血性ショック/穿孔/消化管潰瘍/消化管狭窄/消化管閉塞/再生不良性貧血/溶血性貧血/無顆粒球症/血小板減少/中毒性表皮壊死融解症など
【ゲル】
発疹/発赤/ショック/アナフィラキシー/蕁麻疹/血管浮腫/呼吸困難/接触皮膚炎/紅斑/皮膚そう痒感/皮膚疼痛/皮膚症状/皮膚腫脹/皮膚浮腫/皮膚水疱/皮膚糜爛/皮膚症状が全身に拡大し重篤化など
【テープ】
発疹/発赤/ショック/アナフィラキシー/蕁麻疹/血管浮腫/呼吸困難/接触皮膚炎/紅斑/皮膚そう痒感/皮膚疼痛/皮膚症状/皮膚腫脹/皮膚浮腫/皮膚水疱/皮膚糜爛/皮膚症状が全身に拡大し重篤化など
【ローション】
発疹/発赤/ショック/アナフィラキシー/蕁麻疹/血管浮腫/呼吸困難/接触皮膚炎/紅斑/皮膚そう痒感/皮膚疼痛/皮膚症状/皮膚腫脹/皮膚浮腫/皮膚水疱/皮膚糜爛/皮膚症状が全身に拡大し重篤化など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■ジクロフェナクナトリウムを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ボルタレン錠25㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ボルタレン錠25㎎の有効成分
ジクロフェナクナトリウム
▼ボルタレン錠25㎎の添加物
・ ポビドン
・セルロース
・トウモロコシデンプン
・乳糖
・無水ケイ酸
・ステアリン酸マグネシウム
・ヒプロメロース
・マクロゴール
・酸化チタン
・三二酸化鉄
・タルク

【使用に注意が必要な方】
消化性潰瘍の既往歴のある方/血液の異常又はその既往歴のある方/出血傾向のある方/肝障害又はその既往歴のある方/腎障害又はその既往歴のある方/腎血流量が低下しやすい方/高血圧症の方/心機能障害のある方/SLEの方/気管支喘息のある方/潰瘍性大腸炎の方/クローン病の方/食道通過障害のある方/高齢者の方/小児の方など

【使用出来ない方】
消化性潰瘍のある方/重篤な血液の異常のある方/重篤な肝障害のある方/重篤な腎障害のある方/重篤な高血圧症のある方/重篤な心機能不全のある方/アスピリン喘息又はその既往歴のある方/インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の方/妊娠中の方/トリアムテレンを投与中の方など

上記にあてはまる方は、ジクロフェナクナトリウムを使用する事が出来ない可能性があります。
ジクロフェナクナトリウムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用注意薬】
▼錠剤の場合
ボリコナゾール/エノキサシン/メトトレキサート/アスピリン/非ステロイド性消炎鎮痛剤/プレドニゾロン/降圧剤/β-遮断剤/ACE阻害剤/アンジオテンシンII受容体拮抗剤/ヒドロクロロチアジド/フロセミド/スピロノラクトン/カンレノ酸/エプレレノン/ワルファリン/レビパリン/クロピドグレル/エノキサパリン/シクロスポリン/ドロスピレノン/エチニルエストラジオール/コレスチラミン/フルボキサミン/パロキセチンなど
▼坐剤の場合
ボリコナゾール/エノキサシン/メトトレキサート/アスピリン/非ステロイド性消炎鎮痛剤/プレドニゾロン/降圧剤/β-遮断剤/ACE阻害剤/アンジオテンシンII受容体拮抗剤/ヒドロクロロチアジド/フロセミド/スピロノラクトン/カンレノ酸/エプレレノン/ワルファリン/レビパリン/クロピドグレル/エノキサパリン/シクロスポリン/ドロスピレノン/エチニルエストラジオール/コレスチラミン/フルボキサミン/パロキセチンなど
▼カプセルの場合
ボリコナゾール/エノキサシン/メトトレキサート/アスピリン/非ステロイド性消炎鎮痛剤/プレドニゾロン/降圧剤/β-遮断剤/ACE阻害剤/アンジオテンシンII受容体拮抗剤/ヒドロクロロチアジド/フロセミド/スピロノラクトン/カンレノ酸/エプレレノン/ワルファリン/レビパリン/クロピドグレル/エノキサパリン/シクロスポリン/ドロスピレノン/エチニルエストラジオール/コレスチラミン/フルボキサミン/パロキセチンなど
▼ゲルの場合
ニューキノロン系抗菌剤
▼テープの場合
ニューキノロン系抗菌剤
▼ローションの場合
ニューキノロン系抗菌剤

【併用禁忌薬】
▼錠剤の場合
トリアムテレン(トリテレン)
▼坐剤の場合
トリアムテレン(トリテレン)
▼カプセルの場合
トリアムテレン(トリテレン)
▼ゲルの場合
現在調査中
▼テープの場合
現在調査中
▼ローションの場合
現在調査中

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

ジクロフェナクナトリウムに関する
よくある質問
ボルタレンのような強い痛み止めは副作用が出やすいですか?

ボルタレンは強めの消炎鎮痛剤になるので、主な副作用では胃の炎症や潰瘍があげられています。長期使用の場合は、胃粘膜保護の薬を併用されたほうが副作用が出にくくなると思います。

ボルタレン坐剤は1日に2回使用する場合、時間の間隔はどくらい空ければいいですか?

坐剤の場合は約6時間程度の間隔を空けて頂ければ十分だと思います。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。