成分名 |
フルフェナム酸アルミニウム |
適応症状 |
・外傷後の炎症性反応の消炎
・関節炎の解熱、消炎、鎮痛
・急性上気道炎の解熱、鎮痛
・肩甲関節周囲炎の解熱、消炎、鎮痛
・紅斑症の消炎
・歯根膜炎の消炎、鎮痛
・歯髄炎の消炎、鎮痛
・湿疹・皮膚炎の消炎
・手術後の炎症性反応の消炎
・症候性神経痛の解熱、消炎、鎮痛
・前立腺炎の消炎
・帯状疱疹の消炎
・抜歯後の消炎、鎮痛
・変形性関節症の解熱、消炎、鎮痛
・変形性脊椎症の解熱、消炎、鎮痛
・膀胱炎の消炎
・腰痛症の解熱、消炎、鎮痛
・関節リウマチの解熱、消炎、鎮痛
・急性気管支炎を伴う急性上気道炎の解熱、鎮痛 |
簡易説明 |
・関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症などの消炎・鎮痛・解熱、抜歯後、歯髄炎などの消炎・鎮痛、手術後、外傷後などの消炎、急性上気道炎の解熱・鎮痛に使用されるお薬です。
・炎症を起こしたり痛みを増強する物質「プロスタグランジン」産生を抑制します。
・対症療法薬ですので、熱や痛みの原因そのものを治すことはできません。
・化学構造的には「フェナム酸系」に分類され、胃腸障害などの副作用は少ないほうです。
・この薬の仲間は「非ステロイド抗炎症薬(NSAID)エヌセイズ」と呼ばれており、様々な痛みに広く用いられており、熱やノドの痛みをともなう風邪にも使用されます。 |
処方可能な診療科目 |
内科、整形外科、歯科、皮膚科 |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~10,000円
オパイリン錠125mg 8.3円 (125mg1錠) 大正製薬
オパイリン錠250mg 12円 (250mg1錠) 大正製薬
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
1967年8月販売開始 |
国内のジェネリック認可 |
なし |
関連製品(先発薬) |
オパイリン錠125mg 大正製薬
オパイリン錠250mg 大正製薬 |
関連製品(ジェネリック) |
ありません |
効果・作用 |
・主に、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症などの消炎・鎮痛・解熱、抜歯後、歯髄炎などの消炎・鎮痛、手術後、外傷後などの消炎、急性上気道炎の解熱・鎮痛に使用されるお薬です。
・炎症を起こしたり痛みを増強する物質「プロスタグランジン」の産生を抑え、炎症や痛みを和らげる作用(消炎、鎮痛)や解熱作用がございます。
・対症療法薬となりますので、熱や痛みの原因そのものを治療することはできません。
▼フルフェナム酸アルミニウムの作用▼
・炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジン(PG)の生合成を抑制することで、プロスタグランジン(PG)の合成酵素「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害することで、痛みや炎症、熱などを抑えます。
・COXには種類があり「COX1」という酵素は胃粘膜保護や血小板凝集(血液が固まりやすくなる)などに関係してます。そのためNSAIDsは胃腸障害(消化器症状)をおこしたり、血小板凝集を抑えるなどの作用をあらわす場合ございます。またNSAIDsによって気管支を収縮する作用をもつ「ロイコトリエン」という体内物質が増える場合もございます。
・薬剤によっては「喘息患者」へ使用できない場合があるので注意が必要です。
・COX阻害作用により体内の気管支収縮を引きおこす物質が多くなる場合があり、気管支収縮がおきやすくなることよって喘息発作がおこる可能性があります。
◆非ステロイド系抗炎症薬NSAIDsの作用◆
・COXを阻害することでPGの生成を抑え、痛みや炎症、発熱などを抑える作用(解熱・鎮痛・抗炎症作用)
▼フルフェナム酸アルミニウムの効果・作用まとめ▼
①プロスタグランジン(炎症を起こしたり痛みを増強する物質)の産生を抑制、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬です。
②主に、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症などの消炎・鎮痛・解熱、抜歯後、歯髄炎などの消炎・鎮痛、手術後、外傷後などの消炎、急性上気道炎の解熱・鎮痛に使用されてます。
③「非ステロイド抗炎症薬(NSAID)エヌセイズ」と呼ばれており、様々な痛みに広く用いられており、熱や喉の痛みをともなう風邪にも使用されてます。 |
使用方法 |
◆関節リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症、腰痛症、肩甲関節周囲炎、関節炎、症候性神経痛の消炎・鎮痛・解熱、抜歯後、歯髄炎、歯根膜炎の消炎・鎮痛、膀胱炎、前立腺炎、帯状疱疹、湿疹・皮膚炎、紅斑症、各科領域の手術後ならびに外傷後の炎症性反応の消炎の場合◆
・フルフェナム酸アルミニウムとして1回125?250mgを1日3回経口投与する
・頓用する場合には、1回フルフェナム酸アルミニウムとして、250mgとする
※年齢、症状により適宜増減する
◆急性上気道炎の解熱・鎮痛の場合◆
・フルフェナム酸アルミニウムとして、1回250mgを頓用する
※年齢、症状により適宜増減する
※但し、原則として1日2回までとし、1日最大750mgを限度とする
※空腹時の投与は避けさせることが望ましい |
副作用 |
主な副作用
・胃腸障害
・腹痛
・胃痛
・胃部不快感
・下痢
・眩暈
・ふらつき
・嘔気
・食欲不振
・悪心
・過敏症
重大な副作用
・出血性大腸炎
※極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
※重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
※異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
その他の副作用
・発疹
・浮腫
・腫脹感
・溶血性貧血
・白血球減少
・紫斑病
・血小板機能低下
・出血時間延長
・AST上昇
・ALT上昇
・AlP上昇
・排尿痛
・頭痛
・頭重感
・眠気
・口内炎
・舌荒れ
・便秘
・軟便
・消化不良
・嘔吐
・胸やけ
・腹部膨満感
・胃重感
・そう痒感
・皮膚炎
・倦怠感
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・妊婦・産婦
・アスピリン喘息のある方
・過敏症のある方
・重篤な肝障害のある方
・重篤な腎障害のある方
・消化性潰瘍のある方
・重篤な血液異常のある方
・非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作のある方
使用に注意が必要な方 ◆慎重投与◆
・高齢者(65歳~)
・小児(0歳~14歳)
・高熱を伴う小児(0歳~14歳)
・高熱を伴う高齢者(65歳~)
・長期間投与されている女性
上記にあてはまる方は、フルフェナム酸アルミニウムを使用する事が出来ない可能性があります。 フルフェナム酸アルミニウムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 ・クマリン系抗凝血剤 (作用を増強)
・ワルファリンカリウム (作用を増強)
・リチウム製剤 (血中濃度を上昇させリチウム中毒)
・チアジド系薬剤 (作用を減弱)
・コレスチラミン (本剤の血中濃度が低下)
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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