エペリゾン

成分名

エペリゾン塩酸塩

適応症状

緊張型頭痛(筋収縮性頭痛)/頸肩腕症候群/肩関節周囲炎/腰痛症/脳血管障害/痙性脊髄麻痺/頸部脊椎症/術後後遺症(脳・脊髄腫瘍を含む)/外傷後遺症(脊髄損傷、頭部外傷)/筋萎縮性側索硬化症/脳性小児麻痺/脊髄小脳変性症/脊髄血管障害/スモン(SMON)/その他の脳脊髄疾患

簡易説明

エペリゾン塩酸塩は鎮痙剤の一種になります。
緊張している筋肉の神経を和らげる作用があるので、筋肉のコリをほぐし筋肉の強張りや痛みを軽減させます。
鎮痙剤の中では、副作用も少なく効き目が緩やかなのが特徴的です。

処方可能な診療科目

整形外科/神経内科/脳神経外科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約1000円~5000円程度
1錠あたりの目安:50㎎14.1円(薬価)
顆粒の目安:10%38.9円(薬価)
薬1錠あたりの目安:50㎎5.9円(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1983年2月発売開始【ミオナール錠50mg】

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(先発薬)

ミオナール錠50㎎【製薬メーカー:エーザイ】
ミオナール顆粒10%【製薬メーカー:エーザイ】

関連製品(ジェネリック)

ミオナール・ジェネリック「マクレオーズ」/ミオゾンプラス「マクレオーズ」/ミオナベース錠50mg「寿」/エペソ錠50mg「コーアイセイ」/ミオリラーク錠50mg「共和」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「KN」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「日医工」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「NP」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「トーワ」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「日新」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「ツルハラ」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「テバ」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「TCK」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「あすか」/エペリゾン塩酸塩錠50mg「旭化成」など

効果・作用

人間の筋肉はある程度の緊張状態(収縮)を保っていますが、筋肉が極度に緊張(収縮)しこの状態が続くと頭痛・腰痛・肩こり・五十肩などの症状が引き起こされてしまいます。
筋肉が緊張する原因は脳から筋肉を緊張(収縮)させる信号を送っているからです。
脳→脊髄→筋肉の順番で信号が伝達されますが、この信号を遮断することによって筋肉の緊張(収縮)が和らぎます。
エペリゾン塩酸塩は脊髄の運動神経に作用する働きをもっているため、筋肉の緊張(収縮)を緩和させ凝りや強張りといった症状を改善させる効果があります。
筋肉の緊張(収縮)を緩和させる効果があることから、頸肩腕症候群・肩関節周囲炎・腰痛症脳血管障害・痙性脊髄麻痺といった様々な症状にも有効的です。

使用方法

【錠剤の場合】
成人には1日3錠を3回に分けて食後に服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
【顆粒の場合】
成人には1日1.5gを3回に分けて食後に服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

脱力感/ふらつき/眠気/食欲不振/吐き気/発疹/かゆみなど
エペリゾン塩酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
エペリゾン塩酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■エペリゾン塩酸塩副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼ショック、アナフィラキシー症状
冷汗、顔面蒼白、吐き気、手足の冷え、しびれ、蕁麻疹、血圧低下など
▼重度の皮膚・粘膜生涯
発疹、発赤、水ぶくれ、かゆみ、目の充血、発熱、皮がむけるなど

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■エペリゾン塩酸塩を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ミオナール錠50㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ミオナール錠50㎎の添加物
・カルナウバロウ
・カルメロース
・含水二酸化ケイ素
・結晶セルロース
・酸化チタン
・ステアリン酸
・ステアリン酸カルシウム
・精製白糖
・タルク
・沈降炭酸カルシウム
・トウモロコシデンプン
・白色セラック
・ヒドロキシプロピルセルロース
・プルラン
・ポビドン
・マクロゴール6000

【使用に注意が必要な方】
・肝障害をお持ちの方
・妊娠中
・授乳中の方
・自動車の運転や危険作業をする方など(服用した場合、眠気・ふらつき・脱力感が現れることがあるため)

【使用出来ない方】
現在調査中

上記にあてはまる方は、エペリゾン塩酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
エペリゾン塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用注意薬】
メトカルバモール

【併用禁忌薬】
現在調査中

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
現在、低用量ピルを飲んでいますが飲み合わせに問題はありますか?

低用量ピルとミオナールの飲み合わせはとくに問題はございません。
低用量ピルの避妊効果にも影響することはありません。

ミオナールを長期服用したことで筋肉に異常が起きる事はありますか?

ミオナールを長期服用しても筋肉が変性することはありません。
しかし、服用を継続していても症状が改善されない場合は一度かかりつけの医師や薬剤師にご相談して下さい。

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医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。