成分名 |
ミグレニン |
適応症状 |
頭痛など |
簡易説明 |
ミグレニンは、古くから使われている鎮痛処方で、ピリン系鎮痛薬のアンチピリンと、鎮痛効果を高めるカフェインが配合された
ピリン系の鎮痛薬です。
効き目は高いですが、アレルギーや血液の副作用がでやすいことから、最近ではあまり用いられません。
飲み合わせや食べ合わせの注意として、多量のアルコールは、胃や肝臓の副作用が出やすくなることから、飲酒は控えめにしてください。 |
処方可能な診療科目 |
内科/神経内科/脳神経内科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1000円~5000円程度
薬代1gあたりの目安:1g約8円
※病院によって差が有ります。初診料・診察料・検査料などが必要です。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
【ミグレニン「ケンエー」】
販売開始年月 : 1985年10月
再評価結果 :1976年7月
【ミグレニン「メタル」】
販売開始年月 : 1985年 8 月
再評価結果 :1976年7月
【ミグレニン「マルイシ」】
販売開始年月 : 1956年9月
再評価結果 :1976年7月 |
国内のジェネリック認可 |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) |
ミグレニン「ケンエー」【健栄製薬】
ミグレニン「メタル」【中北薬品】
ミグレニン「マルイシ」【丸石製薬】 |
関連製品(ジェネリック) |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
効果・作用 |
ミグレニンは、頭痛に効果がある薬として古くから使われている鎮痛薬で、ピリン系鎮痛薬のアンチピリンと、鎮痛効果を高めるカフェインが配合されたピリン系の鎮痛薬です。
切れ味の良い効果があることから効き目は高いのですが、アレルギーや血液の副作用がでやすいことから、最近ではあまり用いられることはありません。
作用機序や作用部位について、本剤はアンチピリンとカフェインの相乗作用で鎮痛効果を高めたもので、特に片頭痛に効果的で、アンチピリンは視床に作用します。
痛覚伝達路の求心性シナプスの感受性を低下させることにより疼痛閾値を上昇させて、鎮痛作用をあらわします。
また、カフェインは、中枢性の鎮痛作用のほか、脳血管抵抗を増大するはたらきがあり、脳血流量を減少させることにより、頭痛をおさえる作用があらわれます。
本剤の使用にあたってはアレルギーのある人は医師に報告して置く必要があり、特に胃腸の悪い人や、腎臓や肝臓の悪い人、喘息など持病のある人は医師に明確に伝えてください。
また、病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
飲み合わせや食べ合わせの注意として、市販のかぜ薬や鎮痛薬との併用は控える必要があることや、多量のアルコールは、胃や肝臓の副作用が出やすくなることから、飲酒は控えめにしてください。
その他、服用中の薬がある場合は必ず医師に伝えてください。
副作用については、頻度は多くありませんが人によってはショックや重いアレルギー症状を起こすおそれがあります。
また、ピリンアレルギーの人は使用しないように注意してください。
本剤は長期使用では、腎臓や肝臓の働きが悪くなったり、血液に異常を生じることがあることから、できるだけ短期の使用にとどめるよう留意してください。 |
使用方法 |
ミグレニンとして、一般に成人1日1.0gを 2回から3回に分割して経口投与します。なお、年齢や症状により適宜増減します。ただし、長期連用は避けるようにしてください。 |
副作用 |
重大な副作用
▼ショック
ショック症状があらわれることがあります。観察を十分に行い、胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
▼無顆粒細胞症
無顆粒細胞症(初期症状:発熱、咽頭痛、倦怠感等)があらわれることがあります。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
その他の副作用
頭痛/過敏症/発疹/紅斑/小疱性角膜炎/そう痒/血小板減少/貧血/AST上昇/ALT上昇/腎障害/食欲不振/悪心/嘔吐/眼障害/眩暈/眠気など
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■ミグレニン又はピラゾロン系化合物(スルピリン等)に対し、過敏症の既往歴のある患
ミグレニン又はピラゾロン系化合物(スルピリン等)に対し、過敏症の既往歴のある患者には使用できません。投与しないでください。
使用に注意が必要な方 ■本人又は両親・兄弟が他の薬物に対するアレルギー、蕁麻疹、気管支喘息、アレルギー性鼻炎又は食物アレルギー等の患者
本人又は両親・兄弟が他の薬物に対するアレルギー、蕁麻疹、気管支喘息、アレルギー性鼻炎又は食物アレルギー等の患者にはショックがあらわれることがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。
■肝又は腎障害のある患者
肝又は腎障害のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。
■血液障害(貧血、白血球減少等)のある患者
血液障害(貧血、白血球減少等)のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。
■高齢者
高齢者は一般に生理機能が低下していることから、減量するなど注意して慎重に投与してください。
■妊婦、産婦、授乳婦等
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましいです。類似化合物(スルピリン等)による動物実験で催奇形作用が報告されています。また、妊娠末期のラットに投与した実験で、弱い胎仔の動脈管収縮が報告されています。
■小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していません。
上記にあてはまる方は、ミグレニンを使用する事が出来ない可能性があります。 ミグレニンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 インターフェロン製剤(インターフェロンα、インターフェロン-β等)
上記を使用している方は、ミグレニンを使用する事が出来ない可能性があります。 ミグレニンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 現在併用禁忌薬は報告されていません
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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