イコサペント酸エチル

成分名

イコサペント酸エチル

適応症状

・高脂血症
・閉塞性動脈硬化症の潰瘍の改善
・閉塞性動脈硬化症の疼痛の改善
・閉塞性動脈硬化症の冷感の改善

簡易説明

・「高脂血症」や「閉塞性動脈硬化症の潰瘍、疼痛、冷感の改善」の治療に使用する薬です。
・魚油中のエイコサペンタエン酸(EPA)からつくられた成分で、血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させます。また、血小板の凝集を抑える作用によって、血栓の生成や血管の壁に付着を押さえ、血管の弾力性を保持します。
・血液中の「コレステロール」や「トリグリセリド」を低下させます。
・中性脂肪値が正常値よりもやや高め(150㎎/dl以上300㎎/dl未満)の方の中性脂肪値の改善に使用されます。
・抗血小板作用により、閉塞性動脈硬化症の原因となってる「動脈硬化病変」の進展を抑える効果がございます。
・肝臓におけるトリグリセライドの分解促進と合成阻害いたします。

処方可能な診療科目

内科、消化器内科

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安 :約1,000円~10,000円
◆新薬◆
エパデールカプセル300 27.4円/カプセル・エパデールS300 26.9円/包・エパデールS600 46.5円/包・エパデールS900 62.7円/包
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1990年6月

国内のジェネリック認可

あり

関連製品(先発薬)

エパデールカプセル300・エパデールS300・エパデールS600・エパデールS900

関連製品(ジェネリック)

イコサペント酸エチル粒状カプセル300mg.600mg.900mg(日医工)(沢井製薬)(辰巳化学)(東洋カプセル)/イコサペント酸エチルカプセル300mg(日本臓器製薬)(東菱薬品工業)(メディサ新薬)(日医工)(日本ジェネリック)(陽進堂)(扶桑薬品工業)(原沢製薬工業)/イコサペント酸エチル粒状カプセル300mg.600mg.900mg(長生堂製薬)(キョーリンリメディオ)/イコサペント酸エチルカプセル300mg(東和薬品)(東洋カプセル)/イコサペント酸エチル顆粒状カプセル600mg.900mg(森下仁丹)/イコサペント酸エチル粒状カプセル300mg.600mg.900mg(日本臓器製薬)/エパロースカプセル300mg(共和薬品工業)/エパロース粒状カプセル300mg.600mg.900mg(共和薬品工業)

効果・作用

▼イコサペント酸エチルの作用▼
・抗血小板作用等により、血液を固まりにくくし血液の流れを改善、閉塞性動脈硬化症の原因である動脈硬化病変の進展を抑制、血行障害による手足の冷え、しびれや痛み、皮膚潰瘍を改善します。
・血管の弾力性を保持し、血液中のコレステロールやトリグリセリドを低下させます。
・肝臓におけるトリグリセライドの分解促進と合成阻害し、血中におけるLPL(リポタンパク質リパーゼ)活性化によるトリグリセライドの分解促進します。

◆抗血小板作用とは◆
血小板膜リン脂質中のイコサペント酸(EPA)含有率を上昇させ、アラキドン酸代謝を競合的に阻害することによりトロンボキサンA2産生を抑え、血小板凝集を抑制いたします。

◆血清脂質低下作用◆
・トリグリセライドやコレステロールの吸収をおさえたり、肝臓での生合成をおさえ、肝からのトリグリセライド分泌抑制作用を示します。

◆ペンタエン酸(EPA)◆
・魚油中のエイコサペンタエン酸(EPA)からつくられた成分です。
・肝臓の過剰な中性脂肪合成を抑制し、中性脂肪の代謝を促進し、中性脂肪の高値を改善する作用があります。
※健康診断等で中性脂肪値が「150㎎/dl以上300㎎/dl未満」と指摘された人の中性脂肪値の改善に使用されてます。

◆血清脂質低下作用とは◆
・血清総コレステロール、トリグリセリドの低下作用をしめすものです。

◆必ず食後に服用◆
・ イコサペント酸エチルは魚の油由来の脂肪酸ですので、吸収には胆汁の主成分である胆汁酸が必要となります。胆汁分泌が盛んな時期として食直後の服用が設定されております。

▼イコサペント酸エチルの効果・作用まとめ▼
①「高脂血症」や「閉塞性動脈硬化症の潰瘍、疼痛、冷感の改善」に使用されるお薬です。
②魚油中のエイコサペンタエン酸(EPA)からつくられた成分です。
③中性脂肪値が「150㎎/dl以上300㎎/dl未満」の方は服用ください。
④肝臓での「トリグリセライド」の分解促進と合成阻害します。
⑤必ず食直後にお飲みください。

使用方法

◆閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛および冷感の改善の場合◆

・イコサペント酸エチルとして、通常、成人1回600mgを1日3回、毎食直後に経口投与してください。
※年齢、症状により、適宜増減する。

◆高脂血症の場合◆
・イコサペント酸エチルとして、通常、成人1回900mgを1日2回又は1回600mgを1日3回、食直後に経口投与してください。
※トリグリセリドの異常を呈する場合には、その程度により、1回900mg、1日3回まで増量できることとします。

◆使用上の重要な注意点◆

「本剤を閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善に用いる場合」

・治療にあたっては経過を十分に観察し、効果が特にみられない場合は、投与をいったん中止し、他の療法に切り替えるてください。
※本剤投与中は定期的に血液検査を行うことが望ましいとされてます。

「高脂血症」に用いる場合

・適用の前に十分な検査を実施してください。高脂血症であることを確認し、薬の適用を考慮するようお願いします。
※投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が特に認められない場合にはただちに投与を中止してください。

副作用

イコサペント酸エチルには、副作用が起こる可能性があります。
服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

「イコサペント酸エチルの主な副作用」

・過敏症、発疹、そう痒感、貧血、悪心、腹部不快感、下痢、腹痛、胸やけ、CK上昇

「イコサペント酸エチルの副作用(重度)」

・肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、AlP上昇、γGTP上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇

※極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
※重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
※異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

「その他の副作用」

・呼吸困難、筋肉痛 、四肢痛 、筋痙攣、こむら返り、女性化乳房、耳鳴、発汗、ざ瘡、出血傾向、皮下出血、血尿、歯肉出血、眼底出血、鼻出血、消化管出血、嘔吐、食欲不振、便秘、口内炎、口渇、腹部膨満感、鼓腸、BUN上昇、クレアチニン上昇、咳嗽、頭痛、頭重感、眩暈、ふらつき、眠気、不眠、しびれ、関節痛、顔面潮紅、ほてり、発熱、動悸、浮腫、頻尿、尿酸上昇、全身倦怠感、血圧上昇

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
・喀血の方
・硝子体出血の方
・血友病の方
・出血の方
・消化管潰瘍の方
・尿路出血の方
・毛細血管脆弱症の方
・妊婦・産婦
・授乳婦

使用に注意が必要な方
・月経期間中の方(出血を助長するおそれがございます)
・出血傾向のある方(出血を助長するおそれがございます)
・手術を予定している方(出血を助長するおそれがございます)
・抗凝血剤あるいは血小板凝集を抑制する薬剤を投与中の方
・コントロール不良の高血圧症

上記にあてはまる方は、イコサペント酸エチルを使用する事が出来ない可能性があります。
イコサペント酸エチルを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用禁忌薬
・抗凝血剤(ワルファリン等)
・血小板凝集を抑制する薬剤
・アスピリン
・インドメタシン
・チクロピジン塩酸塩
・シロスタゾール

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
Q.小さな傷で出血があっても飲んだらダメですか?

A.大きさに関わらず出血の方はお控えください。または、医師にご相談ください。

Q.便秘になりやすいお薬なんですか?

A.EPA製剤には、冠動脈攣縮抑制作用があるなど、筋肉の緊張を和らげる働きがありますので、大腸の動きを抑制する場合があり、便秘になりやすいので、あらかじめ便秘薬をEPA製剤と併用するのが望ましいと思われます。

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医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。