成分名 |
トルバプタン |
適応症状 |
心不全における体液貯留/肝硬変における体液貯留/SIADHにおける低ナトリウム血症/常染色体優性多発性のう胞腎 |
簡易説明 |
トルバプタンは腎臓に作用して尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、体のむくみをとります。
通常、他の利尿剤で治療しても効果不十分な心不全や肝硬変による浮腫(むくみ)の治療に用います。また、多発性のう胞腎(ADPKD)にも適用します。 |
処方可能な診療科目 |
内科/泌尿器科 など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
サムスカOD錠7.5mg 1084.7円/錠
サムスカOD錠15mg 1650.1円/錠
サムスカOD錠30mg 2505.9円/錠
サムスカ顆粒1% 1613円/g
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
2019年8月27日【認可日】 |
国内のジェネリック認可 |
ジェネリックあり |
関連製品(先発薬) |
サムスカOD錠7.5mg【製薬メーカー:大塚製薬】
サムスカOD錠15mg【製薬メーカー:大塚製薬】
サムスカOD錠30mg【製薬メーカー:大塚製薬】
サムスカ顆粒1%【製薬メーカー:大塚製薬】 |
関連製品(ジェネリック) |
トルバプタンOD錠7.5mg/トルバプタン顆粒1% など |
効果・作用 |
トルバプタンはバソプレシンV2受容体拮抗薬という新しいタイプの利尿薬です。ふつうの利尿薬と異なり、ナトリウムなどの電解質排泄を増やさないで水分だけを排出させるのが特徴です。このような作用から、一般的な利尿薬と区別して“水利尿薬”と呼ぶことがあります。なお、同類の水利尿薬としてモザバプタン(フィズリン)がありますが、こちらの効能はある種の低ナトリウム血症に適応します。
トルバプタンの利尿作用は、バソプレシンという抗利尿ホルモンの働きを抑制すことにもとづきます。バソプレシンの役目は、腎臓の集合管にあるV2受容体と結合し、尿中から血中への水の再吸収を促進することで体液を保持することです。
トルバプタンは、そのバソプレシンのV2受容体への結合を阻害し、腎集合管における水再吸収を減少させます。その結果、ナトリウムなどの電解質排泄に直接の影響を与えずに、水分だけを排出させことになのです(水利尿)。また、多発性のう胞腎においてはバソプレシンによる細胞内サイクリックAMPの上昇を抑制することで腎のう胞の増大を抑制します。 |
使用方法 |
【サムスカOD錠7.5mg】
▼心不全における体液貯留
通常、成人にはトルバプタンとして15mgを1日1回経口投与する。
▼肝硬変における体液貯留
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。
▼SIADHにおける低ナトリウム血症
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。必要に応じて、望ましい血清ナトリウム濃度に達するまで段階的に増量できる。なお、患者の状態により適宜増減するが、最高用量は1日60mgまでとする。
▼常染色体優性多発性のう胞腎
通常、成人にはトルバプタンとして1日60mgを2回(朝45mg、夕方15mg)に分けて経口投与を開始する。1日60mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90mg(朝60mg、夕方30mg)、1日120mg(朝90mg、夕方30mg)と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120mgまでとする。
【サムスカOD錠15mg】
▼心不全における体液貯留
通常、成人にはトルバプタンとして15mgを1日1回経口投与する。
▼SIADHにおける低ナトリウム血症
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。必要に応じて、望ましい血清ナトリウム濃度に達するまで段階的に増量できる。なお、患者の状態により適宜増減するが、最高用量は1日60mgまでとする。
▼常染色体優性多発性のう胞腎
通常、成人にはトルバプタンとして1日60mgを2回(朝45mg、夕方15mg)に分けて経口投与を開始する。1日60mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90mg(朝60mg、夕方30mg)、1日120mg(朝90mg、夕方30mg)と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120mgまでとする。
【サムスカOD錠30mg】
▼SIADHにおける低ナトリウム血症
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。必要に応じて、望ましい血清ナトリウム濃度に達するまで段階的に増量できる。なお、患者の状態により適宜増減するが、最高用量は1日60mgまでとする。
▼常染色体優性多発性のう胞腎
通常、成人にはトルバプタンとして1日60mgを2回(朝45mg、夕方15mg)に分けて経口投与を開始する。1日60mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90mg(朝60mg、夕方30mg)、1日120mg(朝90mg、夕方30mg)と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120mgまでとする。
【サムスカ顆粒1%】
▼心不全における体液貯留
通常、成人にはトルバプタンとして15mgを1日1回経口投与する。
▼肝硬変における体液貯留
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。
▼SIADHにおける低ナトリウム血症
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。必要に応じて、望ましい血清ナトリウム濃度に達するまで段階的に増量できる。なお、患者の状態により適宜増減するが、最高用量は1日60mgまでとする。
▼常染色体優性多発性のう胞腎
通常、成人にはトルバプタンとして1日60mgを2回(朝45mg、夕方15mg)に分けて経口投与を開始する。1日60mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90mg(朝60mg、夕方30mg)、1日120mg(朝90mg、夕方30mg)と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120mgまでとする。
■服用の際の注意点
・グレープフルーツジュースと一緒に飲むと、くすりの副作用が出やすくなることがあるので、一緒に飲まないでください。
・サムスカ服用中は、セントジョーンズワートを含む食品の摂取をさけてください
・服用を忘れたとき
その日のうちに気づいた場合は、すぐに1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分を服用してください。
決して2回分を一度に服用しないでください。 |
副作用 |
主な副作用
頭痛/めまい/口渇/便秘/肝機能障害/頻尿/多尿/疲労/多飲症など
重大な副作用
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・尿量減少/むくみ/のどの渇き [腎不全]
・局所の痛み/圧痛/紅斑 [血栓塞栓症]
・精神の混乱と過呼吸/のどの渇きなどの脱水症状/意識がうすれる(重篤になると昏睡) [高ナトリウム血症]
・手足のまひ/発音が不明瞭になる/飲み込みにくい/けいれん/意識の消失/意識が乱れる [急激な血清ナトリウム濃度上昇/浸透圧性脱髄症候群]
・全身倦怠感/食欲不振/皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) [急性肝不全/肝機能障害]・立ちくらみ/蕁麻疹/呼吸困難 [ショック/アナフィラキシー]
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 現在調査中
使用に注意が必要な方 妊娠、妊娠する可能性のある方/授乳中の方/小児/他の病気で受診している方など
上記にあてはまる方は、トルバプタンを使用する事が出来ない可能性があります。 トルバプタンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 アジルバ錠/ボノサップパック/テルミサルタン錠/オルメサルタンOD錠/スピロノラクトン錠/クラリスロマイシン錠/カンデサルタン錠/ミネブロ錠/アスパラカリウム錠/アルダクトンA錠/セララ錠/イルアミクス配合錠HD/ミカルディス錠/オルメテックOD錠/バルサルタン錠/ブロプレス錠/クラリス錠/レザルタス配合錠HD/エナラプリルマレイン酸塩錠/オルメサルタンOD錠/ロサルタンカリウム錠/ミカムロ配合錠AP/カムシア配合錠HD/ボノサップパック/クラリシッド錠/イルベサルタン錠/バルサルタン錠g/テラムロ配合錠AP/ザクラス配合錠HD/アムバロ配合錠/ミカルディス錠/アジルバ錠/エナラプリルマレイン酸塩錠/ハーフジゴキシンKY錠/アジルバ錠/イトリゾール内用液1%/イトリゾールカプセル50/アバプロ錠/アイミクス配合錠/セタプリル錠/イルベサルタン錠/イルアミクス配合錠LD/シクロスポリンカプセル/イミダプリル塩酸塩錠/ネオーラル/デスモプレシン点鼻スプレー/アルダクトンA細粒 など
上記を使用している方は、トルバプタンを使用する事が出来ない可能性があります。 トルバプタンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 プロベラ錠
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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