成分名 |
ニコモール |
適応症状 |
・高脂血症
・次の疾患を伴う末梢血行障害の改善
「凍瘡、四肢動脈閉塞症(血栓閉塞性動脈炎・動脈硬化性閉塞症)、レイノー症候群」 |
簡易説明 |
コレキサミンの有効成分:ニコモールには脂質代謝改善作用があり、消化管からのコレステロール、中性脂肪の吸収を抑制し、血中脂質を低下させます。
また、手足の末梢血管を拡張させるとともに血小板凝集抑制作用から末梢血行障害を改善します。
通常、高脂血症の治療、凍瘡・四肢動脈閉塞症・レイノー症候群に伴う末梢血行障害の改善に用いられます。 |
処方可能な診療科目 |
循環器内科/血管外科 など
すでに進行が見られ、心血管疾患の疑いがある場合は内科に行く必要があります。 |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安:約2000円~7000円程度
新薬 薬価:9.3円/錠
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
コレキサミン錠200mg 発売年月日:2007年6月 |
国内のジェネリック認可 |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) |
コレキサミン錠200mg【製薬メーカー:杏林製薬】 |
関連製品(ジェネリック) |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
効果・作用 |
高脂血症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる状態の疾患です。
脂質異常症の一般的な空腹時採血での基準値は・・
・LDLコレステロール:140ml/dL以上
・HDLコレステロール・・40mg/dL未満
・中性脂肪(TG)・・150mg/dL以上となります。
※LDLコレステロールについては、140mg/dL未満であっても120~139mg/dLの間は「境界域」に該当します。
高脂血症は自覚症状がなくても、長い間に動脈硬化が徐々に進行し続けて、狭心症や心筋梗塞の原因にもなりかねません。
有効成分:ニコモールを含有するコレキサミン錠でコレステロールや中性脂肪を減らせば、将来起こるかもしれない心筋梗塞や狭心症などの危険性を減少することができます。
ニコモールの働きにより、末梢の血管を広げて血流を良くします。
そうすることで、血行障害による手足の冷えやしびれを改善することができます。
レイノー病、閉塞性動脈硬化症(ASO)、凍瘡などに用います。
ただし、対症療法薬ですので病気そのものを治すことはできません。
ニコチン酸誘導体です。
【ニコモールの特徴】
・高脂血症を改善する作用と、血行をよくする作用があります。
・総コレステロールと中性脂肪の両方を減少させます。
いわゆる悪玉コレステロールが減る一方、善玉コレステロールはむしろ増加します。
また、コレステロールの一種リポプロテインを低下させる働きもあります。
ニコチン酸はビタミンBの一種で、副作用も少なく長期服用も可能なので安心して服用の継続ができます。 |
使用方法 |
通常、成人にはニコモールとして1回200~400mgを1日3回食後に経口投与します。
なお、年齢、症状により、適宜増減します。 |
副作用 |
主な副作用
ニコモールには、副作用が起こる可能性があります。
ニコモールを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
・潮紅(体や顔が赤くなる)、ほてり、かゆみ
・頭痛、めまい
・発疹、じん麻疹
・食欲不振、吐き気、吐く、下痢
・血糖値上昇、尿酸値上昇
顔が赤くなったり、ほてることが多いです
。このような「潮紅」は、血管拡張作用によるもので、それほど心配いりません。
徐々に慣れてくるものですが、ひどいときは早めに担当医へご相談ください。
その他の副作用
・過敏症注:発疹、発赤、そう痒感 等
・消化器:胃部不快感、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、口渇 等
・精神神経系:頭痛、感覚異常、眩暈 等
その他:動悸、発汗亢進、悪寒
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・重症低血圧症、出血が持続している方への投与
(末梢血管拡張作用により、低血圧症の悪化や出血を助長させるおそれがあります)
上記にあてはまる方は、ニコモールを使用する事が出来ない可能性があります。
ニコモールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
使用に注意が必要な方 ・緑内障の方
(末梢血管拡張作用により、網膜血管の血流量を増し、眼内圧を上昇させるおそれがあります)
・肝機能障害のある方
(類薬(ニコチン酸)の過量投与で、肝機能の異常が起こるとの報告があります)
・消化性潰瘍の方
(類薬(ニコチン酸)で消化性潰瘍を増悪させたとの報告があります)
・高齢者の方への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意が必要です。
・妊婦、産婦、授乳婦等の方への投与
妊婦または妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましいとされています。
(妊娠中の投与に関する安全性は確立されておりません)
▼適用上の注意について
・服用時
(空腹時に服用すると潮紅、発赤等の発現率高くなるので、食後すぐに服用することが望ましいとされています)
上記にあてはまる方は、ニコモールを使用する事が出来ない可能性があります。
ニコモールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
上記にあてはまる方は、ニコモールを使用する事が出来ない可能性があります。 ニコモールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
HMG-CoA還元酵素阻害剤(シンバスタチン、プラバスタチンナトリウム等)
・併用により類薬(ニコチン酸)で筋肉痛
・類薬(ニコチン酸)で脱力感
・類薬(ニコチン酸)でCK(CPK)が上昇
・類薬(ニコチン酸)で血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴
・類薬(ニコチン酸)で急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が現れやすいとの報告があります。
併用禁忌薬 現在併用禁忌薬に該当する医薬品はございません。
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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