果糖

成分名

果糖

適応症状

非経口的にエネルギー補給
非経口的に水補給
注射剤の溶解希釈剤
アルコール中毒
糖尿病のエネルギー補給
糖尿病状態時のエネルギー補給
薬物中毒

簡易説明

果糖を含む薬で、糖尿病にも使用可能です。体内に必要な水分やカロリーを補給します。また、ブドウ糖に比べグリコーゲン生成能が大きく、容易に乳酸に分解されるため速やかにエネルギー源となり、肝障害時でも利用されます。また、肝に存在するフルトキナーゼにより代謝されるので、インスリンの影響を受けず、糖尿病状態時にも使用が可能です。

処方可能な診療科目

内科/消化器内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1管あたりの目安:20%約98円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売開始年月 : 2002年5月

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

果糖注20%「フソー」【製薬メーカー:扶桑薬品工業】
20%フルクトン注【製薬メーカー:大塚製薬工場】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

果糖を含む薬です。インスリンの影響も受けないので、糖尿病にも使用できます。非経口的にエネルギー補給、アルコール中毒、薬物中毒、注射剤の溶解希釈剤などに使用されてます。

▼果糖の代謝
果糖は、ブドウ糖の代謝に組み込まれるが、筋肉と肝臓では、異なった経路を辿ります。主に肝臓で代謝を受け、解糖系に入ります。
また肝臓では、フルクトキナーゼにより、フルクトース 1-リン酸に、筋肉では、ヘキソキナーゼにより、フルクトース 6-リン酸に代謝されます。

▼特徴
果糖は、でんぷんなどの炭水化物の食品よりも食後血糖を上げにくい特徴があります。
単糖類なので、ビタミンやカルシウムを体内の分解で必要としません。また、ブドウ糖のように代謝にインシュリンを必要としないので血糖値を安定させます。

使用方法

1回20~500mLを静脈内注射してください。
注射剤の溶解希釈には適量を用いてください。
※年齢、症状により適宜増減します。

副作用

主な副作用
電解質喪失、発汗、潮紅

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■果糖を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、果糖はアレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼果糖の有効成分
果糖
▼代表薬の添加物
pH調節剤
・遺伝性果糖不耐症
・低張性脱水症

使用に注意が必要な方
・高齢者
・尿崩症

上記にあてはまる方は、果糖を使用する事が出来ない可能性があります。
果糖を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。

併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

果糖に関する
よくある質問
エネルギーを大量に補給するために使用してもいいですか?

果糖の大量を急速投与すると、電解質喪失を起こすことがある

20%フルクトン注 添付文書

【上記引用元:大塚製薬株式会社】

投与する前に気を付けることはありますか?

投与に際しては、感染に対する配慮をすること

20%フルクトン注 添付文書

【上記引用元:大塚製薬株式会社】

参考元一覧

20%フルクトン注 添付文書【大塚製薬株式会社】

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