グルメピリド

成分名

グリメピリド

適応症状

2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)

簡易説明

グリメピリドはSU薬系(スルフォニル尿素系)の血糖降下薬になります。
血糖値を下げる役割を果たすホルモンがインスリンになりますが、グリメピリドは膵臓からインスリンの分泌を促進させるSU薬の中で第一選択として使用されています。
また、インスリン分泌作用が緩やかなため低血糖症状や二次無効のリスクも比較的少ないと言われています。

処方可能な診療科目

内分泌内科/糖尿病内科/内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約1000円~3000円程度
新薬1錠あたりの目安:0.5㎎10.1円/1㎎15.4円/3㎎35.9円(薬価)
新薬OD錠の目安:0.5㎎10.1円/1㎎15.4円/3㎎35.9円(薬価)
後発薬1錠あたりの目安:0.5㎎9.8円/1㎎10.1円/3㎎13.9円(薬価)
後発薬OD錠の目安:0.5㎎9.8㎎円/1㎎10.1円/3㎎13.9円(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

2000年4月発売開始(1㎎、3㎎)
2009年発売開始(0.5㎎)

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(先発薬)

アマリール0.5㎎/1㎎/3㎎【製薬メーカー:サノフィ社】
アマリールOD錠0.5㎎/1㎎/3㎎【製薬メーカー:サノフィ社】

関連製品(ジェネリック)

グリメピリド錠0.5mg「NP」/グリメピリド錠0.5mg「三和」/グリメピリド錠0.5mg「ZE」/グリメピリド錠0.5mg「サンド」/グリメピリド錠1mg「AA」/グリメピリド錠1mg「AFP」/グリメピリド錠1mg「EMEC」/グリメピリド錠1mg「JG」/グリメピリド錠1mg「KN」/グリメピリド錠3mg「AA」/グリメピリド錠3mg「AFP」/グリメピリド錠3mg「EMEC」/グリメピリド錠3mg「JG」/グリメピリドOD錠1mg「テバ」/グリメピリドOD錠1mg「日医工」/グリメピリドOD錠1mg「トーワ」/グリメピリドOD錠0.5mg「EMEC」/グリメピリドOD錠0.5mg「KN」/グリメピリドOD錠3mg「テバ」/グリメピリドOD錠3mg「日医工」など

効果・作用

グリメピリドは2型糖尿病の治療薬になっています。
膵臓のランゲルハンス島という組織にあるインスリンを分泌する細胞に働きかけることによって、インスリンの分泌を促進させる効果があります。
グリメピリドはSU薬に分類され、インスリンの分泌が弱まってしまったタイプに効果的です。
服用から約30分ほどで効き始め、12~24時間効果が持続します。
比較的BMIが低く肥満でない方、食事・運動療法などにも問題はないのにインスリンの基礎分泌量が少なく空腹時の血糖値が高めな方に用いられます。
膵臓でインスリンを分泌できたとしても、その分泌量が少なく正常な血糖値コントロールができないときに、インスリンの分泌をサポートする目的で使用されます。

使用方法

1日0.5~1mgより開始し、1日1~2回朝または朝夕、食前または食後に服用して下さい。
維持量は通常1日1~4mgで、必要に応じて適宜増減します。
なお、1日最高投与量は6mgまでとする。

副作用

■ピメクロリムスの副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。

▼低血糖
倦怠感、ふるえ、寒気、動悸、冷や汗、強い空腹感、頭痛、知覚異常、不安、興奮、集中力低下など

▼血液障害、溶血性貧血
喉の痛み、倦怠感、発熱、出血傾向、動悸、黄疸、むくみなど

▼肝機能障害
倦怠感、食欲不振、発熱、吐き気、発疹、など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■グリメピリドを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(アマリール1㎎錠の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼アマリール1㎎錠の有効成分
グリメピリド
▼アマリール1㎎錠の添加物
・乳糖水和物
・ポビドン
・デンプングリコール酸ナトリウム
・結晶セルロース
・ステアリン酸マグネシウム
・三二酸化鉄

【使用に注意が必要な方】
・肝臓や腎臓の悪い方
・脳下垂体機能不全の方
・副腎機能不全の方
・栄養不良状態の方
・衰弱状態の方
・アルコールの摂取量が多い方
・高齢者の方
・小児の方など

【使用出来ない方】
・重症ケトーシスの方
・糖尿病性昏睡の方
・1型糖尿病の方
・重い肝臓病や腎臓病の方
・重度の感染症の方
・胃腸障害のある方
・妊娠中、授乳中の方
・手術前後の方
・重度の外傷がある方など

上記にあてはまる方は、グリメピリドを使用する事が出来ない可能性があります。
グリメピリドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用注意薬】
インスリン製剤/ビグアナイド系薬剤/チアゾリジン系薬剤/α-グルコシダーゼ阻害剤/DPP-4阻害薬/GLP-1受容体作動薬/SGLT2阻害剤/プロベネシド/クマリン系薬剤/サリチル酸剤/プロピオン酸系消炎剤/アリール酢酸系消炎剤/オキシカム系消炎剤/β-遮断剤/モノアミン酸化酵素阻害剤/クラリスロマイシン/サルファ剤/クロラムフェニコール/テトラサイクリン系抗生物質/シプロフロキサシン/フィブラート系薬剤/アゾール系抗真菌剤/シベンゾリンコハク酸塩など

【併用禁忌薬】
現在調査中です

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
食事をしないでアマリールを飲んでも問題はないですか?

食事をしないで糖尿病の薬を服用すると低血糖になるリスクが高くなってしまいます。食事量が減っている場合は内服している薬の量を減らす必要があります。

アマリールを服用したら低血糖などの副作用はすぐに出てきてしまうのですか?

元の血糖値の状況にもよりますが、血糖値がものすごく高い状態からアマリールを服用しても低血糖の症状は起きないことのほうが殆どでしょう。
ですが、食前・運動中・運動後とは血糖値が下がりやすくなっているのでそういった状況では起こる可能性も考えられます。
低血糖の症状がみられた場合は、ブドウ糖などを摂取して経過をみるようにして下さい。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。