ベザフィブラート

成分名

ベザフィブラート

適応症状

高脂血症
家族性高脂血症

簡易説明

ベザフィブラートは、高脂血症治療薬です。中性脂肪のトリグリセライドを減らす働きがあります。主に高脂血症の治療に使用されてます。肝臓の細胞の「PPARα」という核内受容体に結合し、脂質代謝に関係する遺伝子の発現を調節します。その結果、脂質代謝が改善し、トリグリセライド減少とHDLコレステロール増加を引き起こします。このことから、PPARα作動薬、PPARα刺激薬と呼ばれます。

処方可能な診療科目

内科/消化器内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1錠あたりの目安:100mg約15.8円/200mg約19.6円
薬代後発薬1錠の目安:100mg約10.1円/200mg約10.1円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売開始年月 : 1995年6月

国内のジェネリック認可

あり

関連製品(先発薬)

ベザトールSR錠100mg/200mg【製薬メーカー:キッセイ薬品工業】

関連製品(ジェネリック)

ベザフィブラートSR錠100mg/200mg「日医工/サワイ」【製薬メーカー:日医工/沢井製薬】
ベザフィブラート徐放錠100mg/200mg「JG/トーワ/ZE/武田テバ/NIG」【製薬メーカー:長生堂製薬/東和薬品/全星薬品工業/武田テバファーマ/日医工岐阜工場】

効果・作用

ベザフィブラートは、フィブラート系薬に分類される薬です。血液中のコレステロールや中性脂肪の量を減らす働きがあります。主に高脂血症や家族性高脂血症の治療に使用されます。

▼作用機序
LPL(リポ蛋白リパーゼ)は、トリグリセリドに作用して遊離脂肪酸を生成します。遊離脂肪酸が生成されると、各細胞に取り込まれるようになります。これにより、トリグリセリドが血液中から消失していきます。
このLPLの数を増やせば血液中に存在するトリグリセリドの分解が進み、遊離脂肪酸が作られていきます。結果、トリグリセリドの値を下げることができます。また、トリグリセリドの合成を抑制することでも、血液中に存在するトリグリセリドの濃度を抑えることが可能です。

▼コレステロールに対する作用
アセチルCoAからメバロン酸への経路を阻害します。

▼トリグリセリドに対する作用
アセチルCoAからトリグリセリドを生合成する際に必要な、アセチルCoAカルボキシラーゼを抑制することで、トリグリセリドの生合成を抑制します。
PPARα受容体に作用することでLPL(リポタンパク質リパーゼ)を活性化し、トリグリセリドの分解を促します。

▼特徴
脂質には「コレステロール」と「トリグリセリド」の2種類があるため、どちらの脂質をコントロールしたいかによって使用する薬が変わります。血液中のコレステロール値が正常な範囲でも、トリグリセリドが異常に高い値を示しているのであれば「フィブラート系薬」が使用されます。ベザフィブラートの臨床試験では、コレステロールの中でも、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を12~21%低下させることが分かっています。それに対し、トリグリセリドの低下作用は30~57%で、このような結果からも、ベザフィブラートはトリグリセリド(中性脂肪:TG)の低下を目的として投与されることがわかります。

▼中性脂肪の生合成・代謝機序
トリグリセリドは糖質・タンパク質・資質が分解されてできたアセチルCoAから生成されます。アセチルCoAから、マロニルCoA、アシルCoA、脂肪酸を経て、トリグリセリドが生合成されます。合成されたトリグリセリドは、エネルギーが必要になったときに備えて、脂肪として蓄えられます。
体内のエネルギーが不足すると、トリグリセリドは、グリセリンと脂肪酸に分解されます。この脂肪酸がβ酸化を受けることで、アセチルCoAを生成し、クエン酸回路でエネルギーを生成するのです。

使用方法

ベザフィブラートとして1日400mgを2回に分けて朝夕食後に経口投与してください。
なお、腎機能障害を有する患者及び高齢者に対しては適宜減量してください。

副作用

主な副作用
ベザフィブラートには、副作用が起こる可能性があります。
ベザフィブラートを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

クレアチニン上昇、BUN上昇、腹痛、嘔気、発疹、LDH上昇、貧血、尿酸上昇、浮腫、傾眠、不眠

重大な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、アナフィラキシー、ショック、顔面浮腫、口唇腫脹、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑

その他の副作用
しびれ感、筋痙攣、胃潰瘍、胸やけ、口渇、光線過敏症、血小板減少、胆石、勃起不全、味覚異常、発熱、頻尿、頭痛、眩暈、食欲不振、嘔吐、腹部膨満感、下痢、口内炎、便秘、皮膚そう痒、蕁麻疹、白血球減少、血小板増加、低血糖、全身倦怠感、脱毛

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■ベザフィブラートを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方ベザトールSR錠100mgは、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ベザトールSR錠100mgの有効成分
ベザフィブラート
▼代表薬の添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、タルク、酸化チタン、ポリソルベート

妊婦/授乳者
過敏症
腹膜透析
重篤な腎機能障害
重篤な腎疾患
腎不全
透析
人工透析
血清クレアチニン値が2.0mg/dL以上
腎機能に関する臨床検査値に異常

使用に注意が必要な方
高齢者
新生児/乳児/幼児/小児
肝障害
腎疾患
胆石
HMG−CoA還元酵素阻害薬投与中
スルホニル尿素系血糖降下薬投与中
血清クレアチニン値が1.5mg/dLを超える
抗凝血薬投与中
インスリン投与中
ナテグリニド投与中
重篤な腎機能障害
腎機能障害
腎不全
透析
腎機能障害

上記にあてはまる方は、ベザフィブラートを使用する事が出来ない可能性があります。
ベザフィブラートを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
HMG-CoA還元酵素阻害剤
プラバスタチンナトリウム
シンバスタチン
フルバスタチンナトリウム
ワルファリンカリウム
スルホニルウレア系薬剤
グリベンクラミド
グリクラジド
グリメピリド
ナテグリニド
インスリン製剤
シクロスポリン
陰イオン交換樹脂剤
コレスチラミン

上記を使用している方は、ベザフィブラートを使用する事が出来ない可能性があります。
ベザフィブラートを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
なし

併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

ベザフィブラートに関する
よくある質問
徐放錠は割って使った方が早く効果でますか?

本剤は徐放錠であるので,割ったり,砕いたりしないでそのまま服用させること。

添付文書ベザトールSR錠100mg

【上記引用元:キッセイ薬品工業株式会社】

服用するまえに注意することはありますか?

あらかじめ高脂血症の基本である食事療法を行い、更に運動療法や、高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に考慮すること。

インタビューフォームベザトールSR錠100mg

【上記引用元:キッセイ薬品工業株式会社】

参考元一覧

添付文書ベザトールSR錠100mg【キッセイ薬品工業株式会社】

インタビューフォームベザトールSR錠100mg【キッセイ薬品工業株式会社】

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