アムロジピンベシル

成分名

アムロジピンベシル酸塩

適応症状

高血圧症/狭心症

簡易説明

カルシウム拮抗剤になり、細胞内へのカルシウムの流入を減らすことによって冠血管や抹消血管を弛緩させて、血圧を下げたり狭心症の発作を起こりにくくさせる作用がります。

処方可能な診療科目

内科/循環器科/心臓血管外科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約1000円~10000円程度
新薬1錠あたりの目安:2.5㎎23.3~23.8円(薬価)/5㎎42.4~43.4円(薬価)/10㎎65.1~65.7円(薬価)
OD錠の目安     :2.5㎎23.3~23.8円(薬価)/5㎎42.4~43.4円(薬価)/10㎎65.1~65.7円(薬価)
後発薬1錠あたりの目安:2.5㎎9.9~12.4円(薬価)/5㎎12.9~22.7円(薬価)/10㎎13.9~34.4円(薬価)
後発OD錠の目安    :2.5㎎10.3~12.4円(薬価)/5㎎18.7~22.7円(薬価)/10㎎27.8~34.4㎎(薬価)
後発ゼリーの目安   :2.5㎎15.8円(薬価)/5㎎30.3円(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1993年12月販売開始【ノルバスク錠5㎎】

国内のジェネリック認可

ジェネリック有り

関連製品(先発薬)

ノルバスク錠5mg【製薬メーカー:ファイザー製薬】
ノルバスク錠10mg【製薬メーカー:ファイザー製薬】
ノルバスク錠2.5mg【製薬メーカー:ファイザー】
アムロジン錠2.5mg【製薬メーカー:大日本住友】
アムロジン錠5mg【製薬メーカー:大日本住友】
アムロジンOD錠2.5mg【製薬メーカー:大日本住友】
ノルバスクOD錠2.5mg【製薬メーカー:ファイザー】
アムロジンOD錠5mg【製薬メーカー:大日本住友】
ノルバスクOD錠5mg【製薬メーカー:ファイザー】
アムロジン錠10mg【製薬メーカー:大日本住友】
アムロジンOD錠10mg【製薬メーカー:大日本住友】
ノルバスクOD錠10mg【製薬メーカー:ファイザー】

関連製品(ジェネリック)

▼シルデナフィルのみ
アムロジピン10㎎「ブリストル・ラボラトリーズ社」アムロジピン錠2.5mg「クニヒロ」/アムロジピンベシル酸塩2.5mg錠/アムロジピン錠2.5mg「サンド」/アムロジピン錠2.5mg「NP」/アムロジピン錠5mg「クニヒロ」/アムロジピン錠5mg「BMD」/アムロジピンベシル酸塩5mg錠/アムロジピン錠5mg「サンド」/アムロジピン錠5mg「CH」/アムロジピン錠5mg「EMEC」/アムロジピン錠5mg「F」/アムロジピンOD錠2.5mg「トーワ」/アムロジピンOD錠2.5mg「JG」/アムロジピンOD錠2.5mg「NP」/アムロジピンOD錠5mg「トーワ」/アムロジピンOD錠5mg「JG」/アムロジピンベシル酸塩10mg錠/アムロジピン錠10mg「クニヒロ」/アムロジピン錠10mg「NikP」/アムロジピン錠10mg「BMD」/アムロジピンOD錠10mg「トーワ」/アムロジピンOD錠10mg「EMEC」/アムロジピンOD錠10mg「KN」/アムロジピン内用ゼリー2.5mg「TYK」/アムロジピン内用ゼリー5mg「TYK」など

効果・作用

筋肉が刺激を受けるとカルシウムが細胞内へ移動し筋肉が収縮します。
アムロジピンベシル酸塩はカルシウム拮抗薬に分類されます。
カルシウム拮抗薬はカルシウムが細胞内へ移動するのを抑え、筋肉がゆるむのを早めます。
このため、心臓に栄養を運んでいる冠状血管や末梢血管を広げて血圧を下げ、心臓の動く回数や心筋の酸素量を減らします。
安全性が高いので高血圧症に対する第一選択薬の一つとして選ばれます。
また作用時間が長く、幅広い世代に使用できるメリットがあります。

使用方法

【ノルバスク錠2.5㎎の場合】
高血圧症
▼成人
2.5~5mgを1日1回服用する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
▼小児
6歳以上の小児には2.5mgを1日1回服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
狭心症
▼成人
5mgを1日1回服用する。なお、症状に応じ適宜増減する。

【ノルバスク錠5㎎の場合】
高血圧症
▼成人
2.5~5mgを1日1回服用する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
▼小児
6歳以上の小児には2.5mgを1日1回服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
狭心症
▼成人
5mgを1日1回服用する。なお、症状に応じ適宜増減する。

【ノルバスク錠10㎎の場合】
高血圧症
▼成人
2.5~5mgを1日1回服用する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
狭心症
5mgを1日1回服用する。なお、症状に応じ適宜増減する。

副作用

ノルバスク錠の副作用
顔のほてり/潮紅/頭痛/動悸/頻脈/徐脈/めまいなど

アムロジピンベシル酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
アムロジピンベシル酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■アムロジピンベシル酸塩副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼肝臓の症状
だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色など
▼重い血液成分の異常
発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向
▼心臓の伝導障害
胸が苦しい、脈がとぶ、脈が遅い(50/分以下)、めまい、ふらつき、失神など
▼横紋筋融解症
手足のしびれ・こわばり、脱力、筋力低下、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■アムロジピンベシル酸塩を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ノルバスク錠5㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ノルバスク錠5㎎の有効成分
アムロジピンベシル酸塩
▼ノルバスク錠5㎎の添加物
・結晶セルロース
・無水リン酸水素カルシウム
・デンプングリコール酸ナトリウム
・ステアリン酸マグネシウム
・ヒプロメロース
・酸化チタン
・タルク
・カルナウバロウ

【使用できない方】
・妊娠中、授乳中の方

【使用に注意が必要な方】
・過度に血圧の低い方
・肝機能障害のある方
・高齢者の方
・重篤な腎機能障害のある方など

上記にあてはまる方は、アムロジピンベシル酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
アムロジピンベシル酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用注意薬】
降圧作用を有する薬剤/薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤/エリスロマイシン/ジルチアゼム/リトナビル/イトラコナゾール/肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤/リファンピシン類/シンバスタチン/タクロリムス水和物など

【併用注意食品】
グレープフルーツジュース

よくある質問
ノルバスクを飲んだ事を忘れて再度もう1錠誤って飲んでしまいました。問題はありますか?

ノルバスクは短時間で血圧を下げる薬ではなく、ゆっくり時間をかけて血圧をさげる薬なので異常がでるような事はないと思います。
万が一、めまい・手足の脱力感・しびれなどの症状がでた場合は病院で受診を受けるようにしてください。

ノルバスクを服用していますが花粉症などのアレルギー薬と一緒に併用しても大丈夫ですか?

ノルバスクと花粉症薬などの併用は特に問題ないとされています。

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。