ハイドロキノン

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

ハイドロキノン

適応症状

美白/ニキビ/ニキビ跡/肝斑/シワ/シミ/メラニン色素/雀卵斑(じゃくらんはん)/炎症後色素沈着/日光黒子(老人性色素斑)

簡易説明

ハイドロキノンは自然界ではイチゴ類、ブルーベリー、コケモモ、クランベリー、麦芽などの植物類、細菌類、海洋生物種の副産物などに含まれるといわれている化合物です。
シミの原因であるメラニン合成酵素であるチロジナーゼの阻害剤で、さらにメラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性があるため、シミの原因であるメラニン色素を作らせなくする効果があります。
米国では医薬品としてその美白効果が認められ、多くの患者さんに皮ふの漂白目的で治療薬として使用されており、メラニン色素の合成に欠かせないチロシナーゼの働きを強力に抑制し、同時に既にある褐色化したメラニンの色を白色化する還元作用(美白作用)を持つため即効性があり、その美白効果はコウジ酸やアルブチンの数10倍~100倍といわれています。
ちなみに日本では2%までの配合が厚生労働省により許可されているため、市販の化粧品にも含有されたものが販売されていますが、それ以上の濃度のハイドロキノンは病院での処方が必要となります。

処方可能な診療科目

皮膚科、薬局など(日本では2%までの配合が、市販の化粧品にも含有されたものが販売されています)

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。
ハイドロキノンクリームの処方のみの目的で受診されたときは、別途初診料が2,000円あるいは再診料が1,000円必要です。
4%ハイドロキノンクリーム 5g 1,750円

厚生労働省による認可

日本においては、2001年の化粧品規制緩和によって化粧品として配合が認可されました。

国内のジェネリック認可

関連製品(新薬)

関連製品(ジェネリック)

メラライトフォートクリーム/プラスリストアナノHQクリーム/プラスリストアナノHQクリームEX/セルニューHQコンシーラー/ディアールエックスHQブライトニングなど

効果・作用

ハイドロキノンはメラニン合成酵素であるチロジナーゼの阻害剤であり、さらにメラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性がある為す、しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。

[肝斑(かんぱん)]
肝臓の色に似た褐色のシミで、額や頬、目や口の周りに左右対称に現れます。
女性ホルモンのバランスなどが原因と考えられており、レーザー治療では治らず逆に色素が沈着してしまうことがあるので、主にハイドロキノンなど外用剤が使われます。
肝斑は紫外線に反応しやすいため日常的に紫外線を避けることが必要です。

[雀卵斑(じゃくらんはん)]
両頬や鼻の上にメラニン色素が異常増殖または色素沈着することによって起こる褐色の小さい斑点がたくさん散在するものをいいます。
一般にソバカスとよばれています。
紫外線を浴び続けていると色が濃くなったり、数が増えたりします。

[炎症後色素沈着]
ニキビ跡の色素沈着の改善やレーザー後の色素沈着の予防に多く使われています。
他に、アトピー性皮膚炎患者の色素沈着の改善に使うこともあるようです。

[日光黒子(老人性色素斑)]
主に中年以降の人の顔や手の甲、前腕など日光に長期間当たる部位によく発生します。
男女ともに見られます。
ピーリングやレーザーと併用するとさらに効果的です。

使用方法

①1日2回連日でシミや小じわに外用します。

②洗顔直後は角質層が水分を多く含んでいるため薬剤の浸透性がよくなり、効き過ぎることがあります。
そのため、洗顔後20分程度待ってから塗ることをお薦めします。
しかし、事情により20分以上待てない場合は、洗顔後化粧水、乳液等を塗った上からご使用下さい。

③塗る部分は顔全体ではなく、老人性のシミの場合は綿棒にごく少量(マッチ棒の先端の部分程度)をとり、シミの部分に塗ります。

※ハイドロキノンは酸化されやすく、時間が経つと黄色~茶色に変色します。変色した場合にはご使用をおやめ下さい。

副作用

人によってはかぶれたり、皮膚への剌激が起こることがあります。
赤みや刺激が強く出た場合は使用を中止し、医師に相談してください。
ハイドロキノンは非常に安定性が悪く、酸化してできるベンゾキノンという成分は刺激が強いので、純度の悪い原料を用いた製品や劣化(茶色に溢色)したものを使用しないようにしましょう。
また高濃度に長期大量に使用し、無防備に日光を浴びた場合などに色素沈着が起こった例がありますので、ハイドロキノン使用中は必ずUVケアをしてください。

身体の調子がおかしい感じた場合は処方医・薬剤師にご相談下さい。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■使用に注意が必要な方
・ ハイドロキノンを使用中に太陽の紫外線などを浴びると、シミが濃くなる場合がありまので日中外出される際には必ず、日焼け止めを使用して下さい。また、特に強い紫外線を浴びる可能性のある場合には、日中のご使用は避けて下さい。
・初めて使用される方は、お顔にお使いになる前に、上腕の内側等めだたない部分に塗ってみるか、パッチテストを行って、刺激やアレルギーが出ないことをご確認ください。
・1~4%以下の低濃度のハイドロキノンが化粧品などに含まれるようになりましたが、より効果の期待できる高濃度ハイドロキノンは医師による処方が必要となっています。

■使用出来ない方
・赤みが出たり、刺激を感じた場合にはすぐに使用を中止して、ご相談下さい。
・妊娠中、授乳中の方の使用はお奨めしておりません。
・美白剤や毛染めでアレルギーを起こしたことがある方は、ご使用にならないでください。
・異常(傷、はれもの、湿疹、かぶれ等)のある部位へのご使用はお避け下さい。

上記にあてはまる方は、ハイドロキノンを使用する事が出来ない可能性があります。
ハイドロキノンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

現在報告されておりません。
現在調査中

ハイドロキノンに関する
よくある質問
治療期間はどれくらい?

通常は3ヶ月です。しかし、臨床効果は可逆性ですので、中止すれば元に戻ります。効果があり副作用がないときには長期間継続していただいても問題ありませんが、まれに外用部が白斑になることがあります。

レーザー治療とどちらがよいですか?

レーザー治療を行ったときにもハイドロキノンクリームを必ず併用してもらいます。どちらがよいということはありませんが、ハイドロキノンクリームとレーザー治療を併用することが一番効果的です。

トレチノインクリームとの併用はできますか?

トレチノインクリームと併用していただくとより効果的ですが、このときにはレーザー治療は併用できません。

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