センノシド

成分名

センノシド

適応症状

便秘症

簡易説明

センノシドは代表的な大腸刺激性下剤で、小腸や大腸を刺激し腸の運動を活発にして排便をうながす作用があります。
大腸刺激性下剤のような大腸を刺激して便意を催すタイプは非常に強力と言われていますが、便秘の原因が硬い便でない場合は効果がありません。
センノシドは腸の蠕動運動を促す効果で排便をうながすので、繰り返し使うと効果はなくなりますので注意が必要です。

処方可能な診療科目

消化器内科、消化器外科、一般内科、一般外科、胃腸科、肛門科

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:1000円~2000円
センノサイド顆粒/g/12.6円(薬価)
先発薬/錠/5.7(薬価)
後発薬/錠/5.1円(薬価)
※病院によって差が有り、薬代の他に初診料・診察料・検査料などが必要になります。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1970年10月認可

国内のジェネリック認可

ジェネリック有り

関連製品(先発薬)

プルゼニド錠12mg

関連製品(ジェネリック)

エックスラックス/センノサイド顆粒8%/センノシド錠12mg

効果・作用

センノシドまたはセンナとしても知られるセナ配糖体は、元々は手術前に便秘を治療し、大腸を空にするために使用される薬剤として使われていました。
センノシドは大腸や小腸に直接作用し刺激を与え蠕動運動を促進して、腸の中で水分や電解質吸収を抑制し自然な排便へと導く作用があります。

腸の蠕動運動を活発にするタイプの便秘薬で、「大腸刺激性下剤」と呼ばれることもあり、これら大腸刺激性の薬は、腸内の細菌の作用で腸のぜん動運動を亢進させる物質になり、大腸粘膜を刺激して腸の動きを促進し、自然な便意を促してくれます。
一般には安全性は高いと言われていますが、使い過ぎると徐々に効果が薄くなりますので使用には注意が必要になります。
便秘薬には種類がありセンノシドは刺激性下剤に分けられ、腸の働きを良くするといった効果はないため、便秘の原因が硬い便ではない場合は改善には繋がりにくいとされています。

使用方法

錠剤は、通常成人1日1回12~24mgを就寝前に経口投与してください。

顆粒は、1日1回12~24mg(本剤0.15~0.3g)を就寝前に経口投与してください。
重度な場合の便秘には1回48mg(本剤0.6g)まで増量することができます。

チョコレートタイプは、通常成人1日1回12~24mg(0.8~1.6枚)を就寝前に経口投与してください。
重度な場合、1回48mg(3.2枚)まで増量することができます。

副作用

【主な副作用】
副作用の少ないお薬で、重い副作用は副作用の報告はありません。
・腹痛、ゴロゴロする、吐き気、下痢
・長期連用で効き目が悪くなる
・長期連用で低カリウム血症(だるい、筋力低下、便秘、動悸)
・長期連用で下剤性結腸症候群、大腸黒皮症
など

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【使用に注意が必要な方】
・腹部手術後の方

【使用が出来ない方】
・急性腹症のある人
・けいれん性便秘の方
・重い硬結便の方
・電解質失調
・妊娠中
・授乳中

上記にあてはまる方は、センノシドを使用する事が出来ない可能性があります。
センノシドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

現在調査中
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
便意を催すまでに、だいたいどれくらいの時間がかかります?

効果の発現は8~10時間後ですので、この時間を逆算してご使用ください。

どんな便秘にも効きますか?

大腸や小腸に刺激を与え蠕動運動を促し自然な排便へと導くので、硬い便でないと便秘改善に、繋がりにくいとされています。

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