最強のED治療薬はどっち?シルビトラとシルダリスト比較
性的な健康は、多くの男性にとって重要な問題です。幸福な生活を送るためには、性的な満足感も欠かせませんが、時には勃起不全(ED)と呼ばれる問題がその障害となることもあります。
幸いなことに、近年の医療の進歩により、ED治療薬が数多く市場に登場しています。
中でも配合剤と呼ばれる医薬品である「シルビトラ」と「シルダリスト」という2つのED治療薬があります。
これらの薬は、EDの症状を改善するために用いられますが、それぞれの特徴や効果には違いがあります。
本記事では、「シルビトラ」と「シルダリスト」の特徴や効果を比較しながら、最強のED治療薬について考察していきます。
性的な健康に関心のある方にとって、どちらのED治療薬が最適なのか、そのポイントを明らかにしていきたいと思います。
商品名 | シルビトラ | シルダリスト |
---|---|---|
画像 | ||
有効成分 | シルデナフィル100mg/バルデナフィル20mg | シルデナフィルクエン酸塩100mg/タダラフィル20mg |
価格 | 1錠あたり311円~ | 1錠あたり516円~ |
メーカー | RSM(RSM Enterprises)社 | ダラム(Dharam)社 |
購入ページ |
シルビトラとシルダリストの違いは?
海外ではED治療薬として最強と呼ばれる医薬品が販売されています。
ご存じの通り日本ではED治療薬と言えばバイアグラ、レビトラ、シアリスの3本柱ですが、症状や体質などを医師が判断して処方されますが、海外に目を向ければもっと多くのED治療薬が販売されています。
数が多いと言う事はそれだけ選択肢が多いと言う事になります。
治療の選択肢が増えると言う事は患者からしてみれば喜ばしいことこの上ないでしょう。
その中で最強のED治療薬について考察していきます。
製薬会社の違いは?
海外製のED治療薬であるシルビトラとシルダリストはどちらもインドで製造販売されています。
シルビトラはRSM(RSM Enterprises)社と呼ばれる製薬会社ですが、RSM社はインドのチャンディーガル連邦直轄領を本拠地とし、2002年に創業された製薬会社になります。
従業員数は少ないですがISO9000の認証を受けておりインドにおいて信頼度の高い企業として知られています。
一方シルダリストはダラム(Dharam)社と呼ばれる製薬会社ですが、ダラム社はインドのグジャラートを本拠地としており、2005年に設立された製薬会社になります。
200種類以上の医薬品を取り扱っており、技術を駆使する事で高品質でありながら低価格の商品を提供しているとして評価されている会社です。
どちらもED治療薬においては一目置かれている製薬会社になります。
成分に違いはあるの?
シルビトラとシルダリストは異なる有効成分を配合した医薬品になります。どのような有効成分が使用されているのでしょうか?
「シルビトラ」は有効成分としてシルデナフィル100mg(バイアグラ)とバルデナフィル20mg(レビトラ)が使用されています。
「シルダリスト」は有効成分としてシルデナフィル100mg(バイアグラ)とタダラフィル20mg(シアリス)が使用されています。
この様にシルデナフィルが同一有効成分として使われており、そこにバルデナフィルとタダラフィルが各々配合されている医薬品となっています。
配合した事による効果の特徴は?
有効成分から判断できる効果の特徴について見ていきましょう。
シルビトラの有効成分であるシルデナフィルは力強さを提供し、バルデナフィルの速効性を併せ持つと考えられます。
またシルダリストの有効成分であるシルデナフィルは同様に力強さを提供し、タダラフィルの持続性を併せ持つと考えられます。
配合する事によってお互いの長所を掛け合わせた製品であり、単剤で使用したときの不足分を補いあうような薬です。
シルビトラとシルダリストの最強といえる所は?
「最強のED治療薬」、なんて聞こえの良い薬なのでしょう。そんな薬があれば誰しもが手を伸ばしてしまいそうですね。
では一体何をもって最強なのでしょうか?値段?強さ?速さ?長さ?それともトータルバランスの良さなのでしょうか?
「最強」なED治療薬は、個人の体質、症状、および好みによって異なります。シルビトラとシルダリストはそれぞれ異なる特徴を持つED治療薬です。
どの様な違いがあるのか成分を紐解きながら選択する際のポイントについて考察していきます。
シルビトラとシルダリストの成分から見れる特徴は?
シルビトラの有効成分はシルデナフィル100mg(バイアグラ)とバルデナフィル20mg(レビトラ)が、またシルダリストの有効成分はシルデナフィル100㎎(バイアグラ)とタダラフィル20mg(シアリス)が配合されています。
成分を一つずつ見てみると、バイアグラは国内承認最大用量が50mgですので100mgと言う高用量を使用しており、服薬により勃起時の強さ(硬さ)が増しガチガチになります。
バルデナフィルは国内最大用量を使用しており服用後15分で効き目が出る程の速効性及びシルデナフィル100mgに負けないくらいの勃起力があります。
そしてタダラフィルはこちらも国内最大用量を使用しており服用後24~36時間程度の持続力が特徴です。
つまりシルビトラは勃起力と速効性に秀でたED治療薬であり、シルダリストは勃起力と持続力に長けたED治療薬であると言えます。
同じ勃起力(硬さ)でもシルビトラの方が成分的に強いと判断できます。
症状の重さから見る「最強」は?
ED症状の重さに応じて、速効性を重要視するか持続性を重要視するかを判断します。
症状が比較的軽い場合
例えば陰茎は硬くなるが、充分に硬くならず、性交を維持するのが難しい状態であったり、勃起状態が不安定で、途中で衰えることがあるような状態、またはすべての性行為において勃起が難しいわけではなく、特定の状況やタイミングでのみ問題が現れるなどの様に、症状が軽度の場合であれば、持続性と力強さの組み合わせである「シルダリスト」が「最強」と言えます。
症状が比較的重い場合
例えば性的な刺激があっても勃起しない、不十分な勃起しか得られない、勃起してもその状態を維持することができずすぐに衰えてしまい性行為ができない、性的な刺激やパートナーの変化に関係なく、勃起しないなどの様に、症状が重度の場合であれば、速効性と力強さの組み合わせである「シルビトラ」が「最強」と言えます。
個人の好みから見る「最強」は?
EDの症状で悩む人にとっての「最強」の治療薬とはなんでしょうか。
ED治療薬の最強とは、多くの方が求めている「最も早く」「最も硬く」になるのではないでしょう。
「最強」の名を評価するには勃起力(硬さ)は譲れません。
レビトラ有効成分バルデナフィルとシアリス有効成分タダラフィルを比較した場合、レビトラ有効成分バルデナフィルの方が強力な勃起効果を持っておりますので、シルダリストよりもシルビトラのほうが強いと言えるでしょう。
そのため、「バイアグラ2~4錠+レビトラ1~2錠」と同等の成分量の組み合わせによる混合薬シルビトラが最強のED治療薬と言えるでしょう。
効果には、個人差があるため実際に1度試していただくしかないです。
ただ今まで、様々なED治療薬を試し効果に満足がいかなかった方も、一度シルビトラを試してみるとしっかりとした効果を実感できるかもしれません。
シルビトラでも、しっかりとした効果を感じられない方は、関連コラムに「シルビトラを食後に飲むと効かない・食事の影響」からご確認ください。
シルビトラとシルダリストの選択する上で重要な要素は?
ED治療薬を自分で選択できるとしたら何に重きを置きますか?そこに「最強」を求めるのであれば単剤ではなく、2成分が配合されている混合薬を選択する事でしょう。
何故ならば単剤の短所を混合薬であればお互い補い合うことができるからです。
ではそれぞれあるメリットデメリットから治療上重要な要素を選択する場合何を求めますか?
副作用がない事、食事の影響を受けない事、基礎疾患のある方ですと併用薬に禁忌や注意がない事、もしくは価格が安い事などが考えられます。
効果よりも重要視する点は?
ED治療薬を服用する上で、効果はもちろん服用した後の副作用を重要視しますよね。
そもそもほとんど医薬品には、副作用があります。
そのためシルビトラとシルダリストを服用する際に副作用を理解することが大切です。
副作用があっては飲むことも続ける事もできませんしね。せっかく楽しい一夜を過ごすのであれば副作用はないにこしたことはありませんよね。
ED治療薬の副作用については個人差がありますが、主な副作用はほてりや動機、目の充血、軽度の頭痛などが挙げられます。
こうした副作用は、ED治療薬の作用である血管の拡張が関係していることで生じます。
ある程度時間が経過すると徐々に収まりますが、長時間にわたり副作用が継続される場合には医療機関に相談してください。
有効成分を単剤で見た場合、副作用発現頻度が最も少ない順『タダラフィル(シアリス)>バルデナフィル(レビトラ)>シルデナフィル(バイアグラ)』となります。
2剤かけ合わせるとなると有効成分の配合量が多いため、効果が強い分、副作用も強い部類になります。
ただ用法用量を守っている限り、重症化する例は極めて稀です。
個人差もある為実際にシルビトラとシルダリストを飲み比べてみて自分に合う方を選択するのが一番よいでしょう。
ただ用量が多いだけの薬よりも、混合薬の良い点は?
薬の影響は個人差、遺伝子による影響などに左右されることが多いです。
同じ錠剤を複数人に飲ませても100%の効果が出る人から50%の効果しか得られない人などばらつきがあります。
ですので1錠飲んで50%の効果しか出ない人に2錠飲ませたからと言って100%の効果が得られるかと言ったらそうでもありません。つまり薬の用量を増やしたからと言って期待する効果が得られるわけではないと言う事です。
むしろ副作用が増強する可能性がある為注意が必要になります。
もし仮に50%しか効果が得られない人に十分な効果を与えるには用量を増やすよりも別剤を追加したほうが効果的なのです。これが混合薬のメリットと言えます。
<高用量ED治療薬関連商品>
混合薬のメリットについて
混合薬のメリット
- 単剤のメリット(硬さなど)がそのまま混合のメリットになる(硬さ+速効性など)
- 単剤+単剤の服薬より混合薬1剤の方が安く済む
- よけいな添加物を飲まずに済む
- 服薬しやすい
- 飲み間違い防止になる
- 携帯しやすい
上記のメリットなどが考えられます。もし万が一何かあった際の問い合わせ先が2社になるのか1社で済むのかも大きな違いと言えましょう。
<混合薬のED治療薬関連商品>
商品名 | シルビトラ | シルダリスト |
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画像 | ||
有効成分 | シルデナフィル100mg/バルデナフィル20mg | シルデナフィルクエン酸塩100mg/タダラフィル20mg |
価格 | 1錠あたり311円~ | 1錠あたり516円~ |
メーカー | RSM(RSM Enterprises)社 | ダラム(Dharam)社 |
購入ページ |
強すぎるがゆえのデメリット
薬の効果が強すぎる事で生じるデメリットをいくつか紹介します。
混合薬のデメリット
- 1錠飲んで強いと感じた場合に減量ができない
混合薬は半分に切って使用したからと言って必ずしも効果が完全に半分になるとは限りません。 - 健康リスクの増加
強力な効果はED治療効果以外の作用も強力になります。例えば心血管リスク等健康被害が生じる可能性があります。 - 副作用の増強
強力な効果は同時により強力に副作用を引き起こす可能性があります。
作用が強力であることはEDを治療する上でメリットを感じる反面デメリットも生じる事を理解した上で薬を選択するようにしましょう。
健康リスクの増加とは?
ED治療薬を服薬する上である程度はリスクを理解しておく必要があります。その一つとして心血管リスクがあります。
まずED治療薬は、血管を拡張させる作用を持っており、その結果、血圧が一時的に低下することがあります。血圧が急激に低下することでめまいや失神の原因となります。
また、一時的に心臓への負担が増加する可能性があります。心臓病、狭心症、心筋梗塞の既往がある人は使用には特に注意が必要です。
ED治療薬を使用する場合に限らず本来治療薬は少量から開始し健康被害と副作用を確認しながら増量していくものです。不安な場合には医師とよく相談しながら使用するようにすると良いでしょう。
シルビトラが向いている人
シルビトラの特徴は速効性と力強さです。服用後15分で効果が現れるバルデナフィルと勃起力が強力なシルデナフィル・バルデナフィルの組み合わせであることは前述しました。
これらの点からシルビトラに向いていると考えられる人について説明します。
①速効性を期待する人に向いていると言えます。
では速効性を期待する時とはどんなときでしょうか?これはその気はなかったけれども流れで急な性行為が予定された場合などが考えられます。いつ訪れるかもわからない状況である為、常にポケットに1錠入れておくと安心でしょう。
②EDの症状が深刻な人に向いていると考えられます。
勃起力も強力であることから、勃起しても十分な硬さが得られない、挿入できるだけの硬さが保持できないなどの人に向いていると言えます。
シルダリストが向いている人
シルダリストの特徴は持続力と力強さです。
服用後24~36時間効果が持続するタダラフィルと勃起力が強力なシルデナフィルの組み合わせであることは前述しました。
これらの点からシルダリストが向いていると考えられる人について説明します。
①長時間の効果を希望する人に向いていると言えます。
例えば週末や連休などの様に、計画でき連続して性行為を希望する人に向いていると言えます。
まる1日以上効果が持続する為、夜に性行為を行った後、朝起きてからもまた性行為ができることから柔軟に計画が立てられる場合にはシルダリストが向いていると言えます。
②EDの症状が軽度な人に向いていると考えられます。
不十分な勃起しか得られない、勃起してもその状態を維持することができずすぐに衰えてしまい性行為ができないなどの人に向いていると言えます。
シルビトラ・シルダリストに関するよくある質問
- Qシルビトラやシルダリストが効いている間は勃起したままになるのですか?
- A
服用しても性的刺激がなければ勃起はしません。
- Qシルビトラやシルダリストは1錠服薬すれば何回も性行為する事は可能ですか?
- A
シルビトラやシルダリストの作用時間が持続する限り何回も性行為する事は可能です。
- Q子供を作りたいのですが、シルビトラやシルダリストを使用してもよいですか?
- A
男性不妊症の主な原因である勃起障害に対し有効な治療薬として広く用いられている為問題ありません。
- Q高齢者でもシルビトラやシルダリストは服用可能ですか?
- A
シルビトラやシルダリストともに年齢制限はありませんので服用可能ですが持病や服用中の薬があった場合、使用できない場合があります。必ず医師に相談しましょう。
- Qシルビトラやシルダリストを飲めば性欲もあがりますか?
- A
シルビトラやシルダリストは性欲増強剤ではありませんので服薬したからと言って性欲が上がることはありません。
まとめ
シルビトラ・シルダリスト比較まとめ
シルビトラ
- 有効成分シルデナフィル100mg(バイアグラ)とバルデナフィル20mg(レビトラ)の混合薬
- 速効性と勃起力の強さが特徴
- 急な性行為に備える際や、勃起力を特に求める方に向いている
シルダリスト
- 有効成分シルデナフィル100mg(バイアグラ)とタダラフィル20mg(シアリス)の混合薬
- 持続力と勃起力の強さが特徴
- 持続力が求められる連続した性行為を求める方に向いている
性的な満足感は幸福な生活を送るうえで必要不可欠であり、勃起不全(ED)はその満足感を脅かす問題となり得ます。しかし、近年の医療の進歩により、ED治療薬が数多く開発されており、その中でもシルビトラとシルダリストは特筆すべき存在です。
この記事では、シルビトラとシルダリストの特徴や効果、それぞれの適応について詳しく考察しました。
シルビトラとシルダリストは、海外で販売されているED治療薬であり、それぞれ異なる製薬会社によって製造されています。
シルビトラは速効性と勃起力の強さを備え、シルダリストは持続力と勃起力の強さを兼ね備えています。
これらの薬は、効果を最大限に引き出すために、自身の症状や好みに応じて選ぶことが大切です。
一般的に、シルビトラは急な性行為に備える際や、勃起力が特に求められる場合に適しています。一方で、シルダリストは持続力が求められる連続した性行為を希望する人に向いています。
また、個人の体質や健康状態に応じて、副作用や健康リスクも検討することが大切です。
最終的な選択は個々のニーズに合わせて行うべきであり、最適なED治療薬は体質や症状によって異なります。
症状の軽重や自身の性行為の予定に応じて、シルビトラとシルダリストの適切な使い方を見つけることが重要です。
以上のポイントを踏まえて、最強のED治療薬とは状況に応じ変化しますが、強さ(硬さ)の観点から見ると「シルビトラ」が最強と評価することができます。
この結果から、自身の健康状態や目標に合ったED治療薬を選ぶことで、より満足度の高い性的な健康を維持できることでしょう。
出典
バイアグラ錠25mg/50mg添付文書
レビトラ錠5mg/10mg/20mg添付文書
シアリス錠5mg/10mg/20mg添付文書
RSM Enterprises
ダラム社