AGA治療と医療脱毛同時にしていいの？
現在多くの男性が薄毛で悩みAGA治療をしています。
頭皮の毛髪が生えてくる分には申し分ありません。
しかし、AGA治療薬の中には髪の毛を生やす作用とは別に、副作用として体毛も一緒に生やしてしまうことがあります。
体毛が生えることに関して言えば非常に迷惑極まりない副作用であると言えます。
こうなってしまっては体を見せることに抵抗をもってしまします。そこで思いつくのが医療脱毛でしょう。
AGA治療薬は体毛を濃くし、医療脱毛は体毛をなくす行為の相反する作用の行為を一緒に行うことは問題ないのでしょうか？
結論からお話ししますとAGA治療を行いながら医療脱毛することに問題はありません。
従って薄毛に悩んでいる髭の濃い男性は是非AGA治療と医療脱毛を同時に行い、本来の魅力的な自分を手に入れてください。
しかし、いくつかの注意点もありますので詳しく解説してきます。
この二つの行為は、つまり毛を生やすAGA治療と毛を減らす医療脱毛は、一見すると相反する行為のように思いますが実のところそうではありません。
その理由は、お互いの作用する部位が異なるからです。
AGA治療薬は主に頭皮に作用することでその力を発揮し、脱毛治療はヒゲや体毛の毛根に働きかけます。
つまるところ、それぞれが影響を与える場所が異なるため、互いに干渉することはありません。
医療レーザー脱毛の仕組みを理解すると、その理由がよく分かるようになります。
医療レーザー脱毛は、医療用の特殊な波長のレーザー光を脱毛したい部位に直接照射することによって、毛根に大きなダメージを与えます。
このレーザー光は毛に含まれるメラニン色素と反応し、熱エネルギーに変換されます。この熱によって毛母細胞が破壊され、脱毛が実現できるようになります。
特に、黒く太い毛ほどメラニン色素を多く持っているため、医療レーザー脱毛の効果がより高くなるという訳です。
つまりAGA治療の副作用として体毛が濃くなったとしても、それはむしろ医療脱毛を行うにはもってこいの環境になっていると言える訳です。
ただし、注意しなければいけない点もいくつかあります。
まず、AGA治療と脱毛治療を同時に行う場合は、適切な治療計画を立てることが何より大切になります。また、治療の進捗や副作用の有無を定期的にチェックすることも大切です。
AGAを治療する場合には、内服薬を選択するか、または外用薬を選択するか症状に応じた治療法を選ばなければなりません。そしてその治療方法は、使用する医薬品の種類によっては医療脱毛と相性がよくない場合もあります。
さらに、医療レーザー脱毛は肌の状態にも影響を受けます。
我々日本人のように「黒い体毛+明るい色の肌」が最も医療レーザー脱毛が適している肌なのです。
従って、日焼けした肌や炎症を起こしている肌、または黒人などでは医療レーザー脱毛の効果が弱まったり、副作用のリスクが高まったりする可能性があります。
そのため、AGA治療中であっても、医療脱毛を受ける際には肌のケアに十分注意を払う必要があります。
自身の悩みや希望する結果を医師に的確に伝え、最適な治療プランを立てることが、満足度のいく結果となることでしょう。
AGAの治療は現在多種多様な医薬品が発売されており、その作用も非常に効果的なものとなっております。
AGAについては下記コラム記事で詳しく解説してありますのでご紹介いたします。
AGA治療をするとムダ毛は増える？
治療をすると体毛が増えてしまうのではないか」と心配される方もいるのではないでしょうか。
AGA治療に用いられる主な医薬品と体毛への影響について、わかりやすく解説していきます。
ミノキシジル(商品名：ノキシジル(内服薬)・リアップ5(外用薬))
ミノキシジルは、テレビでもよくCMされるほどAGAの治療に使用される医薬品の一つです。
本来であれば高血圧治療薬として開発していた成分でしたが、研究を進める中、副産物として発毛効果が現れたことから、薄毛治療に応用することで発毛促進剤として発売することに至りました。
ミノキシジルには外用薬（塗り薬）と内服薬（飲み薬）があります。
日本では外用薬としてのみ認可され販売されております。
どちらも頭皮の発毛を促進する作用があると同時に、ひげ等の体毛を生やす可能性もあります。
これは、発毛促進剤としての成分であるミノキシジルが髪の毛や体毛の成長を促す因子を活性化させることによるものです。
リアップ×5のような外用薬の場合では、体毛への影響は内服薬であるノキシジルなどと比べると比較的小さいと考えられていますが、それでも多毛症を引き起こす可能性はゼロではありません。
内服薬であるノキシジルなどは外用薬よりもさらに強い効果があり、全身の体毛が増加する可能性は非常に大きいと言えます。
下記サイトにてミノキシジルについて詳しいコラムがございますのでご覧ください。
またミノキシジルの飲み薬を飲んでみたいと言う場合には通販での入手が最も簡単です。
当サイトメデマートでは通販にて下記商品の取扱いがありますので一部ご紹介いたします。
| 商品名 | ノキシジル | ミノクソール | ロニタブ |
|---|---|---|---|
| 画像 |  |  |  |
| 有効成分 | ミノキシジル5mg/10mg | ミノキシジル5mg/10mg | ミノキシジル5mg/10mg |
| メーカー・ブランド | T.O. MED | Asle pharmaceuticals(アスレ) | Intas Pharmaceuticals(インタスファーマ) |
| URL | ノキシジルの購入はこちら | ミノクソールの購入はこちら | ロニタブの購入はこちら |
またミノキシジル外用薬については以下の商品の取り扱いがあります。
| 商品名 | ツゲイン | モールエフ | 爆毛根ローション |
|---|---|---|---|
| 画像 |  |  |  |
| 有効成分 | ミノキシジ10%/5%/2% | ミノキシジル5% フィナステリド0.1% | ミノキシジル5% デュタステリド0.1% オキシトシン0.1% |
| メーカー・ブランド | Cipla(シプラ) | Intas Pharmaceuticals(インタスファーマ) | Sapphire Healthcare(サファイアヘルスケア) |
| URL | ツゲインの購入はこちら | モールエフの購入はこちら | 爆毛根ローションの購入はこちら |
日本で発売されているリアップ×5はミノキシジルとして5%配合されています。
従ってツゲインは10%の商品の販売もありより発毛効果が期待できると言えるでしょう。
フィナステリド(商品名：プロペシア)とデュタステリド(商品名：ザガーロ)
フィナステリドとデュタステリドは、医療用医薬品でありAGAの進行を抑える医薬品として知られています。
この2成分の医薬品は作用機序が類似しており、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)へ変換する1型及び2型5α還元酵素を阻害することにより、薄毛の進行を防ぎます。
このジヒドロテストステロンは男性型脱毛症に関与する主なアンドロゲンであると言われています。
フィナステリドもデュタステリドも、主に頭髪の毛根に作用することから、多毛症の副作用発現率は低いです。
むしろ、DHTの産生を抑えることで、脱毛症(主に体毛の脱落)の副作用が発生する可能性があります。
ただし、これらの医薬品の副作用の中にはリビドー減退や勃起不全、射精障害など性機能への影響があるため使用には注意が必要となります。
詳しくは下記サイトにて各医薬品の詳細コラムがございますのでご覧ください。
また、当サイトメデマートでは通販にて下記商品の販売もありますのでご紹介いたします。
| 商品名 | フィンペシア【プロペシアジェネリック】 | フィナクス | デュタストロン【ザガーロジェネリック】 | デュタス【ザガーロジェネリック】 |
|---|---|---|---|---|
| 画像 |  |  |  |  |
| 有効成分 | フィナステリド1mg | フィナステリド1mg | デュタステリド0.5mg | デュタステリド0.5mg |
| メーカー・ブランド | Cipla(シプラ) | Asle pharmaceuticals(アスレ) | Asle pharmaceuticals(アスレ) | ドクターレディー |
| URL | フィンペシア【プロペシアジェネリック】の購入はこちら | フィナクスの購入はこちら | デュタストロン【ザガーロジェネリック】の購入はこちら | デュタス【ザガーロジェネリック】の購入はこちら |
日本で発売されている「ザガーロ」や「プロペシア」を入手するには医療用医薬品になるため医師への診断が必須となります。
AGA治療を行うにあたり、考慮すべきは多毛症の副作用ですよね。
ミノキシジルには体毛を濃くする副作用があります。
一方、フィナステリドやデュタステリドには体毛を薄くする作用があります。
他の副作用もある訳ですので総合的な判断のもと適切な治療方法を選択すると良いでしょう。
AGA治療と脱毛のベストタイミング
AGA治療を行う場合、使用する医薬品によっては体毛が濃くなる可能性があるため、同時に脱毛治療を行なおうと考えることは至極当然なことではないでしょうか。
その為AGA治療と脱毛両方を両立させようと考えた場合、最も大切なことはそのタイミングや治療する順序になります。
ここではAGA治療と脱毛のベストなタイミングを見つけるためのポイントをご紹介します。
AGA治療を優先する場合
男性型脱毛症の進行は時間経過とともにどんどん進んでいきます。
年齢など様々な要因によって毛髪を生み出すための毛母細胞が自分の意志とは関係なく容赦なく減少していきます。
薄毛の進行が進めば進むほどに、一度失われた毛髪を取り戻すことは非常に困難になります。
そのため、AGA治療はなるべく早期に開始することが望ましいとされています早期発見・早期治療することで理想的な毛髪を維持することが可能となります。
体毛が濃くなることを恐れずに積極的にAGAの治療を行った方が良いでしょう。
脱毛を先に行うリスク
医療用脱毛を先に行うことはAGA治療を行うにあたりリスクを伴います。どの様なリスクがあるのかは例として次の2点が挙げられます。
まずはそのリスクをよく理解した上でどちらを優先したらよいかを考慮するようにしましょう。
医療用脱毛を先に行うことはAGA治療を行うにあたりリスク
①医療用脱毛を行い全身綺麗に脱毛が完了した後、AGA治療を行った場合、特にミノキシジルの影響により体毛が再び成長しせっかくきれいになった全身が体毛で元通りになる可能性がある。
②AGA治療の開始が遅れてしまうと、薄毛の進行を抑えきれなくなることがある。
これではせっかくの治療が全て台無しになってしまいますよね。
せっかくお金と時間をかけてのであれば最も効果的で最高の治療を行いたいものです。
その為に必要なことは治療の順番を考慮することからまずは始めましょう。
理想的なアプローチとは？
以上の結果より最も効果的な治療方法は、以下の順序で治療を進めることです。
①AGA進行抑制薬の使用開始
まずは一刻も早く薄毛の進行を抑える治療を開始する事です。
治療薬としてはフィナステリドまたはデュタステリドの使用から始めます。
副作用を避けたいと思った場合にはデュタステリドを選択して使用すると良いでしょう。
これらの使用により、毛母細胞の減少を防ぐことが可能となります。
②脱毛治療の実施
AGAの治療を開始した後は、続いて医療脱毛治療を行います。
フィナステリドやデュタステリドを使用した場合には体毛が過度に濃くなっていないため、痛みを抑えつつ効果的な脱毛が可能となります。
③ミノキシジルの使用開始
AGAの治療を継続しつつ医療脱毛がある程度進んだ段階で、発毛効果のあるミノキシジルの使用を開始します。
つまりフィナステリドまたはデュタステリドとミノキシジルの併用療法を行う訳ですが、これにより、頭髪の成長を促進しつつ、脱毛済みの部位への影響を最小限に抑えることが可能となります。
痛みの少ない脱毛オプション
医療脱毛はレーザー照射により脱毛していきます。
人によってはレーザー照射で痛みを感じる人がいます。
もし脱毛時の痛みが気になる場合には、次の選択肢を検討してみると良いでしょう。
①蓄熱式レーザーの使用
従来の熱破壊式レーザーよりも痛みが少なく、1回あたりの照射エネルギーを低く抑えられています。まずは治療の際に確認してみることが良いです。
②医療機関の選択
使用している脱毛機器によっては痛みの程度が異なります。従って痛みの少ない最新の脱毛機器を導入している医療機関を選ぶことが大切です。ネットや口コミまたは医療機関に直接確認することで最新の機種なのかどうかを判断しましょう。医療機器が新しいほど痛みの軽減措置が行われている場合があります。
以上の結果よりAGAの治療と医療脱毛の優先順位を考慮した場合、AGA治療優先的に開始することが大切です。
その後医療脱毛を行うことで理想的な結果を得ることが可能です。
特に、フィナステリドやデュタステリドのAGA治療薬を用いて治療を開始することで、薄毛の進行を抑えた上で、理想的な脱毛が可能になります。
特にこれら医薬品成分は薄毛とムダ毛の両方に効果的にアプローチすることから、各々の特徴をよく理解した上で治療を開始するようにすると良いのではないでしょうか。
AGA治療と医療脱毛に関するよくある質問
- Q永久脱毛すればその後AGAの治療を行っても大丈夫ですか？
- A
まず第一に多くの人が誤解している内容ですが、永久脱毛とは決してすべての毛が永遠になくなると言う訳ではありません。
「永久」と言う言葉は必ずしも「永遠」を意味しているわけではないことを理解しましょう。
永久脱毛の定義は、アメリカ食品医薬品局においては、「数回の施術後、再生する毛の数を長期的かつ安定的に減少させること」としており、またアメリカ電気協会においては「最後の施術から1か月後、再生する毛が20％以下であること」としています。
いづれの場合においても治療部位の毛を全て無くすことを意味しているわけではありません。従って永久脱毛したからと言ってAGAの治療を行っても使用する医薬品によっては体毛が濃くなる可能性があるため注意が必要です。
- Q医療脱毛とはどのようなものですか？
- A
医療脱毛は、一般的に「永久脱毛」と呼ばれる最も効果的な脱毛方法になります。
医師や看護師が行う医療行為になるため、高い脱毛効果が期待できます。
仕組みとしては、強力な医療用レーザーを毛のメラニンに照射することにより、毛根周辺の働きを抑制します。
通常8回程度の施術で脱毛が完了することが多く、治療完結まで1～2年ほどの期間を要します。
エステ脱毛と比べると、少ない回数で効果が出やすい反面、痛みが強く、料金も高めの設定となっています。人によっては痛みを軽減するため、麻酔を使用することもあります。
医療脱毛の効果は長い期間維持できますが、永遠と言う訳ではありません。
施術後数年経っても、肌がツルツルの状態を保てるケースが多いですが、一方で少量の毛が生えてくる可能性もあり、完全に毛が生えなくなるわけではありません。
施術後は、毛の量が大幅に減少するため、その後の自己処理が非常に楽になります。
しかし、仮に永久的な脱毛を期待していた場合には、少し物足りなさを感じることもあるでしょう。
医療脱毛は非常に効果的ですが、値段が高い事や痛みを伴うことがあるため、十分検討した上で施術をするほうが良いでしょう。
- Qエステ脱毛でもAGA治療を一緒に行うことは可能ですか？
- A
そもそも、エステ脱毛とは、美容サロンで受けられる人気の脱毛方法になります。
医療脱毛と比べて穏やかな光を使用しているため、施術による痛みが非常に少なく、料金も手頃なのが特徴と言えます。
仕組みは、毛のメラニンに光を当てて毛根の働きを抑えることで、ムダ毛を減らします。
施術後1～3週間で毛が抜け落ち、次の施術まで1～2ヶ月空けなければなりません。
完了までは平均10～15回程度で、おおよそ2～3年ほどかかります。
個人差があるので、必ずしも3年かかると言う訳ではありません。
エステ脱毛には永久的な効果は期待できませんが、数年間はムダ毛が気にならない状態が続く様になります。
「7年経っても毛が生えてこない」という声もあれば、「3年後に少し産毛が生える」という例もあります。
完全な脱毛ではなく、ムダ毛を薄くしたい方や、定期的なケアでツルツルの肌を保ちたい方に適した治療法と言えます。
通い放題プランを選べば、気になったときに再度施術を受けることも可能です。
痛みに弱い方や敏感肌の方、時間をかけてもコストを抑えたい方におすすめの治療法と言えます。
まとめ
AGA治療ではミノキシジルを使用することで体毛が増えてくる事を解説しました。
その為これら成分を避け適切な治療を行うことによって医療脱毛と同時に治療を開始しても問題なく進めることができることがわかりました。
しかしAGA治療にしても医療脱毛にしても必ず個人差があります。
従って全員が同じような結果を得るわけではないことは理解したうえで治療を開始することが大切です。
必要なのは医薬品や器具などを適切に使用すること、また定期的に経過観察を行うことによって副作用のリスクを最小限に抑えることが可能です。
最も効果的に治療を行うのであれば「タイミング」を考える必要があります。
まず初めに一刻も早くAGAの治療を開始しましょう。AGAの治療開始は早ければ早いほど良いとされています。
そして治療がある程度進んだ時点で医療脱毛を行うことでお互い干渉しあわず最高の結果を導き出します。
またAGAの治療は納得いくまで長期間の治療を必要とします。一方で医療脱毛も同様に長期間の治療行為を必要とします。
その為、焦らず根気強く治療を続けることが最高の結果を得るための秘訣です。
AGA治療ではどの医薬品を使用することが自分に合っているのか、また医療脱毛に関してもどの治療法が最も良い結果を導き出すのか。
主治医とよく相談の上見つけていくことが大切です。
出典
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
プロペシア錠0.2mg/1mg添付文書
ザガーロカプセル0.1mg/0.5mg添付文書
リアップ×5添付文書
