塗るED治療薬「エロクソン」とは
ED(勃起不全)治療薬として、飲み薬以外の新しい選択肢があることを皆さんご存じでしょうか?それが「エロクソン」と呼ばれる塗り薬になります。
ED治療薬と言えばバイアグラ・レビトラ・シアリスの飲み薬が定番で最近ではそのジェネリック医薬品も販売されるようになりました。
シルデナフィル (バイアグラ) | バルデナフィル (レビトラ) | タダラフィル (シアリス) | |
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発売年 | 1999年 | 2004年 | 2007年 |
用法 | 性行為の約1時間前 | 性行為の約1時間前 | 性行為の約1時間前 |
用量 | 1回25mg~50mg | 1回10mg | 1回10mg |
最も効く時間 | 内服後約1時間 | 内服後約1時間 | 内服後約2時間 |
性的刺激 | 陰茎刺激が必要 | 陰茎刺激が必要 | 陰茎刺激が必要 |
食直後に内服 | 普通色・高脂肪食で効果低下 | 高脂肪食で効果低下 | 影響なし |
飲酒 | 飲みすぎで効果低下 | 飲みすぎで効果低下 | 飲みすぎで効果低下 |
これらED治療薬とは違い、「エロクソン」は塗り薬になります。陰茎の亀頭部にジェルを適量塗布してマッサージするだけの超即効性ED治療薬です。
最も驚くべき効果として、バイアグラ・レビトラ・シアリスなど従来の飲み薬であるED治療薬は服用から効果が現れるまでに30分~1時間を要しますが、エロクソンは使用後約10分で勃起誘発効果が得られるのが特徴です。
その作用機序は、ジェル中の「水とアルコール」の働きによるものです。この「水とアルコール」が陰茎の血管を拡張し、血液流入が起こって勃起を促します。ただし、エロクソンは性的興奮が起こった際の勃起をサポートするもので、性欲向上や媚薬効果はありません。
バイアグラやシアリス、レビトラなどの飲み薬であるED治療薬と比較して全身性の作用はありません。ピンポイントで作用するため、飲み薬であるED治療薬よりも副作用の心配が少ないのも利点です。2023年6月にアメリカ食品医薬品局から市販薬として販売が承認され、処方箋なしで購入可能となりました。イギリスやベルギーでも既に発売されています。
一方で、日本国内ではまだ未承認・未販売の状態が続いています。将来的に導入が検討されれば、ED治療の選択肢が広がることが期待されます。
ただし、自身で適切な使用が難しい場合は医師に相談するなど、安全性を考慮する必要があります。
商品名 | エロクソン【塗るED治療薬】 |
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画像 | |
有効成分 | 水/エタノール (35%)/プロピレングリコール/グリセリン/カルボマー/水酸化カリウム |
メーカー・ブランド | Futura Medical(フューチュラ・メディカル) |
URL | エロクソン【塗るED治療薬】の購入はこちら |
エロクソンの効果
エロクソンは、ED(勃起不全)治療の新しい選択肢として注目を集めている塗り薬の治療薬です。従来の飲み薬とは異なり、性行為の直前に陰茎の亀頭部に塗布して使用します。その為急きょそういう場面に遭遇した際でも決して慌てる必要はありません。
そもそもどの様なEDに対して効果があるのでしょうか?
勃起不全(ED:Erectile Dysfunction)とは、性的刺激があってもペニスが十分に硬くならず、性行為を行うことができない状態を指します。
具体的には、以下のような症状がみられます。
①ペニスが全く勃起しない
②勃起するが十分な硬さがない
③勃起は一時的で、性行為中に勃起が維持できない
勃起不全は加齢とともに発症リスクが高くなる男性の健康問題ですが、若年層でも生活習慣病や精神的なストレス、医薬品の副作用などが原因で発症することがあります。
勃起は、脳からの指令により陰茎海綿体への血液の流入と貯留が適切に制御されることで起こる現象です。この血液の流れが何らかの要因で阻害されると、十分な勃起が得られなくなってしまいます。
勃起不全は性生活に支障をきたすだけでなく、男性の自尊心やパートナーとの関係にも影響するため、適切な治療が重要視されています。生活習慣の改善に加え、ED治療薬の服用や注射、手術などの治療法がとられることがあります。
勃起不全(ED)には、大きく分けて2つの原因(器質性ED・心因性ED)があります。
器質性ED
身体的な原因で勃起不全になる場合です。具体的には、以下のような病気や障害が原因になります。
①動脈硬化による血流障害
②糖尿病による神経障害
③前立腺がん手術後の合併症
④脊髄損傷による神経障害
⑤低テストステロン血症
これらは、陰茎への血液の流れや神経の働きを直接的に阻害するため、勃起不全が生じます。高齢者に多い傾向にあります。
心因性ED
心理的ストレスや不安が原因で一時的に勃起不全になる場合です。具体的には、
①仕事やプライベートでの過度なストレス
②性行為への不安感
③夫婦関係のトラブル
④うつ病などの精神疾患
このように、身体的に異常がない状態でも、精神的要因が勃起を阻害する可能性があります。比較的若年層に多い傾向にあります。
EDの原因を特定して、器質性であれば生活習慣の改善や薬物治療、心因性であればカウンセリングなど、適切な対処が重要となります。両方の要因が複合している場合もあります。
エロクソンの効果とは?
- 使用後約10分で強力な勃起効果が得られる超即効型ED治療薬です
- 水とアルコール配合のジェルが蒸発して亀頭部分を急速に冷却、その後温まることで陰茎の神経が刺激され、血管拡張・血液流入が起こり勃起をもたらします
- 食事や飲酒の影響を受けません
- 65%と高い確率で効果が認められています
- 器質性ED・心因性EDいずれの場合でも効果が期待できます
- 軽度、中等度、重度いずれのEDに対しても有効です
- 併用禁忌薬がありません
こんな方にお勧め
- 速効性を求める方
- 飲み薬に抵抗のある方
- 効果時間が短くても良い方
- 従来のED治療薬が合わない方
注意点
- 薬剤がパートナーに付着する可能性があるため、必ずコンドームを装着しなければならない
- 自身で使用が難しい場合は、医師に相談するなど安全性を考慮すること
- 性的刺激を受けて興奮する必要があります
- 亀頭にのみ使用し、陰茎の他の部位には使用しないこと
- 性感染症予防効果はありません
このように、エロクソンは速効性と安全性が特徴的な新しいタイプのED治療薬です。一方で、コンドームの装着が必須でパートナーへの影響にも気をつける必要があります。適切な使用方法を守れば、ED治療の新たな選択肢になると期待されています。
エロクソンの使用方法
エロクソンは新しいタイプの勃起不全(ED)治療薬で、従来の飲み薬とは異なり、塗り薬を性行為の直前に陰茎に直接塗布して使用します。
使用手順は以下の通りです。
エロクソンの使用手順
- エロクソンのチューブを開封します。1回分が1本のチューブに入っています。
- チューブからジェルを適量(約0.3mL)出し、清潔な指で陰茎の亀頭部分(先端)に薄くムラなく塗布します。
- 塗布後15秒ほどマッサージをします。
- 塗布後、約10分間待機します。この間にジェルが乾燥し、亀頭部が一時的に冷却されます。
- 10分経つと温度変化により陰茎の血管が拡張し、勃起が得られる状態になります。
- この状態でコンドームを確実に装着し、性行為を行ってください。パートナーへの薬剤付着を防ぐためです。
注意点としては、塗布後30分以内に性行為を開始しないと効果が低下する点、アルコール分が含まれるのでかぶれ等の副作用が出る可能性がある点などがあげられます
使い捨てタイプの薬剤なので、1回の性行為ごとに新しいチューブを使う必要があります。効果は約30分程度続きます。速効性と局所作用が特徴のエロクソンですが、正しい使い方を守って上手に活用してください。
【エロクソン使用上の注意点】
エロクソンは新しいタイプのED治療薬ですが、適切な使用方法を守らないと思わぬトラブルが起こる可能性があります。使用にあたっては以下の点に気をつける必要があります。
①ローション代わりには使用できません
エロクソンは潤滑剤代わりには使えません。ただし、ローションやゼリー状の潤滑剤と併用することは可能です。
②口腔粘膜への接触に注意
オーラルセックスの際、口腔内にエロクソンが付着した場合、即座に水で口をすすぐなどして洗い流してください。異常が感じられる場合は皮膚科を受診しましょう。
③コンドームとの相性は良好
エロクソンは市販のコンドームとの相性が良く、避妊効果を損なうことはありません。コンドームの装着は必須ですので、確実に着用してください。
④個人差に注意
エロクソンは個人差があり、かぶれやかゆみ、発赤などのアレルギー症状が出る可能性があります。異常が感じられた場合は直ちに使用を中止し、医師に相談しましょう。
➄1回使い切りタイプ
エロクソンは1回分ずつチューブ入りなので、使い捨てタイプです。1回の性行為ごとに新しいチューブを使う必要があります。
エロクソンは手軽で効果的なED治療薬ですが、上記の注意点を守って正しく使うことが大切です。わからないことや異常が起きた場合は、すぐに専門家に相談しましょう。
エロクソンの副作用
エロクソンは従来のED治療薬とは異なり、医療機器として製造されているため、全身に作用する内服薬に比べて副作用のリスクは低くなっています。
しかし、それでもまれに以下のような副作用が報告されているので、注意が必要です。
①陰茎の灼熱感・刺激感
塗布部位の陰茎亀頭部に一時的な熱っぽさや刺激を感じる場合があります。
②性行為パートナーの膣の炎症
男性から薬剤が付着し、女性パートナーに軽い膣の炎症を引き起こすリスクがあります。
③頭痛
因果関係は不明ですが、一部の使用者で頭痛を訴えるケースも報告されています。
これらの症状は比較的軽いものが多いようですが、強い症状が出たり気になる異常があれば、すぐに使用を中止し、医師に相談しましょう。
エロクソンの大きな特徴は、ジェルが蒸発して体内に吸収されないことです。このため、内服薬のようなめまい、吐き気、動悸などの全身性の副作用はほとんどありません。
適切に使用すれば安全性は比較的高いED治療薬ですが、あくまでも医療機器です。異常がある場合は早めに対処し、専門家に相談することが重要です。
実際にエロクソンを使用している方々の声
ありませんでした。
エロクソンまとめ
エロクソンは、塗り薬であるED治療薬であり、通常の飲み薬のED治療薬と比較して副作用が少ないことが大きな利点です。消化器系への負担が軽減されるため、胃腸の不調やめまいや吐き気などが起こりにくいとされています。また、飲み薬であるED治療薬と同様に効果が現れ、性的刺激を受けた場合に陰茎の勃起を促進します。
エロクソンの効果は塗布後10分程度で現れ、効果の持続時間は性的刺激があれば30分程度とされています。使用方法は陰茎に塗布するだけであり、直接的な摂取が必要ないため、服用に不安を感じる方や胃腸や心臓が弱い方にとっては選択肢として有用です。
ただし、エロクソンには塗布部位のかぶれやかゆみ、赤みなどの皮膚トラブルが起こる場合があります。また、稀に一般的なED治療薬と同様の頭痛などの副作用が現れることも考えられます。
実際にエロクソンを使用している方々の声からは、個々の体験や効果に関する情報を知ることができます。使用者の声を参考にすることで、自身の症状や体質に合った治療法の選択ができるでしょう。
エロクソンは、医師の指示に従い正しく使用することが重要です。性的機能障害に対する選択肢の一つとして、安全性と効果を考慮しながら検討することが大切です。