プレマリンとは?

プレマリンは、結合型エストロゲンを有効成分とする女性ホルモン製剤で、主に更年期障害やエストロゲン欠乏症の治療薬に用いられてきた処方薬です。
日本国内では、医師の診断を受けたうえで処方される医療用医薬品として位置づけられており、ホルモン補充療法(HRT)の代表的な薬のひとつとして長年使用されています。
更年期に入ると、卵巣機能の低下により女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に減少します。
その影響で、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)や発汗、不眠、動悸、気分の落ち込み、膣の乾燥など、心身にさまざまな不調が現れることがあります。
プレマリンは、こうしたエストロゲン低下が原因と考えられる症状を補う目的で使用される薬です。
病院では、症状の程度や年齢、既往歴・リスク因子など総合的に判断したうえで処方されます。
ですが通院が難しい方や過去に処方されたプレマリンを継続して使用したい方の中には、個人輸入という選択肢を検討するケースもあります。
個人輸入の場合、海外で流通している正規品やジェネリック医薬品を、個人の責任のもとで入手する方法となります。
価格や利便性の面ではメリットがある一方で、用量管理・副作用への注意・体調変化の判断はすべて自己責任での使用となるため、正しい知識をもった上で慎重に判断することが大切です。
なお、プレマリンには内服薬だけでなく、クリームタイプも存在します。
症状や使用部位、使いやすさに応じて選択肢が分かれるため、
ここでは代表的な取り扱い商品をご紹介します。
●プレマリン
| 商品名 | プレマリン |
|---|---|
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| 有効成分 | 結合型エストロゲン0.625mg |
| メーカー | Pfizer(ファイザー) |
| 購入ページ | プレマリンの購入はこちら |
●プレマリンクリーム
| 商品名 | プレマリンクリーム |
|---|---|
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| 有効成分 | 結合型エストロゲン0.625mg |
| メーカー | |
| 購入ページ | プレマリンクリームの購入はこちら |
どんな症状に効果がある?症状別に詳しく解説

プレマリンは、エストロゲン(女性ホルモン)の低下が原因となって起こる症状に対して効果が期待されるホルモン補充療法(HRT)薬です。
更年期前期の女性を中心に、心身のさまざまな不調の改善を目的として使用されています。
ここでは、プレマリンが実際に用いられることの多い症状を、代表的なケースごとに解説します。
ホットフラッシュ・のぼせ・発汗
更年期障害の中でも特に多くの方が悩まされるのが、突然頭や上半身が熱くなるホットフラッシュや理由のない大量の発汗です。
これらの症状は、エストロゲン低下によって自律神経の調節機能が乱れることが主な原因とされています。
プレマリンによって不足したエストロゲンを補うことで、自律神経のバランスが整い、比較的早い段階から症状の軽減を実感しやすいとされています。
「急に汗が吹き出す」「夜中に寝汗で目が覚める」といった症状に対し処方されることの多い代表的な適応です。
不眠・動悸・イライラなどの自律神経症状
更年期には、身体的な症状だけでなく下記のような精神面・自律神経系の不調が現れることも少なくありません。
自律神経症状
- 寝つきが悪い、夜中に目が覚める
- 理由のない動悸や息苦しさ
- 気分の落ち込み、イライラ、不安感
これらもエストロゲン低下が影響しているケースが多く、プレマリンは心身のバランスを内側から整える目的で採用されます。
睡眠の質の改善や、気分の波が穏やかになると感じる方もいます。
膣の乾燥・違和感・性交痛
エストロゲンは、膣粘膜の厚みや潤い、弾力を保つ重要な役割を担っています。
そのため、閉経前後でエストロゲンが減少すると、下記のようなデリケートゾーンのトラブルが起こりやすくなります。
デリケートゾーンのトラブル
- 膣の乾燥感
- ヒリヒリした違和感
- 性交時の痛み(性交痛)
プレマリンは、こうした症状の改善目的でも用いられており、生活の質を下げやすい悩みへの選択肢の一つとされています。
骨量低下・閉経後の体調変化への補助的使用
エストロゲンは、骨の健康維持にも関与しており閉経後には骨密度が低下しやすくなります。
プレマリンは、閉経後のホルモン補充の一環として骨量低下リスクを抑える目的で使用されることもあります。
※骨粗鬆症治療そのものを目的とする場合は、他も治療薬が選択・併用されるケースがあります。
プレマリンが向いていないケース
一方で、プレマリンは万能な薬ではなく以下のような目的での使用には適していません。
デリケートゾーンのトラブル
- PMS(月経前症候群)のみを改善したい場合
- 若年層のホルモンバランスの調節目的
- ダイエットや美容効果のみを期待した使用
プレマリンはあくまで治療を目的としてホルモン製剤であり、症状や年齢、体調に応じた適応を見極めることが重要です。
いつから効く?実感までの目安

プレマリンの効果を実感し始める時期には個人差がありますが、症状の種類によっておおよその目安があります。
一般的に言われている効果実感までの期間は以下の通りです。
ホットフラッシュ・のぼせ・発汗
服用開始から1~2週間程度
不眠・動悸・気分の落ち込みなど精神的な不調
服用開始から2~4週間程度
膣の乾燥・違和感・性交痛
服用開始から3~4週間程度
エストロゲン補充によって体内環境が徐々に整っていくため、症状によっては比較的に早く変化を感じるものもあれば、一定期間の継続が必要なものもあります。
すぐに効かなくても焦らないことが大切
プレマリンは、即効性のある対処療法薬ではありません。
・数日飲んだけど変化がない
・思ったほど効果がない
と感じてもすぐに中止せずに決められた期間は継続して服用するようにしてください。
多くの場合、体がホルモン環境の変化に慣れるまでに数週間かかるため、短期間で効果を判断せず、一定期間は様子を見ることが重要です。
効果を安定させるためのポイント
プレマリンの効果を安定して得るためには、以下の点が重要です。
プレマリンの効果を安定して得るための重要点
- 毎日決まったタイミングで服用する
- 飲み忘れを極力避ける
- 体調の変化を記録しておく
服用時間がバラバラになると、血中ホルモン濃度が安定しにくく、「効いているのか分からない」と感じやすくなります。
効果の感じ方には個人差がある
年齢、閉経の有無、症状の重さ、体質などによってプレマリンの効き方や効果を実感し始める時期には差があります。
そのため、他人の体験談と単純に比較せず、自分の体調の変化を基準に判断することが大切です。
副作用とリスク【使えない人・注意が必要な人】

プレマリンは、ホルモンに作用する薬である以上。副作用やリスクについて正しく理解しておくことが重要です。
比較的よく見られる副作用から、使用を避けるべきケース、注意が必要な方について解説します。
比較的に起こりやすい副作用
プレマリンの服用初期や用量調節のタイミングでは、以下のような副作用が見られることがあります。
プレマリンの副作用
- 吐き気/胃の不快感
- 頭痛
- 乳房の張りや痛み
- むくみ
- 軽い体重増加
これらは、体がホルモン環境の変化に慣れる過程で一時的に現れることが多く、継続するうちに自然に軽減するケースも少なくありません。
ただし、症状が強い場合や長期間続く場合は、無理して継続せずに医師に相談しましょう。
長期使用におけるリスクについて
エストロゲン製剤全般に共通する注意点として、長期使用に伴うリスクが指摘されています。
エストロゲン製剤全般の長期使用に伴うリスク
- 血栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓など)
- 乳がん/子宮体がんのリスク増加の可能性
- 高血圧や心血管系の影響
これらのリスクは、使用量・使用期間・年齢・体質・併用薬などによって異なり、すべての人が一律に高まるわけではありません。
特に、高用量での使用や長期間の継続、高齢になってからの服用開始では、慎重な判断が求められます。
また、子宮がある方がエストロゲン単剤を長期間使用すると、子宮内膜が厚くなり、子宮体がんのリスクが高まる可能性があるため、医療現場では黄体ホルモン製剤を併用することがあります。
プレマリンを使用できない人(禁忌)
以下に該当する方は、プレマリンの使用が適さないとされています。
プレマリンを使用できない人(禁忌)
- エストロゲン依存性腫瘍(乳がん・子宮体がん)の既往がある方
- 血栓症(深部性脈血栓症・肺塞栓など)の既往がある方
- 重度の肝機能障害がある方
- 原因不明の不正出血がある方
- 妊娠中・また妊娠の可能性がある方
これらに該当する場合、自己診断での使用は非常に危険です。
使用に注意が必要な人
以下のような方は、使用にあたって特に慎重な判断が必要です。
プレマリン使用に注意が必要な人
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症がある方
- 喫煙習慣がある方
- 肥満傾向の方
- 40代後半以降で初めてホルモン補充療法をする方
リスクの程度は個人差が大きいため「誰でも安全」と考えず、体調の変化を丁寧に観察することが重要です。
太る?肌への影響は?
プレマリンを服用される方の中で「太るのでは?」「肌質の変化はある?」と疑問を持つ方が多くいます。
ここでは、実際の作用と誤解されやすいポイントを分けて説明していきます。
プレマリンを服用すると太る?
プレマリン自体が脂肪を増やして太るということはありません。
ただし、服用中に
「体重が増えた」
「体がパンパンになった」
と感じる方がいることも事実です。
これは、主に以下のような理由によるものと考えられます。
・エストロゲンの作用による水分貯留(むくみ)
・ホルモンバランスの変化による一時的な体調変化
・更年期そのものによる代謝低下影響
そのためいわゆる「脂肪が増える太り方」とは異なり、一時的な体重増加感やむくみとして現れるケースが多いとされています。
多くの場合、薬が体に慣れてくると自然に落ち着きます。
体重増加が気になる場合の考え方
プレマリン使用中に体重の変化が気になる場合は、下記のような点を冷静に確認することが大切です。
プレマリン使用中に体重の変化の確認点
- 急激に体重が増えていないか
- 浮腫みが強く出ていないか
- 食生活や活動量に変化がないか
短期間の体重変動だけで「太った」と判断しないことが重要です。
気になる場合は無理に使用継続をしない判断を含めて医師に相談してください。
肌への影響
エストロゲンは、もともと
・肌の水分保持
・ハリ、弾力の維持
・皮膚のターンオーバー
に関わるホルモンです。
そのためエストロゲンが低下する更年期以降は、
・肌の乾燥
・小じわ
・ハリの低下
といった変化を感じやすくなります。
プレマリンによりエストロゲンが補われることで、肌の乾燥が和らいだり、調子が安定したと感じる方もいます。
「美肌目的」で使う薬ではない点に注意
一方で、プレマリンは美容目的の薬ではありません。
・しみが消える
・若返る
・劇的に肌質が変わる
といった即効性や美容効果を期待して使用するものでなく、あくまでエストロゲン欠乏による不調を改善する治療薬です。
肌に良い変化があったとしても、それは副次的な作用と考えることが適切です。
逆に、肌トラブルが出る場合もあります。
・吹き出物
・肌のべたつき
・かゆみ
など、肌質の変化を感じる方もいます。
これはホルモンバランスの変化に体が順応する過程で起こることがあり、必ずしも「肌に合わない=危険」というわけではありませんが、違和感が強い場合は使用を見直す必要があります。
正しい飲み方・用量の考え方

プレマリンは、症状の強さや年齢、閉経の有無などにより適切な用量が異なる女性ホルモン製剤です。
医療機関では医師が状態を確認しながら用量を調節しますが、個人輸入で使用する場合は自己責任が前提となります。
そのため、一般的な用量の目安と安全に使うための考え方を理解しておくことが大切です。
一般的な用量の目安
プレマリンの一般的な用量の目安
- 0.3mg/日:軽度の更年期症状、初期導入量として
- 0.625mg/日:最も一般的に使用される標準量
- 1.25mg/日:医療機関で慎重に判断された場合に使用されることがある用量
多くの場合は、0.3mg~0.625mg程度から開始し、様子を見ながら継続します。
最初から高用量を使用することは推奨されません。
※「多く飲めば早く効く」「効果がないから増量する」という考え方は、副作用やリスクを高める原因になるため注意が必要です。
服用する際のポイント
プレマリンの服用する際のポイント
- 通常は少量から服用を開始し、体調の変化を確認しながら使用する
- 毎日同じ時間帯に服用することで血中ホルモン濃度が安定しやすい
- 自己判断で急に増量・中止しない
ホルモン補充療法は、体がホルモン環境の変化に慣れるまで時間がかかります。
短期間で効果を期待せず、一定期間は様子をみることが大切です。
飲み忘れた場合
プレマリンを飲み忘れた場合
- 気が付いた時点で1回分のみ服用
- 2回分をまとめて飲むことは避ける
飲み忘れが頻繁に起こると、効果を実感しにくくなるだけでなく、体調の変動を感じやすくなることがあります。
個人輸入で購入した商品を使用する場合の注意点
個人輸入では、医師の定期的なフォローがありません。
そのため下記のようなリスクがあります。
個人輸入で購入した商品を使用するリスク
- 用量が自分の体調にあっているか判断しにくい
- 副作用の初期サインを見逃しやすい
体調の変化(むくみ、頭痛、胸の張り、不正出血)などを感じた場合は、無理に継続せず、使用を中止する判断も含めて慎重に対応することが重要です。
他のホルモン薬との違い

ホルモン補充療法(HRT)には、プレマリン以外にもさまざまな薬があります。
「結局どれを選べばいいの?」「プレマリンとは何が違うの?」と悩む方も少なくありません。
ここでは、よく比較されるホルモン薬との違いを説明します。
プレマリンの特徴
プレマリンは複数種類のエストロゲンをまとめて補うタイプの女性ホルモン製剤です。
複数の不調が重なっているケースで選択されることが多い薬です。
- 単一ではなく、いくつかのエストロゲン成分を含む
- 更年期に起こりやすいさまざまな症状に対応しやすい
- 長年にわたり使用実績のある薬
■プレマリン 先発薬
| 商品名 | プレマリン | プレマリンクリーム |
|---|---|---|
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| 有効成分 | 結合型エストロゲン0.625mg | 結合型エストロゲン0.625mg |
| メーカー | Pfizer(ファイザー) | |
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■プレマリン ジェネリック
| 商品名 | エストロモン | プレモン |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() | ![]() |
| 有効成分 | 結合型エストロゲン0.625mg | 結合型エストロゲン0.625mg/1.25mg |
| メーカー | Standard Chem. & Pharma Co.,Ltd(スタンダード・ケム&ファーム) | |
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エストラジオール製剤との違い
代表薬例
- エストラジオール錠
- エストラーナテープ
- ル・エストラジェル
| 比較項目 | プレマリン | エストラジオール製剤 |
|---|---|---|
| 含まれるホルモン | 複数種類のエストロゲン | 1種類(エストラジオール) |
| 作用の特徴 | 幅広い症状に対応しやすい | 特定の症状に合わせやすい |
| 用量の調節のしやすさ | 調節は可能だが比較的シンプル | 細かく調節しやすい |
■エストラジオール製剤
| 商品名 | エストラヒール | オエストロドースジェル | ダーメストリル パッチタイプ | オエストロジェル |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 有効成分 | エストラジオール吉草酸エステル 2mg | エストラジオール 0.06% | エストラジオール4mg/8mg | エストラジオール0.06% |
| メーカー | Healing Phama(ヒーリングファーマ) | | Mylan(マイラン) | Laboratoires Besins International(ベシン・インターナショナル) |
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どんな人に向いてる?
プレマリンが向いている人
- 複数の更年期症状が同時に出ている方
- 全体的な体調の不調をまとめて整えたい方
エストラジオール製剤が向いている人
- ほてりだけ、膣症状だけなど目的が比較的はっきりしている方
※どちらの薬が優れているというより、症状や体質によって使い分けられます。
黄体ホルモン(プロゲステロン)製剤との違い
代表薬例
- プロゲステロン
- デュファストン
- メドロキシプロゲステロン
役割が根本的に異なる
| プレマリン | 不足したエストロゲンを補う薬 |
|---|---|
| 黄体ホルモン製剤 | エストロゲンの作用を調節・補助する薬 |
黄体ホルモンは、
・子宮内膜が厚くなりすぎるのを防ぐ
・月経様のリズムを整える
といった調節役として使われることが多く、単独で更年期症状を改善する目的の薬ではありません。
■プロゲステロン製剤
| 商品名 | リーメドロ | マレフェMTF |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() | ![]() |
| 有効成分 | メドロキシプロゲステロン酢酸エステル10㎎ | メドロキシプロゲステロン酢酸エステル10㎎ |
| メーカー | Johnlee Pharmaceuticals(ジョンリーファーマ) | |
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プレマリン単独と併用療法の考え方
医療機関では、子宮がある方がプレマリンを使用する場合、黄体ホルモンを併用することが一般的です。
これは、エストロゲン単剤を長期間使用すると子宮内膜が厚くなり子宮体がんのリスクが高まる可能性があるためです。
漢方薬・サプリメントとの違い
プレマリン
- エストロゲンを直接補充する
- 比較的効果を実感しやすい
- 副作用やリスク管理が重要
漢方薬
- 体質改善を目的とする
- 効果を実感するまで時間がかかる
- ホルモンを直接補うわけではない
代表薬例
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
サプリメント
- 栄養補助が中心
- 体に与える影響は控えめで効き目はゆっくり・軽め
- 強い更年期症状には効果が限定的
代表薬例
- 大豆イソフラボン
- ブラックコホシュ
- エクオール含有サプリ
プレマリンに関するよくある質問

- QMTF(トランスジェンダー女性)のホルモン治療にも使われますか?
- A
トランスジェンダー女性(MTF)のホルモン療法においてエストロゲン製剤が使用されるケースがあります。
これは、体内の女性ホルモン量を補い、身体的変化を促す目的で、医師の管理下で用量や併用薬を調節しながら行われる治療です。
一方で、プレマリンを含むホルモン製剤を自己判断で使用したり、用量を調節したりすることは、血栓症のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。
MTF治療も目的とする場合は、必ず専門知識のある医療機関での管理が推奨されます。
- Q病院で処方されるプレマリンと、個人輸入品は同じものですか?
- A
有効成分はいずれも“結合型エストロゲン”ですが、製造国やメーカー、錠剤の外観は異なります。
また、個人輸入で流通しているものは、先発品ではなくジェネリック医薬品が含まれるケースもあります
そのため、個人輸入で購入時は成分名・含有量・1錠あたりの用量を必ず確認したうえで選ぶことが大切です。
- Q服用をやめると症状はどうなりますか?
- A
プレマリンの服用を中止すると、エストロゲン補充がなくなるため更年期症状などが再び現れる可能性があります。
ただし、すべての方に必ず症状が再発するわけではありません。
年齢や閉経の進行状況、服用期間、体質によっては、
・症状が軽く戻るだけの場合
・ほとんど変化を感じない場合
もあります。
一方で、急に服用をやめると、ほてり・発汗・不眠などが再び強く出るケースもあるため、自己判断での急な中止は避けることが大切です。
服用の中止を検討する際は、体調の変化を見ながら慎重に判断することが大切です。
まとめ
プレマリンは、エストロゲン低下によって起こる更年期症状や体調不良を補うための代表的な女性ホルモン製剤です。
ホットフラッシュや発汗、不眠、気分の不安定、膣の乾燥など複数症状が重なって現れるケースで使用されることが多く、長年の使用実績がある薬でもあります。
一方で、ホルモンに直接作用する治療薬である以上、副作用やリスクへの理解は欠かせません。
「太るのでは?」と不安に思われがちですが、脂肪が増えるというよりは、一時的なむくみや体調不良として感じられるケースが多く、必ずしも体重増加につながるわけではありません。
また個人輸入でプレマリンを使用する場合は、下記のすべて自己責任になるという点を理解しておくことが大切です。
- 用量管理
- 副作用やリスク
- 中止や継続の判断
少量から服用を始め、体調の変化をしっかりと確認しながら安全に服用しましょう。
他のホルモン薬や漢方薬、サプリメントと比較しても、
プレマリンは「効果を実感しやすい反面、慎重な使い方が求められる治療薬」です。
どの選択肢が合っているかは、症状の強さ・年齢・体質・生活状況によって異なります。
大切なのは、「効くかどうか」だけでなく、「自分の体に合った方法かどうか」を見極めること。
本記事が、プレマリンを検討するうえでの正しい知識整理と、後悔のない判断のための参考になれば幸いです。
参考
プレマリン錠0.625mg | くすりのしおり
医療用医薬品 : プレマリン(プレマリン錠0.625mg)
プレマリン錠0.625mg – 更年期障害などの薬理と禁忌情報
プレマリン錠0.625mgの副作用と注意点











