夏に気になるデリケートゾーン!蒸れや匂いの悩み解消方法

夏に気になるデリケートゾーン!蒸れや匂いの悩み解消方法 女性の悩み

デリケートゾーンの蒸れと匂いの原因

多くの女性が密かに抱える悩みの一つに、デリケートゾーンの蒸れや匂いがあります。持田ヘルスケアが実施した調査によると20~50代の女性のうち約5人に1人デリケートゾーンの匂いや蒸れ、かゆみに悩んでいるとの報告もあります。特に暑い季節や運動後、またはストレスが多い時期に悩むことが多いですが、人に相談しにくいため一人で抱え込んでしまう女性も少なくありません。
主に匂いや蒸れの原因は「汗」「生理の経血」「菌の増殖」が関係しています。
特にデリケートゾーンは高温多湿であるため、菌にとっては増殖しやすい環境といえます。そのため、他の場所と比較しても蒸れや匂いが起こりやすいのです。菌の増殖から起こる「トリコモナス膣炎」「淋菌感染症」などの感染症が原因となることもあります。

デリケートゾーンの蒸れと匂いの原因

出典

デリケートゾーンの臭いやかゆみ、白いおりものなどの原因と対策|スキンケア講座|持田ヘルスケア株式会社 (mochida.co.jp)

日常のケアと予防方法

匂いや蒸れを予防する方法としては、菌の増殖を抑えることが重要です。特にデリケートゾーンを清潔に保つ習慣は大切です。

デリケートゾーンの蒸れ・匂い予防方法

毎日石鹸でデリケートゾーンを洗う

毎日デリケートゾーンを洗うことはもちろんですが、洗い方が間違っているとデリケートゾーンの匂いが抑えられないケースがあります。正しい洗い方を実践することが重要です。
デリケートゾーンは、弱酸性や低刺激性で肌への負担が少ない専用のソープを選ぶとよいでしょう。ボディソープは刺激が強すぎるため、人によっては滲みてしまう可能性があります。また、ゴシゴシと洗わず優しく洗ってあげましょう。デリケートゾーンは皮膚が薄いため刺激を与える、こすりすぎは禁物です。

通気性のよい服装にする

デリケートゾーンが蒸れないような服を選ぶこともおすすめです。特に下着は肌に直接触れるため通気性がよい綿素材がよいでしょう。夏で汗をかいてしまったら我慢せずにこまめに変えることが大切です。また、締め付けが強い服は通気性を悪くしますので、ゆったりとしたものを着用するとよいでしょう。

おりものシートや生理用ナプキンはこまめに変える

おりものシートを付けている女性も少なくないと思いますが、汗をかきやすい夏や運動後は汚れていなくてもこまめに変えてください。汚れていないように見えても分泌物や汚れはついており、匂いのもととなるためです。
生理用ナプキンはおりものシートと比べるとこまめに変える方が多いですが、特に経血の量が多い日は数時間ごとに変えるようにしましょう。おりものシートや生理用ナプキンを着用すると、していないときと比べて通気性は下がるためこまめにシートを変えて蒸れないよう意識することがポイントです。

デオドラント製品とその使用方法

デオドラント製品とその使用方法

デリケートゾーンの匂いを抑えるために、多くのデオドラント製品や医薬品が発売されています。塗るタイプだけではなく、シートタイプやパウダータイプもありますので、ご自身の生活スタイルや目的に合わせて使い分けると良いでしょう。

パウダー製品

パウダーをデリケートゾーンに直接塗って使用します。パウダーがデリケートゾーンの水分を吸収し、汗や蒸れを軽減するため、匂いの改善にもつながります。クリームやジェルタイプよりもつけ心地がよい点がパウダーの特徴で、サラサラとしているため特に暑い夏におすすめです。

男性用はコチラ

<関連商品①>
インティメイトドライ&フレッシュパウダー

インティメイトドライ&フレッシュパウダーは、NoHairCrew(ノーヘアークルー)社が開発した、男性陰部の汗やムレ・臭い・擦れを軽減するパウダーです。
アンダーヘアの有無に関わらず、水分を吸収しドライで滑らかな肌触りを実現します。アスリートのために開発されており、皮膚科学テスト済みです。
サイクリングやランニング、フィットネス、ハイキングなどのスポーツの他、毎日のボディケアにも最適です。オーガニックのホホバ油を配合しており、タルク、アルミニウムは不使用のため、安心してお使いいただくことができます。

商品名インティメイトドライ&フレッシュパウダー
画像インティメイトドライ&フレッシュパウダー
有効成分コーンスターチ/炭酸水素マグネシウムなど
メーカーNoHairCrew(ノーヘアークルー)
購入ページインティメイトドライ&フレッシュパウダーの購入ページはこちら

シート製品

おりものの量が多く匂いが気になるときや、汗で蒸れているときにシートでデリケートゾーンをふき取って使います。シート自体に香りがついているものもあるため、蒸れや匂いが軽減されるほか、良い香りをつけることもできます。また、肌の汚れもとることができ、製品によってはそのままトイレに流せる点もメリットです。

<代表商品①>
ソフイ デリケートウェット

商品名ソフイ デリケートウェット
画像ソフイ デリケートウェット
有効成分水、DPG、PEG-60水添ヒマシ油、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、ポリアミノプロピルビグアニド、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、EDTA-2Na
分類化粧品
メーカーunicharmなど

経口薬

デリケートゾーンの蒸れの原因として汗があげられます。汗をかきやすい方はその分デリケートゾーンの湿度が高くなるので蒸れや匂いが出やすくなるのです。そのため、汗を抑えるための薬剤を服用することで症状を改善することができます。

<関連商品①>
プロスパス

プロスパスは、全身性多汗症による汗を抑える事が可能な医薬品です。多汗症治療として唯一日本で承認されているお薬、プロバンサインのジェネリック薬です。有効成分「臭化プロパンテリン」は、副交感神経からの刺激を伝達する物質(アセチルコリン)の働きを抑える作用があります。アセチルコリンの働きを抑える事で、自律神経遮断作用が働き、多汗症を改善します。他にも、胃粘膜を刺激する胃液の分泌を減らす効果もあります。プロパンテリンの働きにより、消化管平滑筋などが異常収縮する事で引き起こされるけいれん性の痛みを和らげることができます。

商品名プロスパス
画像プロスパス
有効成分プロパンテリン15mg
メーカーLloyd LaboratoriesInc(ロイドラボラトリーズ)
購入ページプロスパスの購入ページはこちら

匂いの原因が性感染症の場合

匂いの原因が性感染症の場合

デリケートゾーンから匂いが気になる際に想定される疾患としては「トリコモナス膣炎」「膣カンジダ」「子宮内膜炎」「淋菌感染症」「クラミジア」などがあげられます。もし、匂いの原因が性感染症だった場合、早めの治療が必要です。以下のURLから個人輸入代行で扱っている性感染症治療薬が一覧となっていますので、気になる方はご覧ください。

メデマート

性病・性感染症治療薬の一覧はこちら

トリコモナス膣炎

腟トリコモナス症とは、「腟トリコモナス原虫」が原因で起こる感染症です。男性は症状が出にくい一方、女性は症状が強く出ます。症状としては、膣への強い刺激やかゆみ、生臭い匂いのおりものがあげられます。デリケートゾーンから強いにおいが出た場合、まずトリコモナス膣炎が疑われます。治療としては、メトロニダゾールの経口投与腟錠による局所療法の併用を10日間行いますが、家族内感染も起きやすいので、身近な人が感染していたら共用のお風呂は避けてください。

膣カンジダ

膣カンジダは免疫が低下しているときにかかりやすい疾患で女性に多くみられます。おりものの匂いに変化はありませんが、白いカッテージチーズのようなおりものが出ることが特徴です。また、性器周辺にかゆみや痛みを伴うこともあります。治療としては抗真菌薬が有効で、膣錠や軟膏・内服薬があります。

子宮内膜炎

子宮内膜炎は、膣から入ってきた大腸菌やクラミジア、ブドウ球菌や連鎖球菌によって子宮内膜が炎症を起こす疾患です。症状として下腹部の痛みや不正出血のほか、おりものの量が増加するとった特徴もみられます。重症化すると出血や膿が生じる可能性もあり、これらがおりものの悪臭、つまりデリケートゾーンからの匂いにつながるのです。治療としては抗菌薬の投与が行われ、複数回の薬剤投与で改善することが多いとされています。

淋病(淋菌感染症)

淋菌に感染することで起こる性感染症で、医学的には淋菌感染症と呼ばれます。性行為が原因となることが多く、一度治療しても再感染するリスクがあります。女性の場合、子宮頚管に炎症を起こすため、おりものの量が増え、匂いが強くなります。そのほかの症状が出にくいため、自覚せずにそのまま生活を続けてしまい、不妊症に至るケースもあります。淋病も抗菌薬の投与が行われますが、淋菌の感染部位によって種類が異なります。

クラミジア

クラミジアは、クラミジアという細菌が原因で起こる感染症の1つで、日本では最もよくみられる性感染症です。女性は無症状のケースが多いですが、おりものの匂いが強くなる、黄色いおりものが出るといった症状が出ることもあります。無自覚のままの場合、妊娠を望むタイミングで不妊症が発覚することもあります。治療としては、マクロライド系やニューキノロン系の抗菌薬を投与します。

デリケートゾーンに関するよくある質問

よくある質問
Q
加齢もデリケートゾーンの匂いに影響しますか?
A

影響します。40~50代は更年期と呼ばれ、女性ホルモンが著しく低下する時期です。女性ホルモンはうるおいホルモンとされており、加齢に伴い女性ホルモンが減るとデリケートゾーンが乾燥しやすくなります。それまでおりものなどの分泌液で細菌を洗い流せていたものが、乾燥することで細菌が繁殖しやすくなり、炎症を起こしたりデリケートゾーンの匂いが強くなることがあります。気になる場合はデリケートゾーン専用の石鹸でしっかり洗うことが大切です。

Q
おりものの匂いの強さはどのように判断したらよいのでしょうか?
A

おりものは通常酸性のため、少し酸っぱいような臭いがします。これは正常ですので問題ありませんが、「魚が腐ったような悪臭」がする場合は要注意です。性感染症の疑いがあるためお近くの医療機関を受診するのがよいでしょう。

最後に

デリケートゾーンの匂いや蒸れは多くの女性が悩んでいる症状です。特に暑い夏や運動後は匂いが気になって、人との食事や仕事に集中できなくなる可能性もあります。しかし、デリケートゾーンの匂いや蒸れは正しい方法で抑えることができます。においを軽減するためのデオドラント製品も多数発売されていますので、気になる方は試してみると良いでしょう。

参考

おりものの臭いが気になるのですが、何か問題があるのでしょうか? | オムロン式美人 (omron.co.jp)
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