成分名 | メスナ |
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適応症状 | イホスファミドもしくはシクロホスファミド(造血幹細胞移植の前治療)投与によって起こる泌尿器系障害の発現抑制 |
簡易説明 | メスナは、イホスファミドやシクロホスファミドを投与すると起こる泌尿器障害の症状を抑制する薬剤です。イホスファミドやシクロホスファミドの代謝物であるアクロレイン等が尿中に排泄される際に尿路粘膜を障害することが泌尿器系障害の要因とされています。本剤は、メスナを有効成分とし、尿中でオキサザホスフォリン系薬剤の尿路障害性代謝物と結合して無障害化し、泌尿器系障害を防止します。日本では、塩野義製薬が開発を行い、1994年に輸入承認および製造承認を得ました。 |
処方可能な診療科目 | 泌尿器科/血液内科など |
健康保険の適応 | 健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 | この薬は処方薬ではありません。
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厚生労働省による認可、または発売年月日 | 1994年12月発売 |
国内のジェネリック認可 | 現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) | ウロミテキサン注100mg【製薬メーカー:塩野義製薬】
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関連製品(ジェネリック) | 現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
海外での使用実績 | 適応は日本の文言と少し異なっている部分がありますが、ドイツやアメリカなどで発売されています。 |
効果・作用 | メスナは、イホスファミドやシクロホスファミドを投与すると起こる泌尿器障害の症状を抑制する薬剤です。泌尿器障害は、イホスファミドとシクロホスファミドの代謝物であるアクロレインなどが尿中に排泄される時に尿路粘膜を障害することによって起こるとされています。症状を抑えるためには、これまで大量の水分補給や尿のアルカリ化などが試されてきましたが、実際のところ効果が不十分である状況でした。
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使用方法 | ・イホスファミド投与の場合、イホスファミド1日量の20%にあたる量を1回量とし,1日3回静脈内注射します。メスナ1日量としてイホスファミド1日量の最大 100%相当量まで投与することができます。投与タイミングはイホスファミド投与時,4 時間後,8 時間後としてください。なお、患者の年齢や状態によって増やしたり減らしたりすることが可能です。
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副作用 |
主な副作用として、注射部位の疼痛や腫脹などがあげられます。
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 使用に注意が必要な方 上記にあてはまる方は、メスナを使用する事が出来ない可能性があります。 |
併用禁忌薬 | 併用注意薬 上記を使用している方は、メスナを使用する事が出来ない可能性があります。 併用禁忌薬 併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です |
メスナに関する よくある質問 |
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参考元一覧 | |
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