成分名 | ファスジル塩酸塩水和物 |
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適応症状 | くも膜下出血手術後の脳血管攣縮
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簡易説明 | ファスジル塩酸塩水和物はくも膜下出血の手術後に起こる、脳血管攣縮や脳虚血症状に使用する薬です。脳血管攣縮は寿命を縮めたり、死亡リスクを上げる症状ですが、早くから治療をすることで症状を改善します。
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処方可能な診療科目 | 脳神経外科/脳神経内科/外科など |
健康保険の適応 | 健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 | この薬は処方薬ではありません。
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厚生労働省による認可、または発売年月日 | 発売年月日:2007年6月 |
国内のジェネリック認可 | 国内ジェネリック認可あり |
関連製品(先発薬) | エリル点滴静注液30mg 【製薬メーカー:旭化成ファーマ】 |
関連製品(ジェネリック) | ファスジル塩酸塩点滴静注液30mg「KCC」 【製薬メーカー:ネオクリティケア製薬】 |
海外での使用実績 | 【中国】
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効果・作用 | 脳血管攣縮は、くも膜下出血術後数日を経て、高頻度に発生する症状です。予後を悪化させる最大の要因となっており、ときに死亡の原因ともなります。ファスジル塩酸塩水和物は、ミオシン軽鎖のリン酸化を阻害することで、くも膜下出血術後の脳血管攣縮及びこれに伴う脳虚血症状を改善します。5-イソキノリンスルホンアミドの誘導体で、血管平滑筋収縮機構の最終段階であるミオシン軽鎖のリン酸化を阻害する「世界で初めての蛋白リン酸化酵素阻害剤」です。
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使用方法 | 1回30mgを50~100mLの電解質液または糖液で希釈し、1日2~3回、約30分間かけて点滴静注します。くも膜下出血術後早期に開始し、2週間投与することが推奨されています |
副作用 |
主な副作用 ※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 使用に注意が必要な方 上記にあてはまる方は、ファスジル塩酸塩水和物を使用する事が出来ない可能性があります。 |
併用禁忌薬 |
現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。 併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です |
ファスジル塩酸塩水和物に関する よくある質問 |
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参考元一覧 | エリル点滴静注液30mg添付文書
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