成分名 |
エスタゾラム |
適応症状 |
不眠症/麻酔前投薬 など |
簡易説明 |
「エスタゾラム」は不眠症や麻酔前に投薬して使用する中時間作用型の薬で、縮合したベンゼン環とジアゼピン環が中心となる化学構造を持つベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。
日本では武田薬品工業より「ユーロジン」の商品名で販売されています。
「エスタゾラム」は連用により依存症になる恐れや、急激な量の減少により離脱症状を生じることがあり、向精神薬に関する条約のスケジュールⅣに指定され、また麻薬及び向精神薬取締法の第3種向精神薬に指定されています。 |
処方可能な診療科目 |
内科/心療内科/精神神経科/精神科/麻酔科 など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約2,000円~10,000円
ユーロジン1mg錠 6.7円/錠(薬価)
ユーロジン2mg錠 10.8円/錠(薬価)
*病院によって差が有り。初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
1975年12月認可 |
国内のジェネリック認可 |
ジェネリックあり |
関連製品(先発薬) |
ユーロジン1mg錠 |
関連製品(ジェネリック) |
エスタゾラム錠1mg「アメル」【製薬メーカー:日医工】/エスタゾラム錠1mg「アメル」【製薬メーカー:共和薬工】 |
効果・作用 |
「エスタゾラム」は中時間作用型のベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤で、不眠症治療や麻酔前投与薬として使用される薬です。
不眠症に対しては「エスタゾラム」を就寝の直前に服用しますが、服用した就寝後に一時的に起床して仕事等をする可能性がある場合は、服用しないよう注意が必要です。
厚生労働省は2017年3月に「エスタゾラム」の重大な副作用の項目に、「連用により依存症を生じることがあるので用量と使用期間に注意して慎重に投与し、急激な量の減少によって離脱症状が生じるため徐々に減量する。」旨が追加され、周知徹底のため関係機関に通達されています。
また、薬物療法で本来予想されるはずの作用の逆の反応が生じることがあり、錯乱や興奮が生じる旨が記載されています。
「エスタゾラム」は連用による依存症や、薬を減らした際に離脱症状を生じることがあるため、睡眠薬として使用する場合は、長期使用を避けて用量順守と類似薬の重複の確認して、早期に使用を取りやめることが推奨されています。 |
使用方法 |
「エスタゾラム」は中時間作用型のベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤で、不眠症治療や麻酔前投与薬として使用される薬です。
不眠症に対しては「エスタゾラム」を就寝の直前に服用しますが、服用した就寝後に一時的に起床して仕事等をする可能性がある場合は、服用しないよう注意が必要です。
厚生労働省は2017年3月に「エスタゾラム」の重大な副作用の項目に、「連用により依存症を生じることがあるので用量と使用期間に注意して慎重に投与し、急激な量の減少によって離脱症状が生じるため徐々に減量する。」旨が追加され、周知徹底のため関係機関に通達されています。
また、薬物療法で本来予想されるはずの作用の逆の反応が生じることがあり、錯乱や興奮が生じる旨が記載されています。
「エスタゾラム」は連用による依存症や、薬を減らした際に離脱症状を生じることがあるため、睡眠薬として使用する場合は、長期使用を避けて用量順守と類似薬の重複の確認して、早期に使用を取りやめることが推奨されています。 |
副作用 |
副作用発現状況の概要について、承認時までの調査では1,882例中557例(29.6%)の副作用が報告されています。
また、製造販売後の副作用の頻度調査(1978年11月時点)では8,731例中1,897例(21.7%)に臨床検査値の異常を含む副作用が報告されています。
重大な副作用
・薬物依存(頻度不明)
・せん妄、痙攣等の離脱症状(頻度不明)
・呼吸抑制(0.1%未満)
・炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)
・刺激興奮、錯乱(頻度不明)
・無顆粒球症(0.1%未満)
・一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明)
【その他の副作用】
・眠気、ふらつき
・めまい感、歩行失調、頭痛、頭重、不快感、発揚状態、構音障害
・AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇
・BUNの上昇
・貧血、白血球減少
・血圧低下
・動悸
・悪心、口渇
・口内苦味感
・発疹、そう痒感
・倦怠感、脱力感等の筋緊張低下症状
・覚醒遅延傾向
・浮腫
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方
・乳児、幼児、小児に対する安全性は確立していません。
・重症筋無力症の患者には投与しないでください。
・リトナビル(HIVプロテアーゼ阻害剤)を投与中の患者には投与しないでください。
使用に注意が必要な方
・高齢者には副作用が発現しやすいので少量から投与を開始するなど慎重に投与してください。
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与してください。
・肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している場合は投与しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に投与してください。
上記にあてはまる方は、エスタゾラムを使用する事が出来ない可能性があります。
エスタゾラムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
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併用禁忌薬 |
併用禁忌薬
・リトナビル(HIVプロテアーゼ阻害剤)
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。
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よくある質問 |
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