メラトニン

成分名

メラトニン

適応症状

睡眠障害、 時差症候群、睡眠相互退症候群、覚醒症候群など

簡易説明

メラトニンは脳の松果体から分泌されているホルモンです。
昼間は光の刺激によって分泌が抑えられており、夜は盛んに分泌されるものになります。
明暗の周期に反応する日内変動と慨日リズムが生み出されます。
それによってメラトニンは睡眠を促進する作用と、体内時計を24時間周期に同調させるという作用があり、時差症候群や非24時間睡眠、睡眠相互退症候群、覚醒症候群といった慨日リズム睡眠障害への治療に使用されています。

処方可能な診療科目

健康保険の適応

病院で処方してもらう時の費用目安

厚生労働省による認可、または発売年月日

国内のジェネリック認可

関連製品(先発薬)

メラトニン【Source Naturals社】

関連製品(ジェネリック)

メロセット【アリスト社】/メラトニンタイムリリース【Natrol社】

効果・作用

メラトニンは加齢などで分泌量が減ってしまったり、朝日を浴びない夜型生活などでセロトニン不足になると不眠になり、改善しにくくなります。
そこで足りなくなったメラトニンを投与し補っていく事で改善をしていきます。
入眠障害、中途覚醒、熟眠障害や早朝覚醒などの不眠症に効果的です。
また入眠だけでなく、睡眠リズムを整える作用もあり、睡眠サイクルを正常に戻す作用があります。
時差症候群や非24時間睡眠、睡眠相互退症候群、覚醒症候群といった慨日リズム睡眠障害の改善に有効です。

使用方法

就寝前、約20分前に3mg~9mgを服用します。

副作用

メラトニンには、副作用が起こる可能性があります。  
メラトニンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。  
主な副作用  
・頭痛  
・目眩  
・倦怠感  
・動悸  
など    
多量に服用してしまうと上記のような副作用が出てしまう可能性があると言われています。  
長期間の服用で自分自身でメラトニンを分泌する能力が弱まってしまう可能性があると言われています。  
重度な副作用が出た場合は早急にかかりつけの医師などにご相談ください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

免疫系の病気にかかっている人の場合、メラトニンの免疫機能を整える作用がマイナスに作用してしまう可能性があります。
10歳くらいが最もメラトニンの分泌量が多くなる事から不眠に悩まされている子供が服用してしまうとメラトニン過剰状態になってしまいます。
アルコール、カフェインなどとの併用は、メラトニンが肝臓で分解されて憎くなってしまう為、メラトニンの血中濃度が上がってしまい過剰摂取での副作用が出やすくなってしまうので注意が必要です。   
服用後に副作用で眠気や集中力の低下を招く恐れがあるため、飲んだ後の機械操作や自動車の運転等、危険を伴う作業は絶対に行わないでください。
上記にあてはまる方は、メラトニンを使用する事が出来ない可能性があります。
メラトニンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

・フルボキサミンマレイン酸塩など  
・精神安定剤を服用の方  
・妊娠中の方  
現在、上記以外の薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
Q:メラトニンは他の睡眠導入剤とは違うのですか?

A:はい、睡眠リズムを整える事で不眠症を改善していく成分となっている為、服用後すぐに強制的に入眠させるお薬とは異なります。

Q:服用しても寝れなかったら、多めに飲んでも大丈夫ですか?

A:サイクルを戻す為のお薬なので、効き目が強いものではありません。1回の摂取量を超えて服用すると副作用の危険性があるので服用量は守ってください。

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