ザレプロン

成分名

ザレプロン

適応症状

不眠症、不安神経症、気分障害など

簡易説明

ザレプロンは、主に不眠症の治療に使用されています。
経口タイプのお薬で、超短時間型睡眠薬に分類されており、起床時も目覚めの良さが特徴です。
通常の場合は、就寝時や寝つけない時に1錠の服用をします。

処方可能な診療科目

国内の処方は無し

健康保険の適応

健康保険適応なし

病院で処方してもらう時の費用目安

ソナタジェネリック「ザレプロン10mg」が1錠辺り約40円

厚生労働省による認可、または発売年月日

国内未承認

国内のジェネリック認可

認可なし

関連製品(先発薬)

ザレプロン(ソナタ)

関連製品(ジェネリック)

ハイプロン/ザレプロン

効果・作用

ザレプロンは非ベンゾジアゼピン系に分類される薬で、旧タイプのベンゾジアゼピン系と比べると依存性や離脱症状が改良されているという特徴があります。
また、服用を止めた際に不眠症の再発が起こりにくいとの報告もあります。
有効成分「ザレプロン」がベンゾジアゼピン受容体と融合し脳内の神経を抑える働きをする物質であるGABA(ガンマアミノ酪酸)の作用を増強、興奮を抑えることで不安感や緊張感を和らげ、寝つきを良くしてくれます。
主に
・寝付きが悪い
・やっと眠ってもすぐに起きてしまう
などの入眠障害の方が服用することで、快適に入眠する効果が期待できます。

使用方法

就寝時や寝付きの悪い時など、寝る直前に1回1錠を服用してください。
服用後15分~1時間程度で眠気が出てくるといわれていますので、就寝直前に服用する必要があります。

副作用

【主な副作用】
・眠気
・倦怠感
・ふらつき
・めまい
・備忘
・吐き気
・健忘
・発疹
・かゆみ
など

【その他、稀な副作用】
アナフィラキシー様症状/依存性/呼吸抑制/精神症状/意識障害/一過性前向性健忘/もうろう状態/肝機能障害/黄疸など

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【使用に注意が必要な方】
・高齢者の方(65歳以上)
・心障害のある方
・脳に器質的障害のある方
・肝機能障害又は腎機能障害のある方
・授乳中の方や妊娠中の方、または妊娠の可能性のある方

【使用が出来ない方】
・ザレプロンに対し過敏症の既往歴のある方
・重症筋無力症の方
・急性狭隅角緑内障の方
・肺性心、肺気腫、喘息、脳血管障害などの急性期にあり、呼吸機能が低下している方
・ザレプロンに過敏症の既往歴がある方

上記にあてはまる方は、ザレプロンを使用する事が出来ない可能性があります。
ザレプロンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

他の抗鬱剤や抗不安剤との併用が出来ません。
また、併用禁忌薬としては報告ありませんが、
・筋弛緩薬(スキサメトニウム塩化物水和物、ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物、パンクロニウム臭化物)
・CYP3A4誘導作用を有する薬剤(リファンピシンなど)
・CYP3A4阻害作用を有する薬剤(イトラコナゾールなど)
・中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体など)
・麻酔時(チアミラールナトリウム、チオペンタールナトリウムなど)
など、相性が併用注意薬があります。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
食事の影響はありますか?

食事と同時、もしくは食直後に服用すると睡眠作用が弱まることがあるため避けてください。

お酒を飲んでも大丈夫ですか?

アルコールは作用を増強させる恐れや、副作用がおきやすくなるため、避けてください。

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。