成分名 | アルプラゾラム |
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適応症状 | 心身症(胃・十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群・自律神経失調症)における身体症状と不安・抑うつ・睡眠障害など |
簡易説明 | ベンゾジアゼピン系の短期間作用型不安薬及び筋弛緩薬の一種である、経口薬です。
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処方可能な診療科目 | 精神科/心療内科/整形外科など |
健康保険の適応 | 健康保険適用 |
病院で処方してもらう時の費用目安 | 診察料などの目安:約1,000~2,000円
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厚生労働省による認可、または発売年月日 | 1992年7月発売 |
国内のジェネリック認可 | あり |
関連製品(先発薬) | ソラナックス0.8mg錠/0.4mg錠(製薬会社:ヴィアトリス製薬) コンスタン0.8mg錠/0.4mg錠(武田デバ薬品) |
関連製品(ジェネリック) | アルプラゾラム錠0.8mg/0.4mg「アメル」(製薬会社:共和薬品) アルプラゾラム錠0.8mg/0.4mg「サワイ」(製薬会社:メディサ新薬) アルプラゾラム錠0.8mg/0.4mg「トーワ」(製薬会社:東和薬品) |
海外での使用実績 | アメリカで最も処方されており、かつ最も乱用されているベンゾジアゼピンですが、処方薬であり、規制物質法に基づき麻薬取締局(DEA)にてSchedule IV規制の薬物です。イギリスでは、1971年薬物乱用法の分類にてベンゾジアゼピンはClassC(スケジュール4)の薬物です。国民保健サービスでは処方禁止であり、プライベート医療の処方箋によってのみ使用できます。アイルランドでは、アルプラゾラムはアイルランド薬物乱用法におけるスケジュール薬物4です。スウェーデンでは、1968年Narcotics Drugs Act法にてList IV(スケジュール4)の処方薬です。オランダでは、オランダアヘン法にてList2薬物であり、処方薬です。 |
効果・作用 | アルプラゾラムはベンゾジアゼピン受容体に作用することでGABAの働きを強め、脳の活動を抑えることによって効果を発揮します。脳の活動を抑えることによって、抗不安作用・催眠作用・筋弛緩作用・抗けいれん作用が認められます。抗不安作用が普通~やや強いので、不安感や緊張による悪循環を取り除いてくれます。筋弛緩作用が弱いので、ふらつきの副作用は少ないです。催眠作用もありますが、効きとしては中くらいなので、積極的に睡眠薬に使うことはありません。不安が強くて寝付けない方は、睡眠薬代わりに使うこともあります。深刻な不安およびパニック発作、不安障害や抑うつを伴う不安に対して効果があるとされています。また整形外科においては筋緩作用により、頭痛・頚椎症・腰痛症・肩こりに効果があるとされています。使用される病名については、心身症(胃・十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群・自律神経失調症)における身体症状ならびに不安・抑うつ・緊張・睡眠障害が主です。穏やかに脳に働いて、興奮を鎮め、緊張や不安を取り除きリラックスさせてくれる働きがあります。特徴としては、作用時間はやや短いものの、作用がしっかり感じられる点です。効果と副作用のバランスがとれており、即効性もあって効果も期待できるわりに副作用は少ないです。 |
使用方法 | ソラナックスは0.4mg~1.2mgから開始することが一般的です。作用時間が短いため、効果を持続させたい場合は1日2~3回の服用が必要になります。頓服としての使用は、1回の服用で0.8mg.までの使用が可能なため、0.4mg~0.8mgの処方で効果の実感をもとに調整していきます。 |
副作用 | 副作用としては倦怠感・脱力感・集中力低下・眠気・頭痛・めまい・性欲減退・瞳孔拡大等がみられることがあります。
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用に注意が必要な方 上記にあてはまる方は、アルプラゾラムを使用する事が出来ない可能性があります。 |
併用禁忌薬 | 併用注意薬 上記を使用している方は、アルプラゾラムを使用する事が出来ない可能性があります。 併用禁忌薬 上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です |
よくある質問 |
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