アリピプラゾール

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

アリピプラゾール

適応症状

うつ病/統合失調症

簡易説明

アリピプラゾールは第三世代の抗精神病薬と言われており、以前の精神病薬よりも副作用が抑えられているのが特徴です。
統合失調症、うつ病、不安、緊張感を取り除く抗うつ剤です。
様々な精神疾患や、統合失調症にみられる症状である、幻覚、妄想といった症状に対して効果的なお薬です。
新薬のエビリファイは日本の大塚製薬が製造・販売しており、60ヶ国以上で承認されています。

処方可能な診療科目

精神科/精神神経科/心療内科/メンタルヘルス科/メンタルクリニックなど

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約2500円~約10000円                 
薬代1錠あたりの目安:約200円~約700円(薬価)                 
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

2006年1月承認

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり 2017年6月~発売開始

関連製品(新薬)

エビリファイ(Abilify)【製薬メーカー:大塚製薬】

関連製品(ジェネリック)

Asprito/ARIP MT/(武田テバファーマ)アリピプラゾールOD錠3mg「武田テバ」/ アリピプラゾールOD錠6mg「武田テバ」/アリピプラゾールOD錠12mg「武田テバ」/アリピプラゾールOD錠24mg「武田テバ」 /アリピプラゾール内用液分包3mg「武田テバ」/アリピプラゾール内用液分包6mg「武田テバ」/アリピプラゾール内用液分包12mg「武田テバ」/アリピプラゾール錠3mg「武田テバ」(共和薬品工業)アリピプラゾール錠6mg「アメル」/アリピプラゾール錠12mg「アメル」/アリピプラゾール錠24mg「アメル」/アリピプラゾール散1%「アメル」/アリピプラゾールOD錠3mg「アメル」/アリピプラゾールOD錠6mg「アメル」/アリピプラゾールOD錠12mg「アメル」/アリピプラゾールOD錠24mg「アメル」(日本ジェネリック)アリピプラゾールOD錠3mg「JG」/アリピプラゾールOD錠6mg「JG」/アリピプラゾールOD錠12mg「JG」/アリピプラゾールOD錠24mg「JG」(キョーリンリメディオ)アリピプラゾールOD錠3mg「杏林」/アリピプラゾールOD錠6mg「杏林」/アリピプラゾールOD錠12mg「杏林」アリピプラゾールOD錠24mg「杏林」(東和薬品)アリピプラゾール錠3mg「トーワ」/アリピプラゾール錠6mg「トーワ」/アリピプラゾール錠12mg「トーワ」/アリピプラゾール錠24mg「トーワ」/アリピプラゾール散1%「トーワ」/アリピプラゾールOD錠3mg「トーワ」/アリピプラゾールOD錠6mg「トーワ」/アリピプラゾールOD錠12mg「トーワ」/アリピプラゾールOD錠24mg「トーワ」アリピプラゾール内用液3mg分包「トーワ」/アリピプラゾール内用液6mg分包「トーワ」/アリピプラゾール内用液12mg分包「トーワ」(日医工)アリピプラゾール錠3mg「日医工」/アリピプラゾール錠6mg「日医工」/アリピプラゾール錠12mg「日医工」/アリピプラゾール散1%「日医工」/アリピプラゾールOD錠3mg「日医工」/アリピプラゾールOD錠6mg「日医工」/アリピプラゾールOD錠12mg「日医工」/アリピプラゾールOD錠24mg「日医工」/(大原薬品工業)アリピプラゾール錠3mg「オーハラ/アリピプラゾール錠6mg「オーハラ」/アリピプラゾール錠12mg「オーハラ」アリピプラゾール錠24mg「オーハラ」/アリピプラゾール散1%「オーハラ」/アリピプラゾールOD錠3mg「オーハラ」/アリピプラゾールOD錠6mg「オーハラ」/アリピプラゾールOD錠12mg「オーハラ」/アリピプラゾールOD錠24mg「オーハラ」/(高田製薬)アリピプラゾール細粒1%「タカタ」/アリピプラゾール錠3mg「タカタ」/アリピプラゾール錠6mg「タカタ」/アリピプラゾール錠12mg「タカタ」/アリピプラゾールOD錠3mg「タカタ」/アリピプラゾールOD錠6mg「タカタ」/アリピプラゾールOD錠12mg「タカタ」/アリピプラゾールOD錠24mg「タカタ」/(ニプロ)アリピプラゾール錠3mg「ニプロ」/アリピプラゾール錠6mg「ニプロ」/アリピプラゾール錠12mg「ニプロ」/アリピプラゾール散1%「ニプロ」/アリピプラゾールOD錠3mg「ニプロ」/アリピプラゾールOD錠6mg「ニプロ」/アリピプラゾールOD錠12mg「ニプロ」/アリピプラゾールOD錠24mg「ニプロ」/アリピプラゾール内用液分包3mg「ニプロ」/アリピプラゾール内用液分包6mg「ニプロ」/アリピプラゾール内用液分包12mg「ニプロ」/アリピプラゾール内用液分包3mg「ニプロ」/アリピプラゾール内用液分包6mg「ニプロ」/アリピプラゾール内用液分包12mg「ニプロ」/(高田製薬)アリピプラゾール内用液3mg分包「タカタ」/アリピプラゾール内用液6mg分包「タカタ」/アリピプラゾール内用液12mg分包「タカタ」/アリピプラゾール内用液3mg分包「タカタ」/アリピプラゾール内用液6mg分包「タカタ」/アリピプラゾール内用液12mg分包「タカタ」/(ニプロESファーマ)アリピプラゾール錠3mg「ヨシトミ」/アリピプラゾール錠6mg「ヨシトミ」/アリピプラゾール錠12mg「ヨシトミ」/アリピプラゾール散1%「ヨシトミ」/アリピプラゾールOD錠3mg「ヨシトミ」/アリピプラゾールOD錠6mg「ヨシトミ」/アリピプラゾールOD錠12mg「ヨシトミ」アリピプラゾールOD錠24mg「ヨシトミ」(Meiji Seikaファルマ)アリピプラゾール錠3mg「明治」/アリピプラゾール錠6mg「明治」/アリピプラゾール錠12mg「明治」/アリピプラゾール錠24mg「明治」/アリピプラゾールOD錠3mg「明治」/アリピプラゾールOD錠6mg「明治」/アリピプラゾールOD錠12mg「明治」/アリピプラゾールOD錠24mg「明治」/アリピプラゾール散1%「明治」/(Meiji Seikaファルマ)アリピプラゾール内用液分包3mg「明治」/アリピプラゾール内用液分包6mg「明治」/アリピプラゾール内用液分包12mg「明治」/(陽進堂)アリピプラゾール錠3mg「YD」/アリピプラゾール錠6mg「YD」/アリピプラゾール錠12mg「YD」/アリピプラゾール錠24mg「YD」/(沢井製薬)アリピプラゾール錠3mg「サワイ」/アリピプラゾール錠6mg「サワイ」/アリピプラゾール錠12mg「サワイ」/アリピプラゾール錠24mg「サワイ」/アリピプラゾール内用液3mg分包「サワイ」/アリピプラゾール内用液6mg分包「サワイ」/アリピプラゾール内用液12mg分包「サワイ」(日本ジェネリック)アリピプラゾール錠3mg「JG」/アリピプラゾール錠6mg「JG」/アリピプラゾール錠12mg「JG」/(大原薬品工業)アリピプラゾール錠3mg「オーハラ」/アリピプラゾール錠6mg「オーハラ」/アリピプラゾール錠12mg「オーハラ」/アリピプラゾール散1%「オーハラ」/(大原薬品工業)アリピプラゾールOD錠3mg「オーハラ」/アリピプラゾールOD錠6mg「オーハラ」/アリピプラゾールOD錠12mg「オーハラ」アリピプラゾールOD錠24mg「オーハラ」/(キョーリンリメディオ)アリピプラゾールOD錠3mg「杏林」/アリピプラゾールOD錠6mg「杏林」/アリピプラゾールOD錠12mg「杏林」/アリピプラゾールOD錠24mg「杏林」

効果・作用

アリピプラゾールが配合されている、エビリファイという医薬品は有名です。

▼アリピプラゾールの効果                 
アリピプラゾールはうつ病、統合失調症といった症状に対して非常に効果的です。                 
うつ病、統合失調症は脳内で分泌されているドーパミンの量が影響しています。                 
ドーパミンという神経伝達物質で、意欲を向上させ、学習へのモチベーションが上がる働きがあります。しかし脳内で分泌される量が少なくなると、意欲、集中力の低下を引き起こし、うつ病の元となる事があます。                 
そしてその逆にドーパミンが過剰に分泌されてしまう事で幻覚、妄想を起こしてしいまい、統合失調症になる場合があります。                 
アリピプラゾールにはドーパミンを調整する作用があります。                 
分泌量が少なくなっている場合には、分泌促進させてくれます。                 
分泌量が過剰に多くなっている場合には、分泌を抑えてくれます。                 
アリピプラゾールは不安や緊張をやわらげる作用もあります。リラックスした精神状態にしてくれるので、上がり症などの方にも効果的です。

              

▼アリピプラゾールの作用                 
アリピプラゾールが販売される前の統合失調症の治療薬は、ドーパミンの過剰放出が原因だとされていた為、ドーパミンをブロックするだけの薬でした。                 
しかし、抑制しすぎる事でドーパミンが少なくすぎる状態で別の症状が起こり、パーキンソン病、手足の震え、歩行障害などの錐体外路症状等の副作用を起こしてしまうという可能性がありました。                 
そしてアリピプラゾールはその過剰放出をブロックし、不足時にはそれを補うという作用があり、新しいタイプの第三世代の非定型抗精神病薬となっています。                 
それまでの抗精神病薬と異なり、ドーパミンを無理に抑制しないので、副作用も抑えられているお薬になります。

使用方法

アリピプラゾールは副作用が比較的少なく、高成分量から使用がしやすい薬です。
統合失調症や躁状態では、高成分量から使用し症状を和らげて、その後に徐々に減量していく場合が多いものになっています。

アリピプラゾールは1日1回の使用で効果継続が可能ですが、2回に分けて使用する場合もあります。
低用量は朝食後、高用量は夕食後に処方される事が多いようです。
食事の影響は少ないので、就寝前に服用の場合もあります。

▼統合失調症での処方                 
開始用量:6~12mg                 
維持量:6~24mg                 
用法:1日1~2回                 
最高用量:30mg

   

▼双極性障害の躁状態での処方                 
開始用量:24mg                 
維持量:12~24mg                 
用法:1日1回                 
最高用量:30mg

              

▼うつ病・うつ状態での処方                 
開始用量:3mg                 
用法:1日1回(朝が多い)                 
最高用量:15mg

            

▼小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性での処方                 
開始用量:1mg                 
維持量:1~15mg                 
用法:1日1回                 
最高用量:15mg

        

以上のようにアリピプラゾールはその症状によって使用法が変わってきます。
主に統合失調症、躁状態の場合は高用量で、
うつ状態、易刺激性の場合は低用量の処方になります。

▼アリピプラゾールの半減期
・半減期とは血中濃度が半分になるまでの時間を指します。
・最高血中濃度到達時間とは血中濃度がピークに達する時間です。
この二つが薬効を把握する上で、重要になってきます。
アリピプラゾールは服用後、最高血中濃度になるのは3.6時間、そして半減期は61時間後、とされています。なので1日1回の服用が可能という事になります。
薬の血中濃度というのは飲み続けていく事で安定していきます。
半減期の約4~5倍の時間で安定するとされており、この安定した状態を定常状態といいます。
アリピプラゾールの場合はだいたい1~2週間毎日服用で定常状態になります。

副作用

便秘/口渇/ふらつき/眠気/体重増加/吐き気/下痢/性機能障害/不眠
アリピプラゾールの副作用は薬を飲み続けていけば体が徐々に慣れてくるくらいの軽度なものの為、症状が出たとしても少し様子をみれば落ち着くものが多いですが、改善しない場合は医師への相談をしてください。                 
アリピプラゾールの副作用として多く気にされているものとしては、眠気、体重増加の症状があります。                 
最も多く見られると言われているのが、アカシジアと呼ばれる錐体外路症状です。

▼副作用の頻度
・統合失調症
不眠:27.1%
眠気:3.1%
・双極性障害の躁状態
不眠:9.9%
眠気:12.5%
・うつ病・うつ状態
不眠:7.3%
眠気:9.0%
・自閉症スペクトラム障害
不眠:報告なし
眠気:48.9%
以上のように、服用量を増やすと眠気の症状が強くなっています。
アリピプラゾールは不眠と眠気、どちらも発症する可能性のあるお薬です。

▼眠気発症の原因   
アリピプラゾールが何故眠気がでるかと言うと、   
抗ヒスタミン作用や抗α1作用が若干ある為、直接眠気が起きる可能性があります。   
もう一つは、他の受容体にも作用するので、セロトニン2A遮断作用による深部睡眠の増加が考えられます。

▼不眠発症の原因   
アリピプラゾールは副作用が少ないですが、その分鎮静作用も少ないので、ドパミンを刺激してしまう為、興奮や衝動などを高めてしまい、不眠になってしまう可能性があります。   
そしてアカシジアや足がむずむずしてしまうレストレスレッグ症候群を引き起こしてしまう為、じっとしていられなくなる副作用で不眠につながります。

▼体重増加の副作用   
体重増加についてお薬の影響かどうかというのは一概には言えませんが、アリピプラゾールは太る傾向にある薬とされております。しかし他の抗精神病薬と比べると太りにくいものにはなっています。

▼副作用の頻度   
・統合失調症   
体重増加:2.96%   
体重減少:9.15%   
・双極性障害の躁状態   
体重増加:9.38%   
体重減少:1.56%   
・うつ病・うつ状態   
体重増加:10.06%   
体重減少:0.21%   
・自閉症スペクトラム障害   
体重増加:18.18%   
体重減少:1.14%

  

これを見るだけでは太る副作用があると思われがちですが、他抗精神病薬と比較すると幅が小さいです。そして実際は過食治療の薬としても使われる事もあるようです。   
比較的弱い副作用となっていますが、アリピプラゾールが太るという原因になっているのは、   
抗ヒスタミン作用、抗セロトニン2C作用の食欲増加、そして非定型抗精神病薬は代謝を低下させると言われている為です。

▼アカシジア(錐体外路症状)の副作用
アリピプラゾールで頻度が高い副作用でアカシジアというものがあります。
静坐不能といわれている症状になります。
じっとしていられない、ソワソワしてしまう、足がむずむずしてしまう、貧乏ゆすりが止まらない、などの症状が出ます。
心が落ち着かない事、体を動かしたい、といった衝動が重なって体を動かせばそれは軽減するものです。
感情に関係する部分でのドパミンのブロックをする作用がアカシジアの副作用を発症させてしまうといわれてます。
他薬に比べてアリピプラゾールのアカシジアの副作用は多いとされています。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

・アリピプラゾール錠の添加物にアレルギーのある方
薬の錠剤添加物自体にアレルギーがある方は、アレルギー反応を起こしてしまうため、服用できません。
・自動車の運転等危険を伴う機械を操作する方
副作用で眠気やふらつき等が起こってしまった場合、非常にリスクが高いため運転は禁止とされています。
ほとんどの薬の場合、運転禁止になっている現状です。
・妊娠または授乳中の方
胎児や乳幼児への薬の影響を与えてしまう可能性がありますでの、
妊娠中や授乳中の方は控えましょう。
・アルコールとの併用は薬の効果を強める事があるので、ご注意ください。
・糖尿病の方
上記にあてはまる方は、アリピプラゾールを使用する事が出来ない可能性があります。
アリピプラゾールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

アドレナリン/ボスミン/中枢神経抑制剤/バルビツール酸誘導体/麻酔剤/抗コリン作用を有する薬剤/ドパミン作動薬/レボドパ製剤/アルコール/キニジン/パロキセチン/イトラコナゾール/クラリスロマイシン/カルバマゼピン/リファンピシンなど
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

アリピプラゾールに関する
よくある質問
アリピプラゾールは朝夕晩いつ飲めば良いですか?

症状に合わせて飲んでいただきます。ただソワソワしてしまうなどの錐体外路症状の副作用が出やすいものになりますので、症状によっては就寝前よりは朝に飲む方が良いとされています。

日本の大塚製薬が製造しているとの事ですが、大塚製薬の抗うつ剤とは信頼できるのですか?

知らない方が多いかもしれませんが、大塚製薬のイメージとは異なりアリピプラゾールの新薬、エビリファイは2011年の売上高は4100億円に達していて、世界60カ国以上で販売されて大ヒットしている実績があるので、ご心配いりません。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。