オランザピン

成分名

オランザピン

適応症状

統合失調症・躁病

簡易説明

第二世代の抗精神病薬に分類され、ドーパミンの放出量の調整を行うことによって、統合失調症の陽性症状である幻覚や妄想と、陰性症状である意欲減退などの両方に作用します。またその他の受容体にも作用するため、双極性障害などにも適用されます。第二世代の抗精神病薬ということで、命にかかわるような重篤な副作用が少ないのが特徴です。

処方可能な診療科目

精神科/心療内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料の目安:1,000~2,000円
薬代の目安:
・ジプレキサ錠2.5mg/69.5円(日本イーライリリー)
・ジプレキサ錠5mg/132.5円(日本イーライリリー)
・ジプレキサ錠10mg/255.7円(日本イーライリリー)
・ジプレキサザイディス錠2.5mg/69.5円(日本イーライリリー)
・ジプレキサザイディス錠5mg/132.5円(日本イーライリリー)
・ジプレキサザイディス錠10mg/255.7円(日本イーライリリー)
・ジプレキサ細粒1%/247.1円(日本イーライリリー)
・ジプレキサ筋注用10mg/1778円(日本イーライリリー)
・オランザピンOD錠5mg「ヨシトミ」/24.1円(ニプロESファーマ)
・オランザピンOD錠10mg「ヨシトミ」/42円(ニプロESファーマ)
・オランザピンOD錠2.5mg「日医工」/11.4円(日医工)
・オランザピンOD錠5mg「日医工」/24.1円(日医工)
・オランザピンOD錠10mg「日医工」/42円(日医工)
・オランザピンOD錠2.5mg「テバ」/11.4円(武田テバファーマ)
・オランザピンOD錠5mg「テバ」/24.1円(武田テバファーマ)
・オランザピンOD錠10mg「テバ」/42円(武田テバファーマ)
・オランザピン錠2.5mg「テバ」/11.4円(武田テバファーマ)
・オランザピン錠5mg「テバ」/24.1円(武田テバファーマ)
・オランザピン錠10mg「テバ」/42円(武田テバファーマ)
・オランザピン細粒1%「トーワ」/79.3円(東和薬品)
・オランザピン細粒1%「日医工」/49.8円(日医工)
・オランザピン錠2.5mg「日医工」/11.4円(日医工)
・オランザピン錠5mg「日医工」/24.1円(日医工)
・オランザピン錠10mg「日医工」/42円(日医工)
・オランザピン錠2.5mg「YD」/11.4円(陽進堂)
・オランザピン錠5mg「YD」/24.1円(陽進堂)
・オランザピン錠10mg「YD」/42円(陽進堂)
・オランザピン細粒1%「杏林」/49.8円(キョーリンリメディオ)
・オランザピン細粒1%「タカタ」/79.3円(高田製薬)
・オランザピン細粒1%「日新」/49.8円(日新製薬-山形)
・オランザピン錠2.5mg「JG」/11.4円(日本ジェネリック)
・オランザピン錠5mg「JG」/24.1円(日本ジェネリック)
・オランザピン錠10mg「JG」/42円(日本ジェネリック)
・オランザピン錠2.5mg「明治」/21.3円(Meiji Seikaファルマ)
・オランザピン錠5mg「明治」/24.1円(Meiji Seikaファルマ)
・オランザピン錠10mg「明治」/78.1円(Meiji Seikaファルマ)
・オランザピンOD錠2.5mg「明治」/21.3円(Meiji Seikaファルマ)
・オランザピンOD錠5mg「明治」/24.1円(Meiji Seikaファルマ)
・オランザピンOD錠10mg「明治」/42円(Meiji Seikaファルマ)
・オランザピン細粒1%「明治」/79.3円(Meiji Seikaファルマ)
・オランザピンOD錠2.5mg「ファイザー」/11.4円(ダイト)
・オランザピンOD錠5mg「ファイザー」/24.1円(ダイト)
・オランザピンOD錠10mg「ファイザー」/42円(ダイト)
・オランザピン錠2.5mg「ファイザー」/11.4円(ダイト)
・オランザピン錠5mg「ファイザー」/24.1円(ダイト)
・オランザピン錠10mg「ファイザー」/42円(ダイト)
・オランザピン細粒1%「VTRS」/49.8円(マイランEPD)
・オランザピンOD錠2.5mg「VTRS」/11.4円(マイランEPD)
・オランザピンOD錠5mg「VTRS」/24.1円(マイランEPD)
・オランザピンOD錠10mg「VTRS」/42円(マイランEPD)
・オランザピン錠2.5mg「VTRS」/11.4円(マイランEPD)
・オランザピン錠5mg「VTRS」/24.1円(マイランEPD)
・オランザピン錠10mg「VTRS」/42円(マイランEPD)
・オランザピン細粒1%「DSEP」/49.8円(第一三共エスファ)
・オランザピン錠2.5mg「DSEP」/11.4円(第一三共エスファ)
・オランザピン錠5mg「DSEP」/24.1円(第一三共エスファ)
・オランザピン錠10mg「DSEP」/42円(第一三共エスファ)
・オランザピンOD錠2.5mg「DSEP」/11.4円(第一三共エスファ)
・オランザピンOD錠5mg「DSEP」/24.1円(第一三共エスファ)
・オランザピンOD錠10mg「DSEP」/42円(第一三共エスファ)
・オランザピン細粒1%「ファイザー」/49.8円(マイラン製薬)
・オランザピン錠2.5mg「KN」/11.4円(小林化工)
・オランザピン錠5mg「KN」/24.1円(小林化工)
・オランザピン錠10mg「KN」/42円(小林化工)
・オランザピン錠20mg「KN」/59.6円(小林化工)
・オランザピンOD錠2.5mg「トーワ」/11.4円(東和薬品)
・オランザピンOD錠5mg「トーワ」/24.1円(東和薬品)
・オランザピンOD錠10mg「トーワ」/42円(東和薬品)
・オランザピン錠2.5mg「トーワ」/21.3円(東和薬品)
・オランザピン錠5mg「トーワ」/24.1円(東和薬品)
・オランザピン錠10mg「トーワ」/42円(東和薬品)
・オランザピンOD錠2.5mg「杏林」/11.4円(キョーリンメディオ)
・オランザピンOD錠5mg「杏林」/24.1円(キョーリンメディオ)
・オランザピンOD錠10mg「杏林」/42円(キョーリンリメディオ)
・オランザピン錠2.5mg「杏林」/11.4円(キョーリンメディオ)
・オランザピン錠5mg「杏林」/24.1円(キョーリンメディオ)
・オランザピン錠10mg「杏林」/42円(キョーリンリメディオ)
・オランザピン錠2.5mg「三和」/21.3円(三和化学研究所)
・オランザピン錠5mg「三和」/24.1円(三和化学研究所)
・オランザピン錠10mg「三和」/42円(三和化学研究所)
・オランザピン細粒1%「オーハラ」/49.8円(大原薬品工業)
・オランザピン錠2.5mg「オーハラ」/11.4円(大原薬品工業)
・オランザピン錠5mg「オーハラ」/24.1円(大原薬品工業)
・オランザピン錠10mg「オーハラ」/42円(大原薬品工業)
・オランザピン錠2.5mg「YD」/11.4円(陽進堂)
・オランザピン錠5mg「YD」/24.1円(陽進堂)
・オランザピン錠10mg「YD」/42円(陽進堂)
・オランザピン錠2.5mg「日新」/11.4円(日新製薬-山形)
・オランザピン錠5mg「日新」/24.1円(日新製薬-山形)
・オランザピン錠10mg「日新」/42円(日新製薬-山形)
・オランザピンOD錠2.5mg「JG」/11.4円(日本ジェネリック)
・オランザピンOD錠5mg「JG」/24.1円(日本ジェネリック)
・オランザピンOD錠10mg「JG」/42円(日本ジェネリック)
・オランザピン錠2.5mg「サワイ」/11.4円(沢井製薬)
・オランザピン錠5mg「サワイ」/24.1円(沢井製薬)
・オランザピン錠10mg「サワイ」/42円(沢井製薬)
・オランザピン細粒1%「サワイ」/49.8円(沢井製薬)
・オランザピンOD錠2.5mg「タカタ」/11.4円(高田製薬)
・オランザピンOD錠5mg「タカタ」/24.1円(高田製薬)
・オランザピンOD錠10mg「タカタ」/42円(高田製薬)
・オランザピン細粒1%「ヨシトミ」/79.3円(ニプロESファーマ)
・オランザピン錠2.5mg「ヨシトミ」/11.4円(ニプロESファーマ)
・オランザピン錠5mg「ヨシトミ」/24.1円(ニプロESファーマ)
・オランザピン錠10mg「ヨシトミ」/42円(ニプロESファーマ)
病院によって差があり、薬代の他に初診料・診察料・検査料などが必要になります。

厚生労働省による認可、または発売年月日

2001年6月

国内のジェネリック認可

あり

関連製品(先発薬)

ジプレキサ錠2.5mg(日本イーライリリー)
ジプレキサ錠5mg(日本イーライリリー)
ジプレキサ錠10mg(日本イーライリリー)
ジプレキサザイディス錠2.5mg(日本イーライリリー)
ジプレキサザイディス錠5mg(日本イーライリリー)
ジプレキサザイディス錠10mg(日本イーライリリー)
ジプレキサ細粒1%(日本イーライリリー)
ジプレキサ筋注用10mg(日本イーライリリー)

関連製品(ジェネリック)

オランザピンOD錠5mg「ヨシトミ」(ニプロESファーマ)
オランザピンOD錠10mg「ヨシトミ」(ニプロESファーマ)
オランザピンOD錠2.5mg「日医工」(日医工)
オランザピンOD錠5mg「日医工」(日医工)
オランザピンOD錠10mg「日医工」(日医工)
オランザピンOD錠2.5mg「テバ」(武田テバファーマ)
オランザピンOD錠5mg「テバ」(武田テバファーマ)
オランザピンOD錠10mg「テバ」(武田テバファーマ)
オランザピン錠2.5mg「テバ」(武田テバファーマ)
オランザピン錠5mg「テバ」(武田テバファーマ)
オランザピン錠10mg「テバ」(武田テバファーマ)
オランザピン細粒1%「トーワ」(東和薬品)
オランザピン細粒1%「日医工」(日医工)
オランザピン錠2.5mg「日医工」(日医工)
オランザピン錠5mg「日医工」(日医工)
オランザピン錠10mg「日医工」(日医工)
オランザピン錠2.5mg「YD」(陽進堂)
オランザピン錠5mg「YD」(陽進堂)
オランザピン錠10mg「YD」(陽進堂)
オランザピン細粒1%「杏林」(キョーリンリメディオ)
オランザピン細粒1%「タカタ」(高田製薬)
オランザピン細粒1%「日新」(日新製薬-山形)
オランザピン錠2.5mg「JG」(日本ジェネリック)
オランザピン錠5mg「JG」(日本ジェネリック)
オランザピン錠10mg「JG」(日本ジェネリック)
オランザピン錠2.5mg「明治」(Meiji Seikaファルマ)
オランザピン錠5mg「明治」(Meiji Seikaファルマ)
オランザピン錠10mg「明治」(Meiji Seikaファルマ)
オランザピンOD錠2.5mg「明治」(Meiji Seikaファルマ)
オランザピンOD錠5mg「明治」(Meiji Seikaファルマ)
オランザピンOD錠10mg「明治」(Meiji Seikaファルマ)
オランザピン細粒1%「明治」(Meiji Seikaファルマ)
オランザピンOD錠2.5mg「ファイザー」(ダイト)
オランザピンOD錠5mg「ファイザー」(ダイト)
オランザピンOD錠10mg「ファイザー」(ダイト)
オランザピン錠2.5mg「ファイザー」(ダイト)
オランザピン錠5mg「ファイザー」(ダイト)
オランザピン錠10mg「ファイザー」(ダイト)
オランザピン細粒1%「VTRS」(マイランEPD)
オランザピンOD錠2.5mg「VTRS」(マイランEPD)
オランザピンOD錠5mg「VTRS」(マイランEPD)
オランザピンOD錠10mg「VTRS」(マイランEPD)
オランザピン錠2.5mg「VTRS」(マイランEPD)
オランザピン錠5mg「VTRS」(マイランEPD)
オランザピン錠10mg「VTRS」(マイランEPD)
オランザピン細粒1%「DSEP」(第一三共エスファ)
オランザピン錠2.5mg「DSEP」(第一三共エスファ)
オランザピン錠5mg「DSEP」(第一三共エスファ)
オランザピン錠10mg「DSEP」(第一三共エスファ)
オランザピンOD錠2.5mg「DSEP」(第一三共エスファ)
オランザピンOD錠5mg「DSEP」(第一三共エスファ)
オランザピンOD錠10mg「DSEP」(第一三共エスファ)
オランザピン細粒1%「ファイザー」(マイラン製薬)
オランザピン錠2.5mg「KN」(小林化工)
オランザピン錠5mg「KN」(小林化工)
オランザピン錠10mg「KN」(小林化工)
オランザピン錠20mg「KN」(小林化工)
オランザピンOD錠2.5mg「トーワ」(東和薬品)
オランザピンOD錠5mg「トーワ」(東和薬品)
オランザピンOD錠10mg「トーワ」(東和薬品)
オランザピン錠2.5mg「トーワ」(東和薬品)
オランザピン錠5mg「トーワ」(東和薬品)
オランザピン錠10mg「トーワ」(東和薬品)
オランザピンOD錠2.5mg「杏林」(キョーリンメディオ)
オランザピンOD錠5mg「杏林」(キョーリンメディオ)
オランザピンOD錠10mg「杏林」(キョーリンリメディオ)
オランザピン錠2.5mg「杏林」(キョーリンメディオ)
オランザピン錠5mg「杏林」(キョーリンメディオ)
オランザピン錠10mg「杏林」(キョーリンリメディオ)
オランザピン錠2.5mg「三和」(三和化学研究所)
オランザピン錠5mg「三和」(三和化学研究所)
オランザピン錠10mg「三和」(三和化学研究所)
オランザピン細粒1%「オーハラ」(大原薬品工業)
オランザピン錠2.5mg「オーハラ」(大原薬品工業)
オランザピン錠5mg「オーハラ」(大原薬品工業)
オランザピン錠10mg「オーハラ」(大原薬品工業)
オランザピン錠2.5mg「YD」(陽進堂)
オランザピン錠5mg「YD」(陽進堂)
オランザピン錠10mg「YD」(陽進堂)
オランザピン錠2.5mg「日新」(日新製薬-山形)
オランザピン錠5mg「日新」(日新製薬-山形)
オランザピン錠10mg「日新」(日新製薬-山形)
オランザピンOD錠2.5mg「JG」(日本ジェネリック)
オランザピンOD錠5mg「JG」(日本ジェネリック)
オランザピンOD錠10mg「JG」(日本ジェネリック)
オランザピン錠2.5mg「サワイ」(沢井製薬)
オランザピン錠5mg「サワイ」(沢井製薬)
オランザピン錠10mg「サワイ」(沢井製薬)
オランザピン細粒1%「サワイ」(沢井製薬)
オランザピンOD錠2.5mg「タカタ」(高田製薬)
オランザピンOD錠5mg「タカタ」(高田製薬)
オランザピンOD錠10mg「タカタ」(高田製薬)
オランザピン細粒1%「ヨシトミ」(ニプロESファーマ)
オランザピン錠2.5mg「ヨシトミ」(ニプロESファーマ)
オランザピン錠5mg「ヨシトミ」(ニプロESファーマ)
オランザピン錠10mg「ヨシトミ」(ニプロESファーマ)

海外での使用実績

アメリカFDAで承認された2番目の非定型抗精神病薬で、アメリカ国内で最も多く使用されています。
アメリカでは統合失調症に加え、双極性障害の躁病相の治療と予防、プロザックとの合剤であるOlanzapine-fluoxetine combination(OFC、シンビアックス)は双極性障害のうつ病相の治療、難治性うつ病の治療においてもFDAから承認を受けています。

効果・作用

統合失調症とは、脳内で情報の伝達がうまくいかなくなり、情報や感情の統合が難しくなる病気です。これは、脳内の神経伝達物質の異常によって引き起こされます。そして統合失調症では陽性症状と陰性症状があります。陽性症状とは主に妄想や幻覚、陰性症状は意欲減退などを示します。これらの症状は、ドーパミンの放出量と密接な関係にあります。
ドーパミンが過剰に分泌されると、陽性症状を引き起こす原因になります。逆に不足が生じると陰性症状を引き起こします。過剰分泌には放出を抑え、不足には放出を促すことによって症状の改善をしていかなければいけません。これらのことから、外的要因でドーパミンの量を調節してあげる必要があります。
本剤は陽性症状と陰性症状の両方に作用し、さらに他の受容体にも作用して統合失調症の症状改善に務めます。本剤のような薬剤を多元受容体標的化抗精神薬(MARTA)と呼びます。ドーパミンだけでなく、ヒスタミンやアドレナリンの受容体にも作用します。このため、統合失調症だけでなく双極性障害などにも使用されます。
本剤は第二世代の抗精神病薬であるため、命にかかわるような重篤な副作用が比較的少ないのが特徴です。

使用方法

統合失調症に用いる場合、通常成人にはオランザピンとして5〜10mgを1日1回経口投与により開始する。維持量として1日1回10mg経口投与します。ただし、1日量は20mgを超えないこととされています。
双極性障害における躁症状の改善については、成人には10mgを1日1回経口投与により開始します。1日量は20mgを超えないこととされています。
双極性障害におけるうつ症状の改善には成人に5mgを1日1回経口投与により開始し、その後1日1回10mgに増量します。なお、いずれも就寝前に投与すること、1日量は20mgを超えないこととされています。
抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)に対しては、他の制吐剤との併用において、通常成人には5mgを1日1回経口投与します。患者の状態により適宜増量しますが、1日量は10mgを超えないこととされています。

副作用

主な副作用
糖尿病・口渇・筋強剛・発汗・ジスキネジア・便秘・興奮・不眠・不安・めまい・ふらつき

重大な副作用
高血糖・AST上昇・ALT上昇・γ-GTP上昇・痙攣・強直間代性痙攣・部分発作・ミオクロヌス発作・遅発性ジスキネジア・不随運動・口周部不随運動・白血球減少・糖尿病性ケトアシドーシス・糖尿病性昏睡・致命的経過・低血糖・脱力感・倦怠感・冷汗・振戦・傾眠・意識障害・低血糖症状・発熱・CK上昇・白血球増加・急性腎障害・肝機能障害・黄疸・Al-P上昇・横紋筋融解症・筋肉痛・血中ミオグロビン上昇・尿中ミオグロビン上昇・麻痺性イレウス・腸管麻痺・食欲不振・悪心・嘔吐・著しい便秘・腹部膨満・腹部弛緩・腸内容物うっ滞・無顆粒球症・肺塞栓症・深部静脈血栓症・静脈血栓症・血栓塞栓症・息切れ・胸痛・四肢疼痛・浮腫・薬剤性過敏症症候群・発疹・リンパ節腫脹・好酸球増多・異型リンパ球出現・遅発性の重篤な過敏症・ヒトヘルペスウイルス6再活性化・HHV-6再活性化・ウイルス再活性化・悪性症候群・Syndrome malin・無動緘黙・強度筋強剛・脈拍変動・血圧変動・血清CK上昇・ミオグロビン尿・腎機能低下・高熱が持続・呼吸困難・循環虚脱・脱水症状

その他の副作用
頭痛・頭重・抑うつ状態・構音障害・立ちくらみ・易刺激性・自殺企図・幻覚・妄想・脱抑制・性欲亢進・躁状態・感覚鈍麻・下肢静止不能症候群・記憶障害・知覚過敏・違和感・意識喪失・焦燥・錐体外路症状・アカシジア・静座不能・ジストニア・歩行異常・ブラジキネジア・動作緩慢・嚥下障害・眼球拳上・血圧低下・動悸・頻脈・起立性低血圧・血圧上昇・徐脈・心室性期外収縮・心電図QT延長・食欲亢進・胃不快感・流涎過多・下痢・腹痛・口角炎・貧血・好中球減少・月経異常・プロラクチン上昇・蛋白尿・排尿障害・尿失禁・顔面浮腫・トリグリセリド上昇・コレステロール上昇・尿糖・高尿酸血症・水中毒・高脂血症・鼻閉・体重増加・体重減少・転倒・骨折・低体温・肩こり・脱毛症・血栓・過敏症・しびれ感・吃音・健忘・嘔気・膵炎・白血球増多・赤血球減少・好中球増多・血小板減少・ヘモグロビン減少・血小板増多・好酸球減少・赤血球増多・単球減少・単球増多・ヘマトクリット値減少・プロラクチン低下・総ビリルビン上昇・ウロビリノーゲン陽性・総ビリルビン低下・肝炎・BUN低下・尿沈渣異常・クレアチニン低下・BUN上昇・光線過敏症・血管浮腫・そう痒症・代謝異常・総蛋白低下・ナトリウム上昇・クロール上昇・クロール低下・鼻出血・嚥下性肺炎・持続勃起・離脱反応・アルブミン低下・A/G比異常・グロブリン上昇・関節痛・頻尿・脱水症・独語・空笑・会話障害・もうろう状態・舌の運動障害・運動減少・パーキンソン病徴候・心房細動・胃潰瘍・黒色便・痔出血・胃炎・リンパ球減少・乳汁分泌・乳房肥大・甲状腺機能亢進症・LDH上昇・腎盂炎・尿閉・蕁麻疹・小丘疹・トリグリセリド低下・カリウム低下・カリウム上昇・ナトリウム低下・腰痛・眼のちかちか・霧視感・ほてり

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■オランザピンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、ジプレキサ錠2.5mgはアレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼ジプレキサ錠2.5mgの有効成分
オランザピンとして2.5mg
▼ジプレキサ錠2.5mgの添加物
乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、ポリソルベート80、カルナウバロウ

■他に使用できない方
・昏睡状態の方
・バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある方
・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
・アドレナリンを投与中の方
・糖尿病の方、またはその既往歴のある方

使用に注意が必要な方
・糖尿病の家族歴、高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する方
・尿閉、麻痺性イレウス、閉塞隅角緑内障のある方
・てんかん等の痙攣性疾患またはその既往歴のある方
・本剤のクリアランスを低下させる要因(非喫煙者、女性、高齢者)を併せ持つ方
・心疾患、血管疾患、脳血管疾患および低血圧が起こりやすい状態にある方
・不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する方
・自殺念慮または自殺企図の既往のある方、自殺念慮のある方
・脳の器質的障害のある方
・衝動性が高い併存障害を有する方
・肝機能障害のある方、または肝毒性のある薬剤による治療を受けている方
・妊婦、授乳婦
・小児等
・高齢者

上記にあてはまる方は、オランザピンを使用する事が出来ない可能性があります。
オランザピンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
・中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体等)
・アルコール
・抗コリン作用を有する薬剤(抗コリン性抗パーキンソン剤、フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤等)
・ドーパミン作動薬(レボドパ製剤)
・フルボキサミン
・シプロフロキサシン
・カルバマゼピン
・オメプラゾール、リファンピシン
・喫煙

上記を使用している方は、オランザピンを使用する事が出来ない可能性があります。
オランザピンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
・アドレナリン(ボスミン)

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
悪心や嘔吐の症状があればどのような場合でも処方されますか?

本剤は抗悪性腫瘍薬を投与したときに生じる悪心や嘔吐に限り処方することとされています。つまり、薬剤の投与によって生じた消化器症状のみに処方され、効果を示します。
他に原因があると考えられる場合は、受診する科を変更し、適切な処置と処方をしてもらってください。

使用上の注意事項はありますか?

著しい血糖値上昇から糖尿病性の副作用が出現し、死亡に至った例が存在します。定期的に血糖値測定をし、医師は十分に観察する必要があります。
投与するにあたって、上記の副作用が起こる可能性を十分に説明し、同意を得たうえで処方します。服用者及び家族に説明し、口渇・多飲・多尿・頻尿等の異常に注意します。またこのような症状があらわれた場合は直ちに投与を中止し、医師の診察を受けてください。

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。